選抜育種した高水温耐性品種の養殖現場における既存品種との特性の差異
要約 千葉県ノリ養殖の年内生産量は、水温上昇等によって変動が大きく近年は減少傾向にある。これに対応するため、室内選抜育種によって高水温に耐性を有するノリ系統を作出した。この系統を秋芽生産期に既存品種...
チャにおける高アントシアニン新品種候補「枕個03-1384」
要約 「枕個03-1384」は炭疽病、輪斑病に抵抗性を有し、高アントシアニン系統である「茶中間母本農6号」よりも新芽中のアントシアニン含量が高く、栽培特性に優れている。 キーワード チャ、枕個03-1384、品種...
要約 「女峰」と「宝交早生」の交配系統に「とよのか」と「濃姫」の交配系統を交配して得られたイチゴ新品種「美濃娘」は食味、硬度、外観等の果実品質が優れ、連続出蕾性が優れるため多収である。 キーワード イ...
要約 「ハクサイ安濃10号」は、長日のみで花芽分化する「つけな中間母本農2号」を育種素材とした極晩抽性ハクサイである。本系統は、既存の晩抽性ハクサイ品種より晩抽性が勝っており、晩抽性育種素材として実...
要約 ピーマン桔梗13号’は、核遺伝子型雄性不稔性と疫病抵抗性を有する中間母本候補系統で、雄性不稔性の育種素材あるいは疫病抵抗性台木用F1品種育成のための種子親として利用できる。 キーワード ピーマン、中...
要約 prxC2(西洋ワサビ由来ペルオキシダーゼ遺伝子)あるいはRCC2(イネ由来キチナーゼ遺伝子)をアグロバクテリウム法でイチゴ「アスカルビー」へ導入した個体を、イチゴ萎黄病菌汚染土壌で検定することによっ...
要約 イチゴの育種選抜過程において、萎黄病抵抗性検定を水耕栽培により行う方法は、病原菌の接種量の均一化や発病に適した管理が容易であり、検定期間が約1か月と短い。土耕栽培による検定に比べ、高精度化、効...
青枯病強度抵抗性の生食用大玉トマトの中間母本候補'とまと中間母本農9号'
要約 ‘とまと中間母本農9号’は青枯病に対して台木用品種‘LS89 ’と同等ないしやや劣る強度抵抗性を有し、果色が桃色、果重が160~200gの生食用大玉トマトである。本中間母本はトマトの青枯病抵抗性品種育成の育種...
要約 ‘とよこま’は‘さきこま’を上回る多収性と果実品質を持ち、ジョイントレス果柄を持つため省力収穫が可能で、萎ちょう病・半身萎ちょう病に対する複合病害抵抗性を持つ、ジュース向き加工用トマトである。トマ...
要約 福井県内で発生の認められたミディトマトのえそ果はタバコモザイクウイルス-普通系に起因する。本ウイルスに対して品種間で反応に差異が認められ、抵抗性因子Tm-2品種には抵抗性を示すものがある。 背景...
要約 促成栽培用イチゴ品種‘さちのか’は、着色促進のための栽培管理を必要とせず、また果実硬度と秀品果率が高いため収穫後の作業性と流通適性に優れる。果実糖度とビタミンC含量が安定して高く、肉質が緻密で...
セル成型トレイを用いたダイズシストセンチュウ抵抗性の簡易検定法
要約 ダイズシストセンチュウ汚染土壌を詰めたセルトレイで大豆を栽培すると、多くの感受性個体では播種後6~7週間後にセル側面の根系に雌成虫が現れ、これら個体では土壌を取り除くことなく即座に抵抗性が検定で...
要約 ダイズシストセンチュウ汚染土壌を詰めたセルトレイで大豆を栽培すると,多くの感受性個体では播種後6~7週間後にセル側面の根系に雌成虫が現れ,これら個体では土壌を取り除くことなく即座に抵抗性が検定でき...
要約 ジャガイモそうか病の抵抗性検定に、抵抗性実生を選抜するための幼苗接種検定、及び抵抗性塊茎を選抜するための人工汚染土検定と萌芽茎接種検定の3種類の検定法を用いると、室内で簡易に交配実生から抵抗...
要約 ジャガイモそうか病の抵抗性検定に、抵抗性実生を選抜するための幼苗接種検定、及び抵抗性塊茎を選抜するための人工汚染土検定と萌芽茎接種検定の3種類の検定法を用いると、室内で簡易に交配実生から抵抗...
要約 だいず幼苗に白絹病菌を接種し、立枯症状および茎に発生する病斑の程度を指標として白絹病抵抗性が簡便かつ短期間で判定できる。 背景・ねらい ダイズ白絹病防除に最も有効かつ要請の多い抵抗性品種の育成を...
成果の内容・特徴