ハウススダチ加温前のマシン油乳剤散布が発芽・着花に及ぼす影響
要約 ハウススダチ加温前のマシン油乳剤(97%)散布は発芽を遅らせ、着花数を減少させる。これはマシン油乳剤散布後にBA剤処理しても同様に発芽を遅らせ、着花数を減少させる。 キーワード ハウススダチ、マシン...
チオファネートメチル剤使用中止後の耐性ダイズ紫斑病菌の推移と防除対策
要約 紫斑病のチオファネートメチル剤耐性菌比率は薬剤の使用中止後、一定レベル以下には下がらず、また一旦使うとすぐに急上昇することから、再使用は難しい。最近登録された薬剤の中で、アゾキシストロビン剤や...
PCR-Luminex法を用いてイネいもち病菌のMBI-D剤耐性菌を遺伝子診断する
要約 イネいもち病菌のシタロン脱水酵素阻害剤(MBI-D剤)耐性菌は,シタロン脱水酵素遺伝子の1塩基変異をPCR-Luminex法で解析することにより,多検体の中から迅速に検出することができる。 背景・ねらい イネい...
Streptococcus suisのクロラムフェニコール耐性トランスポゾンTnSs1
要約 豚のレンサ球菌症の主な原因菌S.suis野外株より クロラムフェニコール耐性遺伝子を持つ新規トランスポゾンTnSs1 を発見した。またこのTnSs1 は実際に転移可能であることも確認された。 キーワード Streptoco...
要約 5月中~下旬のトウモロコシ播種において、同時に青刈ダイズを散播して高密度のリビングマルチとすると、ワルナスビおよび在来雑草に対して顕著な防除効果が認められる。 キーワード 青刈ダイズ、生態的防除...
要約 三番茶不摘採園では、三番茶期における炭疽病の発生が翌年の収量に影響する。一番茶の収量調査に基づく被害許容水準は、前年三番茶芽における病葉数で約1000枚/平方mである。また、三番茶芽における防除の...
佐賀県におけるMBI-D系統薬剤耐性イネいもち病菌の発生と防除薬剤
要約 2001年から佐賀県西北部を中心にいもち病に対するカルプロパミド粒剤の防除効果が低下し、MBI-D系統薬剤耐性菌の発生が我が国で初めて確認された。本耐性菌に対し他系統の箱粒剤は効果を維持し、プロペナゾ...
MBI-D系統薬剤耐性イネいもち病菌の種子伝染と佐賀県における発生分布
要約 MBI-D系統薬剤耐性菌は、種子で生存し、次作の伝染源となる。2002年に佐賀県内のいもち病常発地帯を中心に葉いもちの耐性菌が広範囲に認められたことから、次作も引き続き耐性菌が広範囲に発生する。 キーワ...
イネ遺伝子の改変によるトリプトファン含量の向上と選択マーカー用薬剤耐性の付与
要約 遺伝子改変によりフィードバック阻害をはずしたアントラニル酸合成酵素αサブユニットの遺伝子を導入した組換えイネは、トリプトファン含量が増大するとともに、薬剤耐性となり、選択マーカーとして利用でき...
ベンズイミダゾール系薬剤耐性ダイズ紫斑病菌の大分県での初確認
要約 ベンズイミダゾール系薬剤に対して耐性を示すダイズ紫斑病菌が大分県内で初めて確認された。耐性菌の発生には地域間差異、圃場間差異が認められる。分離154菌株はチオファネートメチル剤に対し2峰型の感受性...
フロルフェニコール耐性を指標としたSalmonella Typhimurium DT104の簡易スクリーニング法
要約 近年欧米において問題化しているSalmonella Typhimuriumファージ型DT104の簡易検出を目的としてDT104に特徴的なフロルフェニコール耐性を利用した検出法を開発したところ,ファージ型別結果との相関性も高く...
薬剤耐性コリネスポラ菌(トマト褐色輪紋病菌、キュウリ褐斑病菌)に対する予防薬剤
要約 トマト褐色輪紋病菌、キュウリ褐斑病菌にはチオファネートメチル水和剤に対する耐性菌が高い割合で存在しており、キュウリ褐斑病菌ではチオファネートメチル水和剤、ジエトフェンカルブ水和剤に対する両剤耐...
ベンゾイミダゾール系薬剤耐性を示すタマネギ灰色腐敗病菌の検出と防除効果
要約 ベンゾイミダゾール系薬剤に耐性を示すタマネギ灰色腐敗病菌が1999年に初めて検出された。耐性菌は淡路島内広域に分布し、タマネギ罹病株や冷蔵腐敗球から高率に分離された。耐性菌に対するチオファネートメ...
長崎県の露地ビワにおけるベンズイミダゾール系薬剤耐性灰斑病菌の発生状況とその防除対策
要約 露地ビワの果実腐敗の主原因である灰斑病におけるベンズイミダゾール系剤耐性菌の発生は、約50%の圃場でみられ、検定した菌株の約40%が耐性菌株であった。その耐性菌に対してイミノクタジンアルベシル酸塩水...
露地栽培ブドウ`巨峰'の黒とう病、枝膨病に対する萌芽直前〜生育初期における効率的防除体系と萌芽直前散布の重要性
要約 露地栽培ブドウ`巨峰'において、黒とう病、枝膨病の両病害に対して効果の高い薬剤を萌芽直前、展葉3~5枚時、展葉8~10枚時に散布することで、従来のベンズイミダゾール系薬剤の萌芽直前1回の高濃度散布に比...
要約 リンゴ褐斑病菌に対して卓効を示すベンズイミダゾール系薬剤に対する感受性を調べたところ、一部の園から著しく感受性が低下した耐性菌が検出された。この耐性菌に対するチオファネートメチル水和剤の防除効...
キュウリべと病菌のストロビルリン系薬剤耐性菌とチトクロームbのアミノ酸置換
要約 キュウリべと病菌のストロビルリン系薬剤耐性には,チトクロームb遺伝子の変異が関係し,耐性菌ではチトクロームbのアミノ酸がグリシンからアラニンに置換している。 背景・ねらい 最近,天然物をリード...
PCR法を利用した菌の薬剤耐性遺伝子のブドウ晩腐病斑からの検出
要約
家畜由来腸管出血性大腸菌O157及びサルモネラの各種抗菌薬剤に対する感受性
要約 公衆衛生上重要な家畜由来のO157,サルモネラについて各種抗菌薬剤に対する薬剤感受性を調査したところ,O157は大半の薬剤に感受性傾向を保持していたが,サルモネラについては多剤耐性化が進ん...
青森県におけるフェニルアマイド系薬剤耐性ジャガイモ疫病菌の出現
要約 青森県南部地域において、ジャガイモ疫病菌のフェニルアマイド系殺菌剤に対する耐性菌が出現している。 背景・ねらい 青森県南部地域において、平成6年頃からジャガイモ疫病が多発する傾向が認められ、
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