イチジク果実への袋掛けによるスリップス被害と腐敗果発生の防止
要約 イチジクで果実横径20mm前後の幼果に通気性のある透明の袋を掛けると、スリップス被害を防止できる。袋は収穫時まで残すと、雑菌を媒介するショウジョウバエなどが果実へ接触できないため、収穫時および貯 ...
イチジク「蓬莱柿」の冬季の切り返しせん定による収穫ピークの分散
要約 冬季にイチジク「蓬莱柿」のすべての結果母枝を2芽で切り返しせん定することにより、慣行の間引きせん定と比較して、発芽が遅れ新梢伸長が旺盛となり収穫開始が遅れるため、収穫ピークが分散され収穫後半の...
要約 イチジク「桝井ドーフィン」において、加温栽培により冬期(12月~3月)に収穫するには、春から伸びた結果枝を8月にせん定または誘引し、新しい結果枝を発生させる。この時、着果率を向上させるためには春...
要約 7月に夏果の収穫が可能なイチジク品種のうち、「キング」は栽培が容易なことに加え、収量、品質ともに優れる。慣行の一文字整枝を基本とし、主枝上に結果枝と予備枝を交互に配置することにより、10a当たり...
要約 露地栽培のイチジク「蓬莱柿」の新梢に早期摘心処理をすることにより、基枝への着果が早まり副梢への着果が遅延するため、収穫ピークを分散することができる。 背景・ねらい 広島県におけるイチジク「蓬莱柿...
要約 いちじくの露地栽培において、被覆尿素肥料を全量基肥として5年間連用したところ、樹体の生育は慣行の分施と同等であるが、収量は2年目以降からは全量基肥が勝る。 背景・ねらい いちじくの収穫は8月上旬か...
要約 イチジクの腋芽を利用した茎頂培養系と植物体の増殖・発根条件を確立し、その培養系を用いて腋芽にコルヒチン処理を行うことにより、根端細胞の染色体数を倍加させた4倍体イチジクを作出した。 背景・ねら...
要約 イチジクの果実は節位によって発育期間中の気温の変化が異なり、下位節では結果期の気温が低く、その後は収穫期まで上昇するのに対して、上位節は結果初期の気温が高く、収穫期に最も低くなる。収穫果の果径...
要約 府下のイチジク園では、蒸製骨粉の多量連用によりリン酸が集積傾向である。そこで、リン酸集積園地においてリン酸を含まない被覆肥料を利用すると、生育・収量及び品質は慣行法と変わらず、しかも土壌中のリ...