要約 「励広台1号」は、イチジクとイヌビワの種間雑種であり、イチジク株枯病に真性抵抗性である。休眠枝や緑枝挿し木によって容易に繁殖でき、「桝井ドーフィン」および「蓬莱柿」との接ぎ木親和性は高い。 キー...
NAC水和剤によるリンゴの摘果に影響を及ぼす要因と摘果効果の推定
要約 NAC水和剤処理によるリンゴの落果程度(摘果効果)は、処理した果そうの着果数と果そう葉数、処理後3日間の日最高気温の平均値および満開後3週間から1週間の日射量の影響を受け、これらを変数とする重回帰式に...
透水性改善による熱水土壌消毒と耐病性台木を組み合わせたトマト青枯病の防除
要約 透水性が悪い黒ボク土からなる圃場では、籾殻の大量投入と深耕による透水性改善で熱水土壌消毒の効果が高められ、抵抗性台木との組み合わせにより、トマト青枯病の被害を低減できる。 キーワード 透水性改善...
要約 ミニトマト`千果'において台木用ナスを用いる場合、収量と糖度に優れる`台太郎'が有望である。台木用ナスは台木用トマトと比較してやや減収となるが、かん水量を増やすことや、密植することで収量を改善する...
要約 複合病害抵抗性を有する2つの葯培養固定系統から育成されたピーマンF1台木(台木4号)は、青枯病、疫病及びPMMoV抵抗性(L3)を有している。特に青枯病菌に対しては、強い抵抗性を有している。 キーワード ...
根接ぎとフルアジナムの併用処理はナシ白紋羽病発病樹の回復に有効である
要約 ナシ白紋羽病で衰弱した樹を回復させるための方法として、根接ぎ(寄せ接ぎ)とフルアジナム水和剤(商品名:フロンサイドSC)の併用処理が有効である。 キーワード ナシ、白紋羽病、根接ぎ 背景・ねらい
要約 アスパラガス半促成長期どり栽培では、褐斑病菌の分生子は3月上中旬頃より飛散するため、立茎時期における薬剤防除は本病に対し有効であり、20~30日間隔での薬剤防除と妻面など上部換気による施設内の低湿...
要約 カボチャのヘプタクロル類汚染対策として、ウリ科以外の作物への転換、低吸収性品種の利用、および活性炭資材の土壌混和等、キュウリのディルドリン対策で用いた技術が適用可能であることを明らかにしました...
長い新梢の腋花芽を利用すると、クラブリンゴの開花期間を延長できる
要約 リンゴの受粉専用品種としてクラブリンゴを用いる場合、「Ormiston Roy」、「Makamik」、「Redbud」については、枝長が長い新梢を用いることにより、開花期間を1~3日程度延長することができる。 キーワー...
要約 「Aldenham Purple」、「Midget」、「Snowdrift」に対して花弁落花直後又は休眠期に前年枝の数芽を残して、強く切り返すと、40 %程度以上の腋花芽着生率を確保できる。また、この剪定法においては、受粉専...
要約 クロルピクリンくん蒸剤を用いた土壌消毒により本病の根部の病斑形成は軽減され、消毒した土壌内に根域を長期間留める栽培法でその効果は向上する。これらの対策を実施した場合、栽培期間中に根部病斑が進展...
要約 リンゴ作規模1ha以上層では、マルバ普通栽培体系のもとで労働集約的な管理を実現している。1ha未満層では、基本技術の手抜き化がみられるが、有袋栽培を維持していることから、4月以降の貯蔵リンゴ生産の担...
株元から汚染部位までの距離がキュウリホモプシス根腐病の発病に与える影響
要約 株元から汚染部位までの距離が異なる土壌カラムにキュウリ苗を移植した場合、非汚染部位に伸展する根にもホモプシス根腐病が発生し、その発病程度に顕著な違いはない。一方、萎凋症状の発症時期は汚染部位ま...
要約 「葉群密度判定値」は植栽面積あたり葉面積と相関が高く、リンゴ樹の枝葉の混み具合を簡単に比較でき、樹への薬剤到達性の程度を推定できる。 キーワード 栽培管理、リンゴ、葉群密度判定板、樹冠評価 背景...
要約 ビワ苗木生産園の台木用ビワ実生苗の地下部にがんしゅ症状が認められた。症状から分離した細菌の性状を調べたところ、ビワがんしゅ病細菌(Pseudomonas syringae pv.eriobotryae)と同定されることから、本...
キュウリ褐斑病、うどんこ病及びべと病の発生に及ぼす接ぎ木の影響と品種間差異
要約 キュウリ褐斑病及びうどんこ病の発生は、ブルームレス台木を用いた接ぎ木栽培で多く、さらに接ぎ木栽培では、「シャープ1」と比較して、「ハイ・グリーン22」で多い。「グリーンラックス2」では褐斑病はや...
ディルドリンを吸収しにくいカボチャ台木を用いてキュウリ果実中の残留濃度を低減
要約 キュウリの接木栽培において、土壌中に残留した殺虫剤ディルドリンの吸収性は台木用カボチャ品種の影響を強く受けます。低吸収性の台木品種を選ぶことにより、接木キュウリの果実中ディルドリン濃度を30~50...
要約 磁性シリカビーズ吸着法でDNA抽出しsemi-nested PCRを行うことで、土壌やイチジク組織からイチジク株枯病菌を高感度に検出することができる。 キーワード イチジク株枯病、Ceratocystis fimbriata、PCR検出 ...
万願寺トウガラシの疫病・青枯病複合抵抗性台木「トウガラシ安濃4号」の選定
要約 「トウガラシ安濃4号」は万願寺トウガラシの疫病・青枯病複合抵抗性台木として実用性が高く、有望である。 キーワード トウガラシ、接木栽培、疫病、青枯病、複合抵抗性台木 背景・ねらい 京都府内の万願寺...
要約 トマト青枯病およびかいよう病は、病徴と選択培地への罹病茎断面のスタンプにより出現したコロニーにより診断できる。青枯病対策には深耕還元消毒と抵抗性台木の組み合わせが、かいよう病対策には薬剤の茎葉...