課題名 | 関東・中部の中山間地域を活性化する特用林産物の生産技術の開発 |
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課題番号 | 2009014200 |
研究機関名 |
(独)森林総合研究所 岐阜県(森林研究所) 新潟県(森林研究所) 静岡県(農林技術研究所森林・林業研究センター) 神奈川県(自然環境保全センター) 群馬県(林業試験場) 千葉県(森林研究センター) 埼玉県(農林総合研究センター森林・緑化研究所) 茨城県(林業技術センター) 栃木県(林業センター) 長野県(林業センター) 山梨県(森林総合研究所) 静岡大学 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2009 |
摘要 | (1) 41作目の栽培成果を基に、長期間に渡り収穫が可能な、きのこ、山菜、並びに、きのこと樹果を組み合わせた栽培モデル案を提示した。ハタケシメジ栽培等で収益が見込める条件が明らかした。未利用樹マテバシイが、タモギタケ、ヤナギマツタケ等の栽培で、利用可能であること、廃菌床再利用栽培では、再ブロック化時期が収量に影響すること等が明らかにした。ナメクジの防除法とし、6倍濃縮木酢液を浸漬させた布や2回巻バネ状銅線が有効であること及び粘着シートがキノコバエ類の防除に効果があることが明らかになった。タラノキのそうか病対策として、植栽密度を3割程度に疎とした場合に被害を回避できることが示唆された。(2)栽培講習会等の現地調査と解析から、講習会を効率的かつ効果的に計画・実行する要件を明らかにした。また、技術開発を進めるシイタケ等の長木栽培、ヒラタケ等の短木断面栽培、マイタケの殺菌原木栽培、ムラサキシメジの落葉改変マウンド法による菌床栽培等が、生産体験メニューで利用出来ることが分かった。(3)シイタケの原木栽培品は、菌床栽培品と比べて食物繊維含量が高いことを明らかにした。実用栽培条件で、二次選抜したヘリセノン高含有のヤマブシタケ交雑菌株から、最終的にヘリセノン高含有かつ、高収量の2菌株を選抜した。さらに、逆相カラムを用いるワラビの発ガン成分(プタキロサイド)の定量分析法を確立し、野生ワラビとあく無しワラビを分析した結果、あく無しワラビは、発ガン成分量も低く、目標とした「発ガン成分並びにアク成分の低いワラビ」であること等が明らかにできた。 |
カテゴリ | 栽培条件 しいたけ たらのき 中山間地域 防除 わらび |