カンキツの健康機能性成分β-クリプトキサンチンを高含有化する遺伝子セット
要約 カンキツ果実に蓄積されるβ-クリプトキサンチンはカロテノイド代謝系の中間に位置しており、高含有品種・系統では上流のフィトエンシンテース遺伝子座に対立遺伝子PSY-aが、下流のゼアキサンチンエポキシダ...
コムギの穂の部位ごとの着粒数を制御するQTLの同定と集積効果
要約 コムギの穂の頂部、中央部、端部それぞれの部位の着粒数には異なる量的形質遺伝子座(QTL)が関与する。各部位において粒数を増加させるアリルを集積することにより、一穂粒数及び一穂粒重が有意に増加させる...
セリンはカンピロバクターの栄養源として最も重要なアミノ酸である
要約 セリンを主要な栄養源とする条件下で培養したカンピロバクターの網羅的遺伝子発現解析を行ったところ、鞭毛合成遺伝子の発現低下、セリンを基質とするアミノ酸合成遺伝子の発現上昇など、本菌がこの環境に適...
要約 鳥獣被害対策を通じて捕獲されたシカ・イノシシなどの食用肉であるジビエを、農村振興につなげている事例は、取り組みの特徴から集落連携型、猟友会員主導型、広域連携型、法人経営型の4つの類型に分類でき...
苗の小型化により育苗・植付作業を省力化する原料用かんしょの機械化一貫体系
要約 小型化した苗を用いた原料用かんしょの苗床造成から本圃植付けまでの機械化一貫体系により、育苗・植付作業時間は慣行体系と比べて約50%の削減ができ、作業姿勢が改善される。平均収量は慣行栽培並みであり...
要約 ペクチン分解物の量に着目した分光学的非破壊的指標(近赤外波長領域の960nmと810nmにおける拡散反射強度の差)は、モモの熟度指標として利用できる。 キーワード 近赤外、モモの追熟、ペクチン分解物 背景・...
要約 複数のリアルタイムPCR増幅曲線の比較から、ゲノムDNA上で100塩基に1つ以上の切断が生じている割合を理論的に算出し、食品の加工・調理工程によるDNAの断片化の程度を数値化する新規分析技術である。 キーワ...
要約 シカメガキの性決定要因についてはよくわかっていない。そこで、人工種苗生産したシカメガキを用いて成長速度が異なる個体の性比を調査した。その結...
農業的な林業にチャレンジ -バイオマス資源作物としてのヤナギの短伐期栽培-
要約 地理情報システムを利用して、エネルギー資源作物としてのヤナギ栽培適地を判定しました。また、広域に植栽するためには農業用マルチを用いた防草が有効であることがわかりました。これらから資源作物として...
要約 伐採から植栽までを連続して行う一貫作業システムの導入、コンテナ苗の活用、下刈りの省略等により、植林と初期保育にかかるコストを、従来の2/3程度までに抑えられます。 背景・ねらい 戦後植栽されたスギ...
要約 1.25%の水酸化カリウム溶液をカンショでん粉に滴下して検鏡するアルカリ溶解検鏡法により、糊化開始温度が異なる2つのタイプのでん粉(低温糊化性型、通常型)を容易かつ迅速に判別することができる。 キーワ...
品種特性データの操作性が向上した系譜図作成ソフトウェア;EvoTree PLUS
要約 系譜図自動作成ソフトウェア;EvoTreeを多種類の品種特性データ(文字列・数値)に対応できるデータ構造へ改変し、データの操作性・汎用性を高めた。改良したEvoTree PLUSはマニュアル・作物系譜データ等と共に...
新系統遺伝子組換えダイズMON89788の定量分析法の開発および妥当性確認
要約 リアルタイムPCR法を利用した、新規遺伝子組換えダイズMON89788の定量検知法を開発した。本検知法は、混入率が0.1%の試料においても、20%以下の室間精度で定量が可能であり、我が国の遺伝子組換え食品検査の...
要約 ヒノキの森林面積のうち天然林はごくわずかです。分布範囲全体を網羅するように北限のいわきから南限の屋久島まで、25カ所の天然林の遺伝的な特徴を明らかにしました。 背景・ねらい ヒノキの森林面積は針葉...
冬季放牧時のイタリアンライグラスの栄養価は播種時期により大きく変動する
要約 冬季放牧時のイタリアンライグラスは、播種が早いほど草量は多く、逆にTDNなどの栄養価は低くなる。この栄養価の変動は放牧牛の体重に影響を与える水準であることから、肥育や維持等の目的に応じて播種時期...
個性的なサツマイモ新品種の導入と販売を支援するためのマニュアル
要約 農協の営農指導員や販売の実務担当者等が個性的なサツマイモ新品種導入をはかる際に用いるマニュアルである。本マニュアルの利用によってニッチマーケティングの視点から品種と販売先を選定し、利用提案の伝...
要約 小麦粉測色用分光測色計を標準より小容量の測色容器で測定可能になるように改造し、6g必要な試料量を1gで測定すると、L*、a*、b*は両測色法の間でいずれも高い正の相関を示すので少量小麦粉での測色法として...
要約 ダイシモチ穀粒のアントシアニンはシアニジンマロニルグルコシドを主成分とし、果皮に局在する。開花後35日に最も多く蓄積する。 キーワード ハダカムギ、アントシアニン、プロアントシアニジン、登熟、蓄積...
要約 キャベツの肥料制限苗は定植直後のシカによる被害が軽減できることから、侵入防止柵の設置を定植作業後に行える。常設柵に比べ、耕起や定植時の作業性が良くなるとともに圃場全体が有効に利用できる。 キー...
要約