要約 国内の競走馬由来大腸菌において、第3世代セファロスポリン系抗菌剤に耐性を示し、染色体上に当該薬剤の耐性遺伝子を保有する株が認められる。このうち、当該遺伝子を含む薬剤耐性遺伝子領域の一部が重複し...
ダイズの葉齢進展モデルを活用した多筆圃場における帰化アサガオ類の適期防除効果
要約 ダイズの葉齢進展モデルから除草剤の散布適期を予測することで、ダイズ作の難防除雑草である帰化アサガオ類の防除効果を高める。モデルを活用することで圃場毎の除草剤散布適期を予測できるため、ダイズ多筆...
薬剤および草地・放牧管理技術を組み合わせた効果的なマダニ対策技術
要約 放牧場における放牧条件やマダニ生息数調査を通じたマダニ対策の問題点の整理・解析から、より効果的なマダニ対策には、薬剤投与において放牧地を集約化するなど放牧頭数、放牧地面積を勘案することが重要で...
イネいもち病の育苗期感染苗による本田持ち込みと種子消毒の抑制効果
要約 イネいもち病は、育苗期感染苗の移植によって本田に持ち込まれる。ベンレート水和剤1,000倍を混用した種子消毒は、苗いもちと育苗期感染に高い効果を示し、本田持ち込みによる葉いもちの初期発生を抑制する...
要約 茨城、富山、香川の各県でキクに発生した立枯症状を新病害、ピシウム立枯病とする。病原菌はPytium ultimum var. ultimum, P. sylvaticum, P. dissotocum, P. oedochilum, P. helicoidesの5種であり、それ...
要約 ニホンナシ「幸水」に根接ぎを行う場合、「マンシュウマメナシ」台木を直接根接ぎするよりも「二十世紀」を中間台としたものを根接ぎする方が活着率も高く、その後の台木の生育も優れる。 キーワード ニホン...
背景・ねらい 本研究の目的は,一般企業で広く利用されている環境会計を農業に適用できないか,一般企業向けの環境会計をどのように改変すれば利用できるかを検討し,農業向けの環境会計を作成することである。
水稲のいもち病とフタオビコヤガの防除要否判定のためのモニタリング法
要約 いもち病は幼形期 5 日後もしくは止葉始から 1 週間間隔で見歩き調査をし葉いもち病斑 がなければ出穂前の防除は不要である。フタオビコヤガは 6,7,8 月の各下旬に 10 株の被害株 率・葉率を調査し、被害株...
要約 ネギの主要病害虫であるべと病、さび病、黒斑病、ネギアザミウマに対し、収穫 前 30 日間を主目的にした効率的な減農薬防除が可能である。 キーワード ネギ、べと病、さび病、黒斑病、ネギアザミウマ、減農...
要約 タバコシストセンチュウはナス台木'トルバム・ビガー'やピーマンでは増殖できず、シスト内卵・幼虫は、40℃で72時間以上、42℃以上では24時間以上で死滅する。また、有効な防除薬剤はD-D剤、ホスチアゼート...
中南部九州では耕地近隣の林野にもネコブセンチュウ類が広く分布する
要約 熊本県、宮崎県および鹿児島県の耕地近隣の林野にはネコブセンチュウ類が広く分布し、しかも北方系のキタネコブセンチュウが優先的に分布している(検出頻度81.5%)。耕地の優占種であるサツマイモネコブセ...
防風用ソルゴー及び土着天敵を利用した露地ナスのミナミキイロアザミウマ防除
要約 露地栽培ナスの圃場の周囲に防風用ソルゴーを栽培すると,ソルゴーが障壁となって圃場外からのミナミキイロアザミウマの飛び込みが阻止でき、さらに選択的殺虫剤を用い天敵ヒメハナカメムシ類を温存すると防...
要約 ギニアグラス跡のかんしょは概ね品質が優れる。ただし、線虫抑制効果は後作かんしょ1作に限られる。ハブソウ跡は線虫密度が高まり、かんしょに被害が目立つ。クロタラリア(スペクタビリス)跡は線虫多発圃...
花粉媒介昆虫(ツチマルハナバチ)を利用した加温促成ナスの着果技術 高知農技セ
要約 加温促成ナス栽培では、平均夜温12℃の変夜温管理により花粉媒介昆虫(ツチマルハナバチ)を利用した受粉が可能となり、植物生長調節剤の単花処理を省略できる。 高知県農業技術センター・作物園芸部・施設野...