スギの成長や材質に関わる遺伝領域を特定し環境要因と遺伝要因の影響を明らかにする
要約 九州地方のスギを交配して得た139種類のクローン苗を、環境の異なる3箇所の試験地にて約10年間育てて、成長や材質を測定するとともに、これらクローン苗の遺伝情報を解析しました。その結果、成長は試験地...
漢方薬の原料「カギカズラ」の国内栽培を目指して- 国産品の薬用成分、増やし方、育て方 -
要約 つる性の樹木であるカギカズラは認知症周辺症状の抑制効果などが期待される漢方薬の原料です。国産カギカズラの栽培に向けて、薬用成分の含有率を明...
要約 東日本大震災の津波で壊滅的な被害を受けたクロマツ海岸防災林の再生のため、マツ材線虫病に抵抗性があるクロマツ苗木を大量供給するシステムを産官民の共同研究により構築しました。 背景・ねらい 東日本大...
国産の「カギカズラ」で漢方薬を作る ―組織培養で増やし、枝の薬用成分の濃度を探る―
要約 つる性の樹木であるカギカズラは漢方に使用され、高血圧症や認知症の抑制効果があるとされています。これを組織培養で増殖する方法を開発し、また、薬用成分が枝のどこの部分に多く含まれるかを明らかにしま...
要約 鹿児島県奄美大島に自生する小高木であるワダツミノキは抗がん剤の原料成分を含有し、その含有率には個体により大きな差があることを明らかにしました。また、苗木生産のための組織培養による増殖方法を開発...
要約 国民的課題となっているスギ花粉症対策への根本的な対策として、花粉を出さないスギ品種の開発を行い、これを組織培養等によって効率的に大量生産するためのシステムを開発しました。 背景・ねらい スギ花粉...
要約 マツ材線虫病の被害が広がっている中国にて、被害の程度が最も深刻な在来樹種のバビショウ(Pinus massoniana) に対し、中国安徽省とのマツノザンセンチュウ抵抗性育種の共同研究により、我が国以外...
要約 不定胚形成によるヒノキの効率的な個体再生技術を開発しました。この技術では、種子1個から数万本のクローン苗を短期間に得ることが可能で、遺伝子組換えヒノキの作出や有用品種の大量増殖への応用が期待さ...
要約 高い再分化能を持つイネ培養細胞に特異的に発現する遺伝子を見いだした。その全長cDNAは、オオムギglucose dehydrogenase遺伝子と高いホモロジーを示した。同遺伝子をコシヒカリ培養細胞に導入した結果、再...
要約 コチョウランの葉片からPLB(protocorm like body)を誘導し,継代培養培地に修正Vacin and Went培地のショ糖無添加培地,または,ハイポネックス・ポテト培地(木村,1991)を用いると効率的なPLB増殖が...
要約 アスパラガスの新品種候補「Y6」を育成した。本系統は、標準品種「メリーワシントン500W」、県主要品種「ウエルカム」より春先の萌芽時期が早く、収量・品質も優れる。また、不定胚形成によるクローン苗生...
要約 アスパラガスの低コスト・培養苗生産法として培地に次亜塩素酸ナトリウム溶液を加用あるいは培地表面に噴霧する簡易殺菌法を開発した。この方法により培地の高圧殺菌過程を省略し、不定胚の非無菌条件下での...