揉捻処理は乾量基準含水率150~50%における茶葉の乾燥速度を向上する
要約 従来製茶法では乾量基準含水率100%付近で使用される揉捻処理は、他の含水率においても葉と茎の含水率を均一化する効果をもち、次の乾燥処理において乾燥速度を向上させることができる。 キーワード 製茶、揉...
要約 既存の大豆用コンバインを部品付け替えや設定変更して用いることにより、蒴(さく)褐変初期のゴマを蒴ごと収穫する。加えて、収穫した蒴の乾燥・脱粒・調製作業までの機械化により労働コストを慣行比で60%削...
収穫直後から高糖度で粘質の良食味サツマイモ新品種「あまはづき」
要約 「あまはづき」は、収穫直後から肉質が粘質で糖度が高い、多収の良食味サツマイモ品種である。サツマイモネコブセンチュウに"強"、つる割病および黒斑病に"やや強"の複合病虫害抵抗性で...
子実生産にも利用できる耐倒伏性の飼料用トウモロコシ新品種「みとりゆたか」
要約 「みとりゆたか」は子実生産用、および乾雌穂重割合が高いことから高栄養なホールクロップサイレージ原料用として利用できる。耐倒伏性、すす紋病、およびごま葉枯病に強く、赤かび病抵抗性は既存品種と同程...
藁(わら)と畜糞燃焼灰の利用価値を同時に向上させるRURALプロセス
要約 藁と畜糞燃焼灰を混合・静置する「RURALプロセス」は、藁のアルカリ処理によってブドウ糖や乳酸などに転換しやすい材料に変えるとともに、畜糞燃焼灰のアルカリ度を下げて肥料用リン原料として利用しやすく...
籾殻、木炭、搾油残渣は、薪ボイラー熱源穀物乾燥機で燃料利用できる
要約 籾殻固形燃料、木炭、ナタネ搾油残渣は薪ボイラーで燃焼でき、穀物乾燥機に必要な通風空気を5°C以上加熱できる10kW以上の熱出力がある。籾殻固形燃料では、炉内の灰の量に留意が必要であるが、30分毎の約7kg...
要約 上木伐採によるトドマツ前生稚樹への障害は、急激な光強度の増大による光阻害が原因であることを明らかにしました。トドマツ前生稚樹の天然更新を促進するためには、保残木により光阻害を回避することが有効...
要約 高価格な抹茶は、テアニン含量及び(エピガロカテキンガレート)/(エピガロカテキン)比が高い。さらに、抹茶においてはクロロフィル含量と相関の高い緑色の指標値(A664)が一定値以上である。これらの科学的な...
有機栽培・転換中・慣行栽培の土壌に添加した有機物からの窒素無機化量の違い
要約 有機栽培・転換中・慣行栽培の土壌に米ぬかを加えて4~8週間培養し、窒素無機化速度を比較すると、慣行より有機栽培の土壌で窒素無機化が早く、転換中土壌には早いものと遅いものがみられる。ボカシや畜ふん...
要約 枕系56-01は機能性成分であるG-ストリクチニンおよびテオガリンを高含有するチャ系統である。これら成分は新芽の心や第一葉など葉齢が若い部位に多く含まれる。 キーワード 緑茶品種、枕系56-01、機能性成分...
香川県産飼料用オリーブ葉のポリフェノール含量に及ぼす保存方法の影響
要約 剪定したオリーブ葉のポリフェノール(PP)含量の品種間での違いと、剪定後のオリーブ葉のPP含量に及ぼす保存方法の影響を調べた。その結果、品種間...
要約 「満天きらり」は微量のルチン分解酵素活性を持つため、粉へ加水後ルチンが徐々に分解するが、従来品種よりルチンが多い食品を製造できる。分解速度は粉への加水率に影響される。粉のルチン含量、ルチン分解...
難防除雑草マルバルコウ防除のための大豆品種「あきまろ」狭畦晩播栽培体系
要約 マルバルコウ多発圃場でも晩播適性大豆品種「あきまろ」の30cm狭畦の晩播栽培を行い、FOEASにより苗立ちを確保し、適期に土壌処理剤、選択性茎葉処理剤の全面散布、非選択性茎葉処理剤の畦間株間散布を実施...
農家が収穫残渣等を活用して排水改良できる有材補助暗渠機「カットソイラー」
要約 農家が保有するトラクタで使用できる有材補助暗渠機「カットソイラー」を用いると、農地から出る収穫残渣や容易に入手可能な堆肥などの資材を疎水材として、農家が自ら簡便に圃場の排水性を改良できる。 キ...
遺伝子組換え作物の生物多様性影響評価に必要なツルマメおよびナタネ類の生物情報集
要約 遺伝子組換え(GM)ダイズや GM セイヨウアブラナの生物多様性影響評価に必要な近縁種(ツルマメやナタネ類)の植物学的情報、生育特性、生態特性、繁殖生物学、遺伝子浸透、雑種後代の特性等を集約した生物...
稲WCSと野菜及び加工を組み合わせた中山間集落営農法人の付加価値向上
要約 中山間集落営農法人では、主食用米の低価格、米の直接支払交付金の削減の下では、主食用米の作付を中止し、専用種を用いた稲WCSの作付面積や水稲作業と競合しない野菜の作付面積・加工量を拡大することによ...
要約 微細水滴を含んだ過熱水蒸気であるアクアガスを、気液二相バインダとして微粉末に噴霧すると、少ない水分添加で顆粒を造粒することができる。この技術では粉末食品や医薬品、化学製品、農薬などの顆粒・打錠...
バイオディーゼル燃料製造副産物を原料とした酵母による油脂生産
要約 ヤマブドウから分離した酵母Pseudozyma parantarctica TYC-2187株は、グリセリンから油脂への変換能が高く、油脂を菌体内に高濃度に蓄積する。蓄積した油脂の構成脂肪酸はバイオディーゼル燃...
未変換ナタネ油を改造済ディーゼル発電機の燃料に使用して電源利用できる
要約 簡易な改造を施したディーゼル発電機は、適切な整備によりエンジンの異常な摩耗や燃焼を発生させずに未変換ナタネ油を燃料として1250時間以上利用できる。ナタネの乾燥~搾油工程での電源利用を想定すると2h...
要約 日本産及び外国産の紅茶の含水率は7%前後で、日本の緑茶の基準である5%よりも高く、ばらつきが大きい。紅茶の生産国によって含水率に差は認められない。CTC製法による紅茶の含水率はオーソドックス製法によ...