藁(わら)と畜糞燃焼灰の利用価値を同時に向上させるRURALプロセス
要約 藁と畜糞燃焼灰を混合・静置する「RURALプロセス」は、藁のアルカリ処理によってブドウ糖や乳酸などに転換しやすい材料に変えるとともに、畜糞燃焼灰のアルカリ度を下げて肥料用リン原料として利用しやすく...
有機栽培・転換中・慣行栽培の土壌に添加した有機物からの窒素無機化量の違い
要約 有機栽培・転換中・慣行栽培の土壌に米ぬかを加えて4~8週間培養し、窒素無機化速度を比較すると、慣行より有機栽培の土壌で窒素無機化が早く、転換中土壌には早いものと遅いものがみられる。ボカシや畜ふん...
要約 農村地域から発生するバイオマスから製造される各種のバイオ炭は多様な理化学的特徴を有する。バイオ炭の理化学的特徴を考慮することで、炭素貯留を行いながら畑地基盤を効果的に改良でき、特殊土壌地帯等に...
硝酸態窒素溶脱の遅延効果をもつ土壌改良資材として適したバイオ炭の選出
要約 硝酸態窒素の下方移動の遅延効果をもつ土壌改良資材として適したバイオ炭を選出するため、7種類の原料から温度を変えてバイオ炭を生成し、硝酸態窒素吸着能の測定を行う。木質系バイオマスを原料として高温...
高水分バイオマスを加水材として利用した高品質豚ぷん堆肥製造技術
要約 豚ぷんの堆肥化において、材料の過乾燥を防止するために切返し時に高水分のシークワーサージュース滓やパインアップル茎葉を混合することで、CN比が6ポイント低く全窒素濃度が約1%高い堆肥生産ができる。 キ...
乳化ブスルファン液を用いた効率的な生殖細胞置換キメラニワトリの作製法
要約 乳化したブスルファンを卵黄内へ投与したニワトリ胚を宿主として始原生殖細胞を移植した生殖系列キメラニワトリでは、生産する配偶子の99.5%が移植した細胞由来となり、ほぼ完全に生殖細胞が置換する。 キー...
要約 家畜ふん堆肥を主原料として、地域で入手できるバイオマス資源を所定の割合で混合して、窒素2.5~3.6%、リン酸2.5~6.0%、加里2.2~3.6%に調整した成分調整ペレット堆肥の窒素肥効率は30~50%程度であり...
乳化ブスルファン液の卵黄内投与によるニワトリ始原生殖細胞の効率的除去法
要約 乳化したブスルファンを培養1日目のニワトリ初期胚の卵黄へ投与することにより、胚が有する始原生殖細胞を効率的に除去できる。 キーワード 始原生殖細胞、ニワトリ、家畜育種 背景・ねらい キメラニワトリ...
鶏への桑の葉粉末の給与は盲腸内のビフィズス菌を増やしpHを低下させる
要約 桑の葉粉末を添加した飼料を採卵鶏に給与すると、盲腸内のビフィズス菌が増加してpHが低下する。また、排せつ物からのアンモニアの発生も遅延・抑制される。 キーワード 採卵鶏、桑粉末、腸内細菌、排せつ...
土壌施肥管理システムによる「ヒノヒカリ」への有機質肥料施用技術
要約 土壌施肥管理システムを用いた施肥設計を行うことで、有機質肥料を活用した水稲「ヒノヒカリ」の無化学肥料栽培あるいは減化学肥料栽培においても、食味を損なうことなく、慣行と同等、あるいは同等以上の収...
要約 エゾシカからトリパノソーマ原虫を初めて分離した。その原虫(TSD1)は、Stercoraria属 Megatrypanum亜属に分類され、遺伝学的にT. theileriに近縁であるが、in vitroでの増殖様式や核型などの点で、T. th...
食用油製造時に生じる廃白土の鶏用飼料としての有効性と排泄物からのアンモニア揮散低減効果
要約 食用油製造時に生じる廃白土には脂肪が含まれており、鶏の飼料として1~5%程度配合することが可能である。さらに、排泄物からのアンモニア揮散量を低減する効果もある。 キーワード ニワトリ、飼料、廃白...
要約 採卵鶏飼料に鯖油を添加給与することにより、卵黄中のドコサヘキサエン酸(DHA)含量が増加しアラキドン酸含量が減少して、n-6/n-3比の低い鶏卵が生産できる。 キーワード 卵用鶏、鯖油、DHA、...
肉用奥美濃古地鶏の雌種鶏における黒色羽装ひな発生防止技術の開発
要約 肉用奥美濃古地鶏の雌種鶏(白色プリマスロック種雄とロードアイランドレッド種雌とのF1)における黒色羽装ひなの発生は、父系の白色プリマスロック種から茶色羽装を発現する遺伝子を保有する個体をDNA...
要約 露地野菜の無化学肥料栽培における施肥法では、カリの土壌診断に基づきたい肥の施用量を判断し、たい肥で補えない窒素・リン酸・カリを各種有機質肥料で施用する。この無化学肥料栽培法では、化学肥料栽培と...
要約 飼料に緑茶資材を添加して地域特産鶏(駿河若シャモ)に給与すると、免疫増強効果・ストレス抑制効果が認められる。また官能試験においても評価が高く、高付加価値肉用鶏生産技術として利用できる。 キーワ...
輸入アヒル肉からの新規遺伝子型H5N1鳥インフルエンザウイルスの分離
要約 中国から日本に輸入されたアヒル肉から分離されたH5N1亜型鳥インフルエンザウイルスを遺伝学的ならびに病原学的に解析した。分離ウイルスは鶏に対し高病原性であり、既知の遺伝子型とは異なる新しい型であ...
サトウキビ抽出物を利用した伊勢赤どりの抗菌性物質無添加飼料給与技術
要約 伊勢赤どりにサトウキビ抽出物を20%含有する市販資材を0.05%添加した飼料を給与することにより、細胞性免疫の増強効果と鶏腸管内サルモネラ増殖抑制効果が認められる。 キーワード サトウキビ、肉用鶏、抗菌...
岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の無投薬飼育における発育向上技術
要約 岐阜県の地鶏「奥美濃古地鶏」の無投薬飼育において、酒精酢(食酢)あるいはサトウキビ抽出物(SCE)を飲水投与させると、発育成績が向上する。肉質評価においても、肉の赤色度および破断応力が高くなる。 ...
要約 日本で発生した高病原性鳥インフルエンザから分離されたウイルスを遺伝学的ならびに病原学的に解析した。分離ウイルスは韓国分離株と同じ遺伝子型に属し、タイやベトナム分離株の遺伝子型とは異なること、ま...