気象情報とICTを活用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援API
背景・ねらい 近年の地球温暖化にともなう水稲の高温障害などの農業気象災害、年々変動する気象によって生じる栽培暦の変動、さらに国内の農業で急速に進行している経営規模の拡大に対応するため、複雑化している...
ニホンジカは2050年までにその勢力を全国に拡大する と予測されます
要約 わが国の農林業に対する最大の加害獣ニホンジカの分布域はどんどん拡大し、近年では北陸地方や北 東北地方でも頻繁に目撃されるようになってきました。本研究では現在のシカの分布最前線を把握す る手法を開...
国産早生樹の利用可能性を探る―樹種の特徴を知り、使い方を工夫する―
要約 木質資源への多様なニーズに対応し、林業の収益性改善につながる新たな植栽樹種として、成長のはやい早生樹が注目されています。ただし、国産早生樹についてはこれまで利用例が少なく、生産・利用の取組が手...
新たな無花粉スギ品種の開発と今後の品種改良を促進するDNA マーカーの開発
要約 初期成長に優れた新たな無花粉スギ品種「林育不稔1号」を開発しました。また、今後の無花粉スギの品種改良の促進につながる、高い精度で無花粉遺伝子...
要約 世界の穀物収量の将来変化について、気候変動の影響に加えて、既存の増収技術の普及や播種期の移動などの簡易な対策技術の導入を考慮した見通しを示す。トウモロコシとダイズは今世紀末までの気温上昇が1.8&...
背景・ねらい パーティクルボードは建築解体材等の木質廃棄物から製造が可能な板状の材料です。パーティクルボードは、これまで家具等に用いられてきましたが、木造建築物の構造材としては使用できませんでした。...
要約 窒素溶脱予測モデル LEACHM 内の有機物分解や硝酸イオン吸着などに関わるモデル基本構造の改良およびパラメータ設定を行うことにより、黒ボク土畑からの窒素溶脱に対するモデル予測精度が大幅に向上しました...
リン酸吸収係数を用いた汎用的な黒ボク土用改良 RothC (RothC-26.3_vPAC)
要約 汎用的な土壌特性値であるリン酸吸収係数(リン吸)を用いることにより、土壌炭素動態モデルRothCの黒ボク土用改良モデル(RothC-26.3_v)を再改良しました。この再改良モデル(RothC-26.3_vPAC)は従来よりも汎...
田畑輪換への土壌炭素動態モデル RothC の適用:水田用改良モデルと畑用モデルの併用で土壌炭素を精度良く予測
要約 長期の田畑輪換試験データでローザムステッド・カーボンモデル(RothC)を検証したところ、夏作が水稲の年は水田用改良 RothC(RothC-26.3_p)、畑作の年はオリジナルの畑用 RothC(RothC-26.3)を用いること...
栽培中のイネの光合成産物は水田から発生するメタンの主要な基質の一つである
要約 「栽培中」のイネの光合成産物が、水田土壌から発生するメタンの主要な基質の一つであることを、圃場条件下で初めて明らかにしました。また水・地温の加温処理によって増加するメタンの基質としても、イネ光...
九州では過去29年間でコメ外観品質に影響する水稲登熟期間の日射環境が顕著に悪化した
要約 コメの外観品質低下の一因である水稲登熟期間の低日射について解析しました。その結果、品種の変化と気温上昇による登熟期間の短縮と早期化、季節的な降水量の増加により、九州における登熟期間の日射環境が...