肥育後期豚にすりゴマを給与すると、背脂肪内層中に抗酸化物質が移行する
要約 肥育後期豚にすりゴマを3%含む飼料を出荷体重まで給与すると、ゴマ由来の抗酸化物質であるγ-トコフェロールとゴマリグナン類が蓄積した特色ある豚肉が生産できる。 キーワード 肥育後期豚、すりゴマ、...
国産ダブルローナタネ粕は大豆粕の代替として泌乳牛に給与できる
要約 圧搾での搾油後に生じる国産ダブルローナタネ粕は、カノーラ粕より脂肪含量が高く蛋白質含量は低いが、栄養価は大豆粕並みに高い。蛋白質のルーメン内分解は大豆粕より速い。脂肪含量が適切となる飼料設計で...
食用油製造時に生じる廃白土の鶏用飼料としての有効性と排泄物からのアンモニア揮散低減効果
要約 食用油製造時に生じる廃白土には脂肪が含まれており、鶏の飼料として1~5%程度配合することが可能である。さらに、排泄物からのアンモニア揮散量を低減する効果もある。 キーワード ニワトリ、飼料、廃白...
要約 肥育前期配合飼料(体重30~70kg)に繊維分解酵素を添加すると、発育と飼料効率が高まる。ふん量は7.4%減少する傾向がある。 背景・ねらい 養豚は飼養頭数の多頭化が進み、一戸当たりのふん排せつ量が増加...
緑茶飲料製造残渣サイレージの給与によって泌乳牛からのメタン産生が抑制される
要約 泌乳牛用完全混合飼料(TMR)に緑茶飲料残渣サイレージを5、10および15%の乾物割合で配合することにより、泌乳牛からのメタン産生を1日当たりそれぞれ9.7、17.1および22.2%抑制することができる。 キーワ...
要約 コ緑茶飲料残さサイレージは、ルーメン内で大豆粕とアルファルファヘイキューブの中間的な分解特性を示す。乾物(DM)および粗蛋白質(CP)の消失率は、浸漬24時間で82.0%と91.7%であり、ルーメン内通過...
要約 茶園でよく用いられる有機質肥料(菜種油粕、大豆粕、肉骨粉、魚粉)の黒ボク土茶園における可分解性窒素量は全窒素含量の59~89%で、地温摂氏25度では可分解性窒素量の90%が8~12日で無機化する。無機化速...
要約 産卵鶏へのゴマ粕5%給与により、血漿中αトコフェロール濃度は給与開始1週目で高まり、卵黄中αトコフェロール含量は3~4週目で高まる。 キーワード ゴマ粕、αトコフェロール、ビタミンE強化鶏卵、抗酸化...
亜鉛・銅無添加のプレミックス利用による採卵鶏における亜鉛・銅排泄量の低減
要約 産卵鶏用飼料のプレミックス中に亜鉛・銅を添加しなくても、飼料原料由来の亜鉛・銅のみで生産性に影響はなく、亜鉛・銅排泄量をそれぞれ35%程度低減できる。 キーワード 産卵鶏、生産性、亜鉛排泄量、銅排...
要約 肥育豚に大豆粕を代替してゴマ粕を12%含む飼料を11週間給与すると、肥育期間中の平均増体量、飼料摂取量、飼料要求率に影響を与えることなく、出荷時の背脂肪厚を2.8mm低下させることができる。九州農業試験...