イチゴ間欠冷蔵処理での非冷蔵期間平均28°C以上の高温遭遇は開花の遅れにつながる
要約 イチゴの間欠冷蔵処理では、冷蔵開始3日前から処理終了までの非冷蔵処理期間の平均気温が28°C以上の場合に、頂花房第1花の平均開花日が遅れる。特に「さちのか」では、高温遭遇時には夜温が高いほど開花が遅...
要約 定量的につけた傷により、イチゴの長期貯蔵性を評価する。イチゴの傷つきやすさや、軽度な傷による品質劣化加速程度を評価することで、長期輸送、貯蔵に適した品種の選抜が可能である。 キーワード イチゴ、...
総ポリフェノール量が多く、抗酸化活性が高いイチゴ品種「ぽりっちご」(旧系統名:久留米66号)
要約 「ぽりっちご」(旧系統名:久留米66号)は、抗酸化活性が高い既存品種「おいCベリー」より総ポリフェノール量が多く、40%程度高い抗酸化活性を有する。商品果率が高く、収量や食味は「とちおとめ」と同程度で...
要約 四季成り性のイチゴ品種「夏のしずく」は寒冷地・高冷地における夏秋どり栽培に適しており、国産イチゴの端境期である6月~11月に収穫可能で、3t/10a以上の収量が見込める。輸送性や日持ち性に関わる果実硬...
要約 イチゴ輸送用の多段積み包装において、段ボール箱の間もしくは最底面に既製の板状緩衝材を配置する実用的な緩衝包装方法である。各段に収納されたイチゴに蓄積される衝撃1回あたりの損傷程度を変化させるこ...
たった1個の栽培果実も廃果も外来種を含む哺乳類の効率的なエネルギー獲得源になる
要約 ハクビシンは1日に必要なエネルギー量の22%に相当する柿1個を最短1分で食べ、イチゴ廃果場の1回の訪問だけで1日分のエネルギーを獲得することがある。アライグマも1回の廃果場の訪問で1日分の1/4のエネルギ...
要約 DNAマーカーs2430859は、8倍体である栽培イチゴの同祖染色体の中から四季成り性遺伝子座と連鎖したDNA断片を特異的に増幅する。約150bpの増幅DNA断片の有無で、アガロースゲル電気泳動により四季成り性個体...
省力的な栽培が可能で、大果で日持ち性に優れた多収性イチゴ品種「恋みのり」
要約 イチゴ「恋みのり」は連続出蕾性に優れた大果、多収性の促成栽培向け品種である。摘果作業の必要性が少ない適度な果房当り果数を有し、果実の揃いがよく、栽培管理および収穫・調製作業の省力化が可能である...
イチゴ苗表面の病害虫を防除できる蒸熱処理装置とその利用マニュアル
要約 水蒸気(蒸熱)によりイチゴ苗の表面に寄生した病害虫を防除するための装置であり、ポータブル型と大型の2種類のタイプがある。本装置により、イチゴ苗による施設内への防除困難な病害虫の持ち込みを防ぐこと...
大果で高糖度の観光農園・直売向け良食味イチゴ新品種「あまえくぼ」
要約 「あまえくぼ」は促成栽培に適し、大果で糖度が「さちのか」よりも1割以上高い良食味品種である。うどんこ病および炭疽病に中程度以上の抵抗性を示し、摘果等の栽培管理作業の省力化が可能であり、観光農園...
多収で極晩生の一季成り性イチゴ新品種候補「イチゴ盛岡36号」
要約 一季成り性イチゴ盛岡36号は、極晩生で寒冷地・高冷地の半促成栽培および露地栽培に適する。1果重が大きく、果実の形は円錐形でよく揃うため商品果率が高く、収量が多い。痩果(種子)の浮きは発生しない。う...
施設野菜類の微小害虫防除に役立つバンカーシートと利用マニュアル
要約 バンカーシートはカブリダニ類にすみか・増殖場所を与え、害虫に対する防除効果を高める天敵増殖資材である。本資材の活用により、イチゴやキュウリ等の施設栽培の野菜類で問題となるハダニ類、アザミウマ類...
大果で収量性が高く、省力栽培が可能なイチゴ新品種、「恋みのり」
要約 イチゴ「恋みのり」は促成栽培に適し、連続出蕾性に優れた多収品種である。冬期の草勢が強く草勢維持が容易で、大果で秀品率が高く、収穫・調製作業...
要約 SSRマーカーFxaACA02I08Cは、イチゴ品種「サマーベリー」、「エバーベリー」、「Hecker」の四季成り性遺伝子座と連鎖し、四季成り性個体の選抜に利用可能である。 キーワード 栽培イチゴ、四季成り性、DNAマ...
多数の系譜図を含みセキュリティが高い静的コンテンツの作成支援
要約 品目全体の系譜図を含む品目ページ、および3世代系譜図を含む品種ページの2種類のHTMLページを自動生成するシステムを開発した。本システムの利用により、多数の系譜図を含みセキュリティが高い静的コンテン...
バレイショの畝間リビングマルチ栽培は一部のゴミムシ類の生息数を増やす
要約 バレイショの畝間にエン麦野生種をリビングマルチとして栽培すると、慣行栽培と比較して広食性の天敵として期待されるキンナガゴミムシなど一部のゴミムシ類の生息数が増加する。 キーワード バレイショ、リ...
要約 「さちのか」に由来するイチゴうどんこ病(レース0)抵抗性は、単一の主働遺伝子に支配され、開発したDNAマーカーIB535110を用いて抵抗性個体を効率よく高精度に選抜できる。 キーワード イチゴ、うどんこ病抵...
クラウン温度制御技術による宮城県被災地でのイチゴ促成栽培における収量増加
要約 寒冷地の宮城県におけるイチゴ促成栽培でも、クラウン部の温度を20℃前後に維持するクラウン温度制御技術により、低温期の生育促進と、出葉、ならびに第1および2次腋果房の出蕾が早まることで、総商品果収量...
太陽光型植物工場でのイチゴの複合環境制御と多植栽培による10t/10a生産
要約 太陽光型植物工場でのイチゴ促成栽培において、一季成り性の多収品種を用い、光合成に好適な複合環境制御と可動式高設栽培システムによる多植栽培を組み合わせることで、10 t / 10 aの多収生産が達成できる...
四季成り性イチゴの連続開花性の強弱と日長処理による花成誘導効果
要約 連続開花性の異なる四季成り性イチゴ品種に日長処理を行うと、連続性の強弱により花成反応の程度は異なり、自然日長では花芽分化しにくい品種は日長処理による花成反応が顕著で花成制御が期待できる。 キー...