要約 水稲作後のスクミリンゴガイは越冬時、土の表層に存在し、潜土深さはほぼそれぞれの殻高(大きさ)に等しい。九州農業試験場・水田利用部・機械化研究室 背景・ねらい 水稲の生育初期の食害が問題となってい...
要約 水田内におけるスクミリンゴガイの雌成貝の成長速度と単位面積当たり産卵数は、餌量が少なく貝密度が高いほど減少する。雌雄ともに餌条件とは無関係に盛夏期以後は成長を停止するが、産卵は収穫期まで続く。...
要約 ロータリ耕うんで土中越冬しているスクミリンゴガイを殺貝し密度低減する場合、硬い土(水稲作後)を、浅起こしで耕うんピッチをできるだけ小さくし、1度に砕土を行うのが効果的である。九州農業試験場・水...
要約 ペットボトルを用いてスクミリンゴガイのトラップを作製した。本トラップにより調査地を攪乱しないで省力的なスクミリンゴガイ個体群密度推定ができる。九州農業試験場・地域基盤研究部・害虫生態制御研究室...
要約 スクミリンゴガイ成貝の成長は日長の影響を受けず、産卵は短日下、特に短日・低温下において産卵頻度や総産卵数が低下する。また、1卵の重さは日長の影響を受けず、低温下において重くなる。九州農業試験場...
要約 水系に棲む多くの動物がスクミリンゴガイの孵化貝を捕食する。コイ・クサガメ・アイガモなど7種の天敵は殻高20mm以上の成貝も捕食する。九州農業試験場・地域基盤研究部・害虫生態制御研究室 背景・ねらい ...
要約 スクミリンゴガイに対して効果の高いメタアルデヒド剤の湛水直播栽培における処理適期は、散播(播種深度0mm)で播種直後~1日後、条播(播種深度5mm)で播種直後~2日後である。熊本県農業研究センター・農...
要約 スクミリンゴガイは、イネ苗よりメロン、レタス、スイカやナスなどの野菜に対して高い選好性を示す。福岡県農業総合試験場・筑後分場・普通作物研究室 背景・ねらい スクミリンゴガイ被害回避対策として、水...
水稲の麦後湛水直播における「夢いずみ(熊本3号)」の安定栽培法
要約 水稲晩生種「夢いずみ(熊本3号)」の麦後湛水直播(散播、条播)における播種適期は5月下旬から6月上旬である。平方メートル当たり適正苗立本数は80本程度である。この場合の施肥体系は慣行移植に準じ、追...
スクミリンゴガイ発生田での水稲の湛水土中直播栽培における被害軽減と雑草防除
要約 スクミリンゴガイ発生田において水稲の湛水土中直播栽培を実施する場合、播種後3日間の湛水期間を経た後の水稲3葉期までの潤土管理により食害が軽減されるとともに、除草剤を2回散布することにより、効果的...
要約 スクミリンゴガイは殻高5mmの幼貝であっても、直播水稲の芽を食害する。出芽初期では水深1cm以下の浅水管理を行っても、殻高7~8mmの幼貝に直播水稲の芽を食害される。食害を軽減するには、播種後2週間以上...
要約 水田内に高密度で生息するウスバキトンボの幼虫は、殻高5mm以下のスクミリンゴガイの稚貝を捕食する。終齢幼虫の捕食能力はとりわけ高く、1個体が日当たり平均32頭の孵化貝を捕食できる。 背景・ねらい 西南...