極早生ウンシュウの高品質果実生産のための簡易水分ストレス診断指標
要約 極早生ウンシュウ「豊福早生」の10月上旬における糖度を11以上とするためには、8月10日の糖度で8.5~9.0が必要である。このため、8月上旬までに水分ストレスの簡易診断法である葉の水分吸収率では125~130%...
整枝せん定、施肥、土壌改良によるニホンナシ「幸水」の樹勢回復と増収効果
要約 ニホンナシ「幸水」の低収量園では、側枝密度、長果枝側枝比率を改善した整枝せん定法、窒素肥料を年4回に分施する施肥法、部分深耕と堆肥局所施用による土壌改良法の組み合わせにより、樹勢が回復し増収す...
要約 「かごしま早生」において、透湿性シートマルチ設置下の土壌水分を5~6月がpF2.5、7月がpF2.7、8月~収穫期がpF2.7~2.9の乾燥状態で管理することにより、9月中~下旬には糖度10度以上、クエン酸1%以下とな...
要約 ニホンナシ「幸水」成木園において、溶出期間70日タイプの被覆肥料による年1回(9月)施肥は、窒素施肥の省力化に有効である。また、年4回分施での窒素増肥は、草生部窒素保有量と土壌無機態窒素量を増やすが...
要約 日本なし「幸水」成木樹へ施肥した重窒素の吸収率は、11月基肥よりも6月追肥が高い。従って、春~初夏にかけて窒素を分施することで、現在の基肥主体の施肥法よりも効率的な施肥ができる。 キーワード 日本...
要約 水田転換園や有効土層の浅い園に植栽されているうめの弱樹勢樹では、圧縮空気の注入により、土壌の物理性が改善されて、樹勢が高まり、さらに潅注施肥との併用は、収穫後の干ばつ時の樹勢の回復にとくに有効...
温州ミカン「山下紅早生」の高うねマルチ栽培における適正施肥量
要約 温州ミカン「山下紅早生」の高うねマルチ栽培では、施肥量を露地栽培での県基準量の2/3まで減らしても、樹冠容積当たりの収量は増加傾向となり、果実の糖度が高まる。 キーワード 温州ミカン、山下紅早生、...
土壌改良資材による温州ミカン園土壌の物理性改善と表層細根増加法
要約 赤黄色土の温州ミカン園では、ポリアクリルアミド系土壌改良材とバーク堆肥または腐植酸質資材を併用することで、表面施用でも気相率が高まり表層の細根量を増加させることができる。長崎県果樹試験場・施肥...
要約 密植桑園の連年夏切収穫法は、従来の一春・一夏輪収法と同程度の収穫量が得られ、春蚕期の収穫枝条の細径化も図られる。 背景・ねらい 北部地域における密植桑園の春蚕収穫枝は、前年の春切りした越年枝条を...