カンキツの果実、加工品におけるSNPジェノタイピング解析による品種識別技術
要約 8種類のSNPマーカーをTaqMan-MGBプローブを用いてジェノタイピングすることにより、主要なカンキツ48品種を相互に識別でき、高品質なDNAを抽出することが難しい果実や加工品の品種識別に利用できる キーワー...
ハウス栽培の中晩生カンキツ「せとか」に発生する生理障害「果実軟化症」
要約 ハウス栽培の中晩生カンキツ「せとか」は、収穫期に軟化した果実が約3%発生する。その果汁は低糖高酸のため商品価値は低い。発生様式は、果盤部(ヘタ)の篩部に蓄積した多糖類の一種が、果実への光合成産物の...
要約 「あまつづみ」は、「安芸タンゴール」(「興津早生」×「トロビタオレンジ」)に 「サザンレッド」を交配して育成したカンキツ新品種である。高糖度で果皮の紅色が濃く、 オレンジ香を有し、さらに、じょう...
カラタチ及び中晩柑`天草'の根を識別するPCRマーカーの開発
要約 現地で問題となっている中晩柑`天草'の自根発生樹の判別を容易にするため、台木であるカラタチ及び穂木である`天草'の根を識別する安定したPCRマーカーを開発した。 キーワード 果樹、カンキツ、中晩柑、天...
新品種の高接ぎ更新における「宮内伊予柑」の中間台木としての有効性
要約 「宮内伊予柑」を中間台木に用いた「不知火」、「せとか」、「あまか」、「はるみ」、「ありあけ」の高接ぎ4年後の樹勢、結実性、品質は良好で、「宮内伊予柑」を用いた高接ぎ更新は可能である。 キーワード...
要約 カンキツ類からがん予防成分を多く含む次の品種を選び出した。β-クリプトキサンチンはウンシュウミカン、オーラプテンはイーチャンレモン、ノビレチンはキング、リモノイドはユーレカレモンが高含有品種、が...
ゲノムスキャニング法を用いたウンシュウミカン変異遺伝子の単離法
要約 本法はウンシュウミカンの枝変りや珠心胚実生由来の系統を対象として、ゲノムスキャニング法による解析で系統間で変異が認められる遺伝子を単離して構造を解析するための手法であり、栽培上有用な形質と遺伝...
潮風害を受けたウンシュウミカンの光合成産物の分配特性に基づく樹勢回復法
要約 潮風害を受けたウンシュウミカンの果実を残した場合、光合成産物は果実に多く蓄積され、他の器官への分配が低下する。また細根の呼吸活性及び量とも低下する。したがって、被害後直ちに摘果するほうが樹勢の...
クーロメトリー法による農産物の還元型ビタミンCの迅速、簡便定量法
要約 農産物中の還元型ビタミンCを迅速、簡便に定量するための前処理条件と分析機器の比較検討を行った。その結果、クーロメトリー法は、従来の各種の方法に比較して、迅速、簡便で広い濃度範囲での定量が可能で...
要約 敷ワラ及びバーミューダグラス草生による土壌表面管理により、ミカン・茶等の傾斜樹園地からの肥料と雨水の地表流出量、土壌侵食量をごく低レベルに抑えることができる。 背景・ねらい 四国の急傾斜樹園...