
摘要 茨城県北部および利根川上流部で湧水と渓流水の水質調査を行った。茨城県北部では、花崗岩流域8箇所、カンラン岩流域4箇所、石灰岩流域3箇所、変成岩(粘板岩)流域8箇所、変成岩(結晶片岩)流域17箇...

摘要 "天然林または広葉樹林土壌と人工林または針葉樹林土壌の保水機能について、既往の土壌調査並びに孔隙解析データを整理、活用するとともに、新たな調査分析によって比較検討を行う。これらを通じて、代表的...

摘要 森林総研に隣接する平地ヒノキ林土壌に、トレーサーとして臭素イオンを含む人工降雨を散水し、トレーサーの移動を追跡した。その結果、雨水が粗大孔隙中を浸透する過程で、高濃度の溶質を速やかに取り込み、...

摘要 多目的ダム管理年報と土地分類図から、集水域全体がほぼ同一の地質条件にある107ヶ所のダムを選び、流出解析をもとに流域としての保水容量を推定した。その結果、流域保水容量は、変成岩流域が最大で25...

非定常条件下における森林土壌の水移動および保水特性の解明(14)
摘要 排水過程の土壌の含水率(θ)-圧力水頭(ψ)関係に現れる非定常の効果、すなわち与えられたψに対するθが、非定常条件下で、平衡条件下より大きくなる効果が、降雨浸透現象の解析に与える影響について検討し...

平地林における土壌中の無機イオンの動態と浄化機能の関係解明(18)
摘要 森林総研に隣接する平地ヒノキ林を対象に、土壌の理化学的特性、林内雨、樹幹流、土壌溶液および浅層地下水の溶存物質濃度の変動を調べた。土壌の培養結果から、生成された無機態窒素は主にNO3-Nで、し...

摘要 ユーカリ人工林の伐採前後の堆積有機物、林床植生現存量、土壌の変化をタイ・カンチャナブリで調査した。堆積有機物量は全幹集材のため枝条が供給され、44.3t/haから55.7t/haに増加した。ま...

摘要 天然更新を促進するために傾斜地に大型機械を導入して、密生したササのかき起しを行った。ここでの土壌の変化と更新状態を評価した。ササ生地では7月に蒸発散量の増加のためにもっとも乾燥した。土壌物理性...

摘要 森林土壌中の水移動および保水のメカニズム解明するためには、水の動きを様々な降雨パターンの下での動的な現象として扱い、そのメカニズムを孔隙組成や土壌構造等の物理性との関係において明らかにすること...

摘要 多目的ダムの流量データを用いて全国107のダム流域について流出解析を行い、これをもとに流域保水容量を推定した。地質別の平均流域保水容量は、変成岩流域253mm、花崗岩流域252mm、火山岩流域...

摘要 今年度は、室内溶質移動実験及び野外における樹幹周辺の物質移動試験を行った。実験では、森林土壌を模擬して大小2つの孔隙群分布を持つ砂質カラムに、浸透水が小孔隙群または大小孔隙群を満たすような流束...

摘要 茨城県北部の多賀山地及び八溝山地を対象に、0次谷に湧出する湧水または渓流水の水質調査を行った。湧水のpHは、古生層堆積岩流域4.8~5.8、花崗岩流域5.9~6.4、カンラン岩流域6.5~7....

平地林における土壌中の無機イオンの動態と浄化機能の関係解明(14)
摘要 森林総研に隣接する平地ヒノキ林において、1993年1年間に林内雨と樹幹流にともなって林内に流入した窒素は、無機態と有機態を合わせて32.8kg/haと推定された。同じく、落葉落枝にともなって林...

摘要 畑地・平地林の土地利用連鎖系において、平地林が地下水の浄化機能に果たす機能を明らかにする。林地と畑地に設けた合計13の観測井による水位水質調査結果によると、水位の変動は降雨にのみ支配され、水質...

摘要 森林総研に隣接する平地ヒノキ林における窒素浄化機能を評価するためのモデルとして、畑地-林地間を並列タンクにみたて、林地での地下水かん養量をもとに窒素収支を検討した。畑地、畑地と林地の境、林地で...

玄武岩、安山岩質岩石および赤色風化物由来の土壌の特性解明(17)
摘要 これまでに得られた北海道士別から香川県五色台までの10箇所の火山系暗赤色土について産状、性質を再検討し、林野土壌分類における帰属を明らかにする。火山系暗赤色土は熱水風化の影響下で生成された母材...

摘要 雲仙火山灰を試料として、溶出試験により火山噴出物からの成分の溶出特性について検討した。予備実験の際、溶出は試料/溶液比に強く依存する傾向がみられたので、試料/溶液比を20/100、20/500...

摘要 阿武隈山地中部に分布する花崗閃緑岩について、全岩ならびに粗砂、細砂、シルト、粘土画分毎の主成分化学組成を測定し、風化に伴う成分の移動様式について検討した。SiO2、MgO、CaO、Na2O、K...

摘要 タイ・カンチャナブリの熱帯季節林の天然林、二次林、荒廃地での植生パターンの変化と先駆種の個体群動態について調査した。天然林には4種の竹が優占し、二次林には竹・木本先駆種、荒廃地にはバナナ・ユー...

摘要 土壌呼吸測定における新しい通気法を検討した。土壌呼吸速度への通気流量は0.5~2.0l/min.の範囲では影響が認められなかった。チャンバー面積の相違は、土壌呼吸速度に影響を及ぼすが、土壌中の...