要約 コンニャク乾腐病菌(Fusarium oxysporum)は発病株における葉柄内部の上位まで存在し、その地上部残渣が土壌中に残ると土壌伝染の原因となる。地上部残渣を圃場から丁寧に除去する管理を継続することで乾腐病...
要約 愛媛県農業試験場が県内の中山間地から収集し、選抜・保存してきた「愛媛在来系」は、県内4カ所の中山間地での現地適応性評価の結果から、優良と認められ、「愛媛在来系」を利用した地域特産こんにゃくへの...
緑肥と小麦被覆栽培によるこんにゃく輪作の土壌消毒代替効果と経済性
要約 ギニアグラスを栽培・鋤込し、翌年土壌消毒剤を使用しないでシラネコムギを被覆作物としてこんにゃくを栽培する2年輪作で、土壌消毒剤を使用した栽培と同等以上の収量が得られ、借地によりこの輪作を行う場...
コンニャク根腐病菌のメタラキシル耐性検定法の確立と耐性菌の出現
要約 コンニャク根腐病の主要防除薬剤であるメタラキシル剤の防除効果が低下する事例が発生し、その原因として耐性菌の出現が確認された。また、感受性の検定方法として、V-8ジュース寒天培地に接種菌株を置床す...
要約 「みょうぎゆたか」は、在来種に比して、成熟期が10月中~下旬と遅く晩生種であり、球茎重・生子重とも高く多収性である。乾腐病に対しては他品種より弱い。品質は、あかぎおおだまより優れ、在来種とほぼ同...
ギニアグラス、そばと冬作麦との輪作はこんにゃく栽培の土壌消毒剤に代替可能
要約 らい麦-ギニアグラスーらい麦-こんにゃく輪作、小麦-そば-らい麦-こんにゃく輪作により、土壌消毒を行った場合と同等のこんにゃく根腐病発病抑制効果が得られ、球茎収量も遜色がない。 背景・ねらい こんに...
ギニアグラス輪作と麦類混作の組み合わせによるこんにゃく根腐病の発病抑制効果
要約 ギニアグラスとの輪作と麦類の混作を組み合わせることで、コンニャク慣行栽培(オオムギ間作)と比較してコンニャク根腐病の発生を顕著に抑制できる。混作作物としては播性程度IV~Vのコムギ(シラネコムギ...
要約 コンニャクとイネ科またはマメ科の緑肥作物を輪作することで、コンニャクの連作障害として大きな問題となる根腐病の発病を連作区の20~30%に軽減することができ、収量の低下を防止できる。 背景・ねらい 中...
要約 こんにゃく連作畑では、一般に土壌のりん酸濃度が高く、輪作作物として陸稲を栽培すると鉄欠乏症が発生しやすいが、硫酸第一鉄を100kg/10a施用することにより回避できる。 背景・ねらい こんにゃく栽培では...
要約 加工品の形態で最も多いのは漬物であり、次いで味噌、菓子、ジャム、ジュースとなる。市町村当たりの加工組織数は12.8カ所、従事者数は28人、また、年間就業日数は69日と零細である。生産見通しは増加傾向に...
要約 ライムギ混作によるコンニャク根腐病の防除は土壌燻蒸の有無に関わらず効果が高い。ライムギはおおむね8月中旬に枯死すると、根腐病防除効果が安定し、球茎肥大抑制程度が小さい。 キーワード ライムギ混作...