要約 茨城県のキュウリ抑制栽培で多発生する褐斑病に対し、重要防除時期、薬剤の防除効果とその効果持続期間に基づいて構築した防除体系は、高い防除効果と収量の向上が図られる。 キーワード キュウリ褐斑病、抑...
Oidium 属 Reticuloidium 亜属うどんこ病菌に対するキュウリ10品種の感受性
要約 近年発生が確認された Oidium 属 Reticuloidium 亜属うどんこ病菌に対する東京都でのキュウリ主要10品種の感受性は、従来のウリ類うどんこ病菌とほぼ同様である。両亜属が混発している圃場でも、本病の防除...
要約 DMI剤耐性キュウリうどんこ病菌のCYP51遺伝子(ステロール脱メチル化酵素遺伝子)には特異的な塩基置換変異があり、この変異を利用して設計したプライマーを用いれば、高度耐性菌をPCR法により検出できる。 ...
イチゴうどんこ病の果実発病を抑制する本圃定植後の初期薬剤防除体系
要約 促成栽培イチゴにおいて、うどんこ病の発病葉は果実発病の重要な伝染源となる。本圃定植後の初期薬剤体系防除(2週間間隔4~5回)は、葉の発病を抑え、その後の果実発病を抑制する。 キーワード イチゴ、う...
要約 DMI剤耐性イチゴうどんこ病菌には、DMI剤標的酵素遺伝子(CYP51)のコドン461に1塩基変異がある。そこで、これを検出するため設計したプライマーを用いてPCRすることで耐性菌を検出できる。 キーワード イ...
キュウリうどんこ病菌のステロール脱メチル化酵素阻害剤(DMI剤)標的酵素遺伝子(CYP51)の構造及びDMI剤抵抗性
要約 キュウリうどんこ病菌のCYP51遺伝子は、ゲノム中に1コピー存在し、既報の植物病原糸状菌CYP51と類似した構造をもつ。DMI剤耐性菌では、基質または薬剤結合部位周辺に1~4個のアミノ酸残基置換を伴う塩基の変...
ストロビルリン系薬剤耐性イチゴ炭疽病菌に対する育苗期のビニル雨よけと有効薬剤による体系防除
要約 ストロビルリン系薬剤(QoI)耐性イチゴ炭疽病菌に対し、他系統薬剤は防除効果を示し、特に、ジエトフェンカルブ・チオファネートメチル水和剤(DT剤)の効果が高い。さらに、育苗期のビニル雨よけとDT剤を...
エンドウ褐紋病菌のベンゾイミダゾール系薬剤耐性菌の発生と代替薬剤
要約 エンドウ産地より分離されたエンドウ褐紋病菌よりベンゾイミダゾール系薬剤の耐性菌が確認され、耐性菌率は72%と高い。現地の防除試験においても同系薬剤の防除効果の低下が認められる。代替薬剤としてはト...
ストロビルリン系薬剤耐性菌のPCR-RFLPによる遺伝子診断
要約 キュウリべと病菌のストロビルリン系薬剤耐性菌と感受性菌では,薬剤の作用点タンパク質の遺伝子に1塩基の違いが見られる。PCR-RFLPによって耐性菌を迅速に診断することが可能である。 背景・ねらい 最...
ストロビルリン系殺菌剤耐性のキュウリベと病菌の発生とその防除対策
要約 ストロビルリン系殺菌剤耐性のキュウリベと病菌が確認された。この耐性菌は、本系統以外のべと病対象薬剤(TPN,マンゼブ、オキサジキシル・銅)によって防除できる。 背景・ねらい ストロビルリン系殺菌剤...
要約 オオムギ斑葉病の防除法として、出穂期20~30日後の殺菌剤散布により、種子感染を防止することができ、本病に対する種子消毒を省略できる。また、出穂期20日後頃(4月下旬)の散布ではうどんこ病との同時防...
要約 イチゴうどんこ病は、育苗中や栽培中のイチゴを気温30~35℃の高温条件に置くことによって発病を抑制できる。また、処理前にDBEDC乳剤やミクロブタニル水和剤などの薬剤を散布すると補完効果がある。 背景...