経営面積拡大と所得拡大が両立できる中山間田畑複合経営モデルと技術的成立条件
要約 食用米生産・粗飼料用コーン作・白ネギ作を組み合わせた中山間複合経営モデルであり、経営面積202ha、専従者所得885万円/年/人が期待できる。その成立には高付加価値化と圃場内外作業の省力化(食用米)、水田...
要約 中山間地において、根深ネギを8月上旬より安定出荷するには、品種「ホワイトスター」を用い、3月上旬に定植するとよい。また、低温年の低温による障害は、定植後1ヶ月程度不織布でべたがけ被覆することによ...
ホウレンソウケナガコナダニの増殖をもたらす餌種と死滅に要する高温条件
要約 なたね油かす、糸状菌類および野菜類残さの多くが、ホウレンソウケナガコナダニの増殖原因となりうる。本種の卵は成虫よりも高温に強いが、卵と成虫はともに40℃で24時間、45℃で3時間、あるいは50℃で1時間...
要約 食用ユリの黒腐症状は、Sclerotium cepivorum var. tulipae Desm.によるユリ類黒腐菌核病で、健全種球の使用と長期間ユリの植え付けを行わないことで被害を回避できる。 キーワード Sclerotium cepivorum va...
要約 道産品(ブロッコリー、ネギ、タマネギ)の外観品質は優れており、価格は輸入品より高い。しかし、内部成分に道産品の産地間差が見られたこともあり、今後この要因を解析し、品質向上につなげる必要がある。 ...
要約 砂丘未熟土における葉ショウガの養液土耕栽培では、定植40日後から約25日間NPK濃度を各120mg/l、その後収穫までの約25日間各160mg/lの点滴施肥を行うことにより、現地慣行(約50kg/10a)より大幅に少ない施肥...
葉ネギの潅水同時施肥(養液土耕)栽培における適正な養水分管理
要約 砂丘未熟土における葉ネギの養液土耕栽培では、播種後約20日目から約30日間NPK濃度を各45mg/lで1日1回、その後収穫時までの濃度を320mg/lとして3~4日に1回の間隔で施肥することにより、慣行栽培の半量以下...
ハウスミカンを加害するアザミウマ類に対する防虫ネットの侵入阻止効果及び被害軽減効果
要約 ハウスミカンにおいてハウス側窓部を目合い1ミリの白色または銀色の防虫ネットで覆うと、アザミウマ類のハウス内への侵入が阻止され、果実の被害を軽減できる。 キーワード アザミウマ類、防虫ネット、ハウ...
0.6mm目合いネットによるアブラナ科野菜害虫の侵入阻止効果
要約 0.6mm目合いの防虫ネット被覆はアブラナ科野菜を加害する害虫のほとんどに侵入阻止効果がある。しかし、アブラムシ類や孵化直後のチョウ目幼虫の侵入を完全に阻止することはできない。アザミウマ類、ハダニ...
要約 6~9月にフスマ1 t / 10 aを作土層に混和後、透明フィルムで被覆し、圃場容水量以上になるよう灌水後、約20日間ハウスを密閉することで土壌が還元消毒され、トマト褐色根腐病及びサツマイモネコブセンチュウ...
要約 根深ネギを9~10月に収穫するためには前年の9月から当年の2月にかけて播種を行うと可能となる。また、定植時にトンネル被覆を行うと収穫時期が早くなり、秀品本数も増加する。育苗期間は60~70日が適当であ...
環境保全型露地野菜営農の作付体系と土壌消毒代替技術の導入可能性
要約 輪作に基づく環境保全型露地野菜営農の作付体系は収益を最大とする品目別面積と病虫害発生抑制等に配慮したいくつかの作付規則で決定され、また資材のリサイクル利用等により太陽熱処理等の土壌消毒代替技術...
要約 NFT方式で栽培した葉ネギの内容成分は、土耕栽培に比べ同等かやや少なく、また季節による変動も小さい。収穫後の全糖、ビタミンC、クロロフィルの減少は土耕栽培と同じかやや速く、外観品質の低下もやや速く...
要約 腐植ペレットを利用した尿処理システムの処理能力と処理水の悪臭防止効果や液肥としての可能性を調査。本システムは、一律排水基準は満たすものの上乗せ排水基準(COD、SS)を満たすのは難しく、液肥として...
要約 定植時にエチルチオメトン,ジメトエート,カルボスルファン3%,イミダクロプリド,ニテンピラム,チアメトキサム,クロチアニジン,ジノテフランのいずれかの粒剤を土壌処理すると,葉ネギのネギアザミウ...
雨よけ栽培小ネギの長期連作で養分が集積した土壌における施肥窒素の削減
要約 小ネギ栽培で長期連作により養分が集積した土壌では、施肥窒素を削減できる。作土に無機態窒素が35kg/10a以上集積している場合、初夏~初秋(6~11月)にかけては、無窒素で栽培しても標準施肥とほぼ同等の...
要約 I市の野菜農家における平成10年度の堆肥利用割合は6割弱である。堆肥利用効果として品質向上、収量増加等、堆肥利用上の問題点として散布負担、高価格、また要望として土壌診断、堆肥成型化、成分表示を農家...
根深ネギの秋まき初夏どり作型における雨よけハウス栽培の育苗期間と灌水法
要約 根深ネギの秋まき初夏どり作型における雨よけハウス栽培で、連続ペーパーポットCP303による育苗期間は40日程度、また、土壌水分センサー付き自動灌水装置による水管理は定植から軟白開始までpF1.8程度が適当...
要約 中山間地域における小ネギ栽培では、冬期の長繊維不織布のうきがけにより20日程度、セル苗利用の機械移植により20~30日在圃日数が短縮できる。機械移植した場合の在圃日数は最短で41日、最長で77日、年平均...
要約 ウド栽培にサトイモ、ネギ、イネ科緑肥作物等、ウド萎凋病菌に感染しない作物を取り入れることにより、連作障害の主因となっているウド萎凋病発生の抑制が可能である。 背景・ねらい ウド産地の根株養成ほ場...