要約 傾斜地茶園でもトートリルア剤(商品名:ハマキコン-N)を、周囲5.4mに250本/10a、その内側は150本/10aの割合で処理するとチャノコカクモンハマキ雄成虫に対して交信かく乱作用を示し、チャノコカクモンハマ...
メッシュ気象情報を用いたクワシロカイガラムシふ化盛期予測法の現地適合性
要約 長崎県内の主要茶産地において、500mメッシュ気象情報の気温の推定値を用いてクワシロカイガラムシの防除適期であるふ化盛期予測を行うと、実際のふ化盛期との差が各世代の平均で1.4日から3.2日の範囲で予測...
要約 キク科のチトニアは、代替餌にナミハダニを利用することでチャのカンザワハダニの土着天敵であるケナガカブリダニを効率的に増殖でき、バンカー植物に適している。 キーワード チャ、カンザワハダニ、土着天...
要約 マダラカサハラハムシの成虫は、ネオニコチノイド系の剤やクロルフェナピル、ピリミホスメチル、エチプロール、スピノサドなどの殺虫剤に対する感受性が高い。 キーワード チャ、マダラカサハラハムシ、薬剤...
各種農薬がクワシロカイガラムシ寄生性猩紅病菌の菌密度に及ぼす影響
要約 チャに登録のある農薬には、殺菌剤ばかりでなく殺虫・殺ダニ剤の中にも、猩紅病菌の菌糸伸長・胞子発芽を阻害する薬剤がある。これらの農薬を散布することにより、茶園においてクワシロカイガラムシの猩紅病...
万願寺トウガラシの疫病・青枯病複合抵抗性台木「トウガラシ安濃4号」の選定
要約 「トウガラシ安濃4号」は万願寺トウガラシの疫病・青枯病複合抵抗性台木として実用性が高く、有望である。 キーワード トウガラシ、接木栽培、疫病、青枯病、複合抵抗性台木 背景・ねらい 京都府内の万願寺...
クワシロカイガラムシ及び輪斑病に複合抵抗性の緑茶用新品種候補「宮崎23号」
要約 「宮崎23号」は、クワシロカイガラムシ及び輪斑病に複合抵抗性を有する緑茶用新品種候補である。摘採期が「やぶきた」より3~4日早い早生系統で、耐寒性が強く、製茶品質は「さやまかおり」より優れる。 キ...
交信攪乱剤を組み込んだ減農薬防除によるクワシロカイガラムシの密度抑制
要約 ハマキガ類の交信攪乱剤・トートリルア剤を組み込んだ減農薬防除体系下では、茶園に生息する土着天敵の活動が活発化し、クワシロカイガラムシの密度は抑制される。 キーワード チャ、クワシロカイガラムシ、...
クワシロカイガラムシの天敵タマバエ類成虫に対する各種農薬の影響
要約 クワシロカイガラムシの天敵であるタマバエ類成虫に対する各種農薬の殺虫作用は、一部の剤を除く有機リン剤、カーバメート剤、一部の殺ダニ剤等で極めて強いが、ネオニコチノイド剤とIGR剤では弱い。 キーワ...
茶園用送風式農薬散布機による減量散布とチャのハマキガ類、炭疽病、輪斑病の防除効果
要約 送風式農薬散布機を利用して散布薬液を減量しても、チャのハマキガ類や炭疽病、輪斑病に対して、動力噴霧機等を用いた通常の農薬散布とほぼ同等の防除効果が得られる。病害虫や薬剤の種類によっては、散布...
要約 コナガ、ヨトウムシ等露地野菜害虫の天敵であるウヅキコモリグモ若齢幼体に対して、ネオニコチノイド系殺虫剤1種類、その他の合成殺虫剤2種類、BT剤3種類は悪影響が少ない殺虫剤であり、露地野菜のI...
散布量が少なく防除効果の高い送風型のクワシロカイガラムシ防除用アタッチメント
要約 乗用型防除機に装備する送風型のクワシロカイガラムシ防除用アタッチメントは、茶樹冠内薬液付着程度が従来の機具に比べ高く、薬液散布量を700リットル/10aとしてもクワシロカイガラムシに対する防除効果が...
要約 一番茶後に中切りや二番茶後に浅刈り更新する茶樹に1mm目合いの透明な防虫ネットを直がけすることで、チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、チャノホソガ、ツマグロアオカスミカメの被害を軽...
要約 チャ赤焼病の発生が一番茶萌芽期に発病葉率で6.6%以上になると、一番茶収量が10%以上減収する。チャ赤焼病による一番茶収量の減収を抑えるためには、初発生を確認後直ちに防除を行うことが必要である。 キー...
二番茶摘採後の浅刈りおよび塩基性塩化銅水和剤によるチャ炭疽病防除法
要約 二番茶摘採後に浅刈りすることにより、炭疽病を耕種的に抑制できる。また、二番茶摘採後に慣行の整枝を行った場合は、秋芽萌芽期から1葉期とその1週間後に、塩基性塩化銅水和剤を2回散布することで、炭疽病...
要約 クワシロカイガラムシほ場寄生枝における第1世代幼虫のふ化期間は1ヶ月におよんだ。薬剤感受性はふ化2週間後の2齢幼虫期まで高い。 キーワード チャ、クワシロカイガラムシ、ふ化消長、薬剤感受性、2齢幼虫 ...
要約 クワシロカイガラムシの茶園内での分布は、茶園周縁部に偏る傾向がある。これは、茶園の樹冠内湿度が内側部で高いことによるクワシロカイガラムシ卵のふ化率の低下が一因と推定される。 背景・ねらい クワシ...
チャノナガサビダニによる一番茶葉の被害と二番茶芽生育への影響
要約 一番茶葉に対するチャノナガサビダニの加害は、茶葉の光合成を阻害し、二番茶芽の生育を強く抑制する。 キーワード チャ、チャノナガサビダニ、光合成、生育抑制 背景・ねらい チャノナガサビダニは、近年、...
要約 茶園用送風式農薬散布機は、送風機と低圧ポンプを用いた小型の乗用型ミスト機である。葉層内部への薬液到達性が高いため、茶葉裏面への薬液付着が良く、動力噴霧機を用いた農薬散布と比較して、散布量を削減...
要約 消費者は、既存ホームページに見られる農作業の苦労話や茶畑や野山の風景等の情緒的な情報より、平易に理解できる防除に関する情報、お茶の効能や他用途利用のような実用的な情報、一般に知られていない美味...