暖冬でも出穂期が過度に早進しにくい多収の精麦用六条大麦新品種「さわゆたか」
要約 「さわゆたか」は並性の皮性六条大麦で、秋播性と晩生型の日長反応性遺伝子を持つため、暖冬でも出穂期が過度に早進しにくい。凍霜害が発生しやすい地域でも安定して多収性を発揮する。 キーワード オオムギ...
要約 「はねうまもち」は寒冷地優良品種「ファイバースノウ」の「もち性」突然変異品種であり、麦飯の食感が優れるほか、健康機能性成分β-グルカン含量が原品種の1.4倍多い。栽培特性は「ファイバースノウ」...
稲WCSと野菜及び加工を組み合わせた中山間集落営農法人の付加価値向上
要約 中山間集落営農法人では、主食用米の低価格、米の直接支払交付金の削減の下では、主食用米の作付を中止し、専用種を用いた稲WCSの作付面積や水稲作業と競合しない野菜の作付面積・加工量を拡大することによ...
中山間地域における大規模水田作経営の課題と放牧導入効果の試算
要約 中山間地域の経営面積30haを超す水田作経営では、水稲作中心の規模拡大に伴い、長期にわたる長時間労働と畦畔等の管理作業が負担となっている。畜産経営と連携した放牧導入により、労働時間を増やすことなく...
要約 生物資源モニタリングの活用により放牧地・放牧牛を適切に評価・判断することを通して、広域地域間の連携による繁殖和牛の周年放牧ができ、環境負荷軽減、更なる低コスト飼養、耕作放棄地の積極的活用を図る...
中山間地域におけるオオムギ生産による耕作放棄地の発生抑制・再生条件
要約 オオムギ生産とその加工・直接販売により追加所得を実現することで、農家が主体的に耕作放棄地を再生しうる。加工品の需要確保と農家の生産意欲を向上させることが、耕作放棄地の発生抑制および再生に重要な...
中山間地域における「水稲・大麦・大豆」2年3作体系の経済的効果
要約 集落営農法人に大麦・大豆の不耕起栽培を利用した「水稲・大麦・大豆」2年3作体系を導入すると、単位面積あたりの建物・農機具費や労働費を削減できる。収入面では、大麦は収量比例の「畑作物の所得補償」の...
要約 中山間地域の集落営農法人において麦・大豆作は主力となる構成員の所得確保に寄与する。麦・大豆作の導入には低コスト化(10%程度)を可能とする新技術の採用を基礎的条件とし、併せて1.5~1.6倍の増収を実...
要約 水稲の在来種「シシクワズ」は、芒が長く、野生イノシシの防除技術の研究素材として利用できる 可能性が高い。 キーワード 野生イノシシ、シシクワズ、水稲、芒 背景・ねらい 本県の中山間地域ではイノシシ...
要約 六条皮麦で「ミノリムギ」に比べ倒伏に強く、大粒で精麦特性が良好な早生種「ファイバースノウ」を奨励品種に採用する。 背景・ねらい 「ミノリムギ」は、昭和43年に奨励品種に採用されて以来、食用良質大...
要約 「アサカゴールド」は大麦縞萎縮病に対して抵抗性であり、その他諸特性も「あまぎ二条」と同様に良好であるため、「あまぎ二条」に替わる二条大麦品種として鳥取県の奨励品種に採用する。 背景・ねらい 鳥...
要約 マメ科の緑肥作物であるヘアリーベッチを秋播( 10月~11月上旬)すると、春~初夏に繁茂し、ほぼ完全な雑草制御が可能である。寒天培地を用いた根からの浸出物検定法によって、この作用にはアレロパシーが...