ニホンジカは2050年までにその勢力を全国に拡大する と予測されます
要約 わが国の農林業に対する最大の加害獣ニホンジカの分布域はどんどん拡大し、近年では北陸地方や北 東北地方でも頻繁に目撃されるようになってきました。本研究では現在のシカの分布最前線を把握す る手法を開...
いもち病抵抗性で年内安定収穫が可能なイタリアンライグラス極早生品種「Kyushu 1」
要約 イタリアンライグラス「Kyushu 1」は極早生で、いもち病抵抗性が既存の抵抗性品種「さちあおば」より強い。暖地で9月播種した場合の年内草と春1番草の合計乾物収量が「さちあおば」より多い。年内草は高栄養...
湿潤転換畑での放牧では、耐湿性草種でも踏圧により早期に衰退する
要約 水田転換畑に耐湿性草種フェストロリウム(品種バーフェスト)を播種すると、湿害もなく、牧草地が造成できる。しかし、土壌の水分が高く、柔らかい水田転換畑では、放牧牛の踏圧が強いため、フェストロリウム...
要約 温暖化などの気象変動が我が国の農業生産に及ぼしている影響に関し、多くの現象があげられ、野菜・花きは9割、水稲は7割、麦類、大豆、飼料作物、家畜において4割前後の都道府県ですでに何らかの影響の発...
要約 本道のりんご主要品種に対する「JM台木」等の品種特性を調査した。「ハックナイン」には「JM1」「JM5」「JM7」「JM8」「ランセップ」「M.9」が、「つがる」には「JM7」「JM8」が、「さんさ」には「JM2」「JM...
要約 温度と湿度を調節して種子水分15%前後に調整することで播種時における子葉の裂けとカビの繁殖が抑えられ、湿害時に出芽率を最も高めることができる。また温度35℃、相対湿度95%として処理速度を速めても出...
夏季栽培ヒエと春秋季イタリアンライグラスを利用する水田放牧草地
要約 転作田等の草地化にあたって、耐湿性の強い栽培ヒエとイタリアンライグラスを季節により組み合わせることにより、3月下旬から11月末まで放牧可能な年間乾物生産量約1t/10a、延べ放牧頭数約1,000頭・日/...
要約 リンゴわい性台木JM7は、「シナノスイート」と「シナノゴールド」を穂品種に用いると、5年生樹の樹体が小型化し、果実の初期生産性も高いことから、4×2m程度の栽植距離のわい化栽培に利用できる。 キーワ...
要約 播種前に種子重量の1~2%の水を加えてから水稲用育苗箱に詰めて積み重ねることで、簡便かつ大量に、大豆の出芽率ならびに出芽揃いを高めるための種子水分の調整ができる。 背景・ねらい 発芽勢を高めて出芽...
要約 江西省産、広東省産および山東省産のチュウゴクグリ台に接木したクリ「筑波」は、ニホングリ台と比較して凍害の発生が少ない。これらの台木樹の耐凍性は、江西省産台樹では厳寒期に高く、広東省産および山東...
要約 水稲「クサユタカ」は寒冷地南部では中生の中に属する粳種で、やや短稈、やや長穂、穂数が少ない穂重型の超多収系統である。主力品種の刈り取り前に稲発酵粗飼料用として収穫が可能である。極大粒であること...
要約 マルバカイドウ台苗木のつくり方として、長さ15~20cm、基部直径0.7cm以上のマルバカイドウ1年枝に品種の1年枝を通常どおり切り接ぎし、これを発泡スチロール箱に火山灰土壌を入れて挿し木すると、優良苗木...
要約 冷害により不稔率が高かった稲ワラの飼料成分は、通常の稲ワラに比べ、デンプンと単少糖類含量が著しく高く、繊維成分は少ない。不稔率91%の稲ワラでは可消化養分総量(TDN)は67%に達し、不稔率と可消化成...