可溶性炭水化物含量が高く収量性に優れるオーチャードグラス早生品種「わせじまん」
要約 オーチャードグラス早生品種「わせじまん」は、「はるねみどり」より可溶性炭水化物(WSC)含量が1.8ポイント高く、3年間合計乾物収量も5%多く、黒さび病に対する耐病性に優れる。栽培適地は、北海道と東北地...
北海道の小麦では品種により特定生育段階の降雨・曇天の継続で予測収量より減少する
要約 北海道の小麦収量は、特定の生育段階に降雨や曇天が続くと従来の気象情報から推定される最大可能収量より著しく減少する。過去の主要品種は、穂発芽・赤かび病の発生をもたらす時期の曇天や雨天、「きたほな...
トラクタの踏圧に強く多収で耐寒性に優れるアルファルファ新品種「北海若葉」
要約 「北海若葉」は、トラクタ等の大型機械による作業時の踏みつけ(踏圧)に強いアルファルファ新品種である。さらに「ハルワカバ」より多収で永続性に優れ、耐寒性も強いことから、北海道におけるアルファルファ...
耐寒性が強くクワシロカイガラムシ抵抗性のある中生緑茶用品種「かなえまる」
要約 「かなえまる」はクワシロカイガラムシ、輪斑病の防除の必要性はほとんどなく、通常の気象条件であれば炭疽病ともち病の防除の必要性もない。また、耐寒性が強く中山間地を含む主要な茶産地で広く栽培が可能...
糖含量が高くTDN収量の多いオーチャードグラス中生品種「えさじまん」
要約 オーチャードグラス中生品種「えさじまん」は、北海道から北東北で「ハルジマン」より多収である。糖含量は「ハルジマン」より3ポイント高く、TDN収量が多く、サイレージ発酵品質は良好である。すじ葉枯病罹...
要約 野茶研04号は普通煎茶の製法で、特徴的な甘い花の香りと滋味に優れた系統である。「さえみどり」並みの早生で、花の香りを有する「そうふう」と比べ、収量が多く、香気と滋味が優れる。 キーワード 野茶研04...
要約 枕系56-01は機能性成分であるG-ストリクチニンおよびテオガリンを高含有するチャ系統である。これら成分は新芽の心や第一葉など葉齢が若い部位に多く含まれる。 キーワード 緑茶品種、枕系56-01、機能性成分...
粗飼料用オオムギの穂形状は黒毛和種育成牛の嗜好性に影響を及ぼす
要約 ホールクロップ利用において、無芒および三叉芒のオオムギは硬い芒がないため、通常の芒を持つオオムギに比べて、黒毛和種育成牛の嗜好性が高い。 キーワード 粗飼料用オオムギ、穂形状、嗜好性、黒毛和種育...
要約 「小春二条」は、二条大麦としては耐寒雪性が強く、東北・北陸地域の既存の六条大麦品種と比べ、麦芽エキスやジアスターゼ力などのビール醸造に関連する特性が優れている。穂発芽しにくく、赤かび病に強く、...
RNAヘリカーゼAtRH7はrRNA成熟に関与し、低温下での生長に必須である
要約 シロイヌナズナのAtRH7はRNAの高次構造を解きほぐすタンパク質であり、低温で誘導される。その欠損変異体は低温下でリボソーム(r)RNAの成熟が異常となり、生育や発生が著しく阻害される。常温においても、葉...
多収でそばかす病に強く、耐倒伏性に優れるアルファルファ品種「ウシモスキー」
要約 アルファルファ「ウシモスキー」は北海道および北東北において多収で、2、3番草にその傾向が強い。「ハルワカバ」よりそばかす病罹病程度および倒伏程度は小さい。寒地・寒冷地のアルファルフの安定栽培に利...
草本系バイオマス作物の育種素材としてのオギ遺伝資源の探索収集とその特性
要約 北海道から九州までの河川敷等の湿潤な環境を中心に、平野部から山間地まで多様な環境に自生するオギ栄養体304点を探索収集、保存している。出穂始日や形態的特性について系統間に変異がみられ、ススキとの...
要約 チャ赤焼病菌を圃場接種し、4年間の反復試験の発病葉数に基づいて160品種・系統の赤焼病抵抗性を評価する。抵抗性・強以上は27品種・系統、抵抗性・中は16品種・系統、抵抗性・やや弱以下は118品種・系統で...
幼穂形成前の低水温が穂ばらみ期の水稲穎花の耐冷性を低下させる分子機構
要約 穂ばらみ期に冷害処理(12°C、5日間)した水稲では、穎花の低分子量型HSP及びその制御因子と推定される蛋白質群の遺伝子発現が著しく高まる。しかし幼穂形成の前に低水温処理(18°C、14日間)をするとそ...
気候変化と播種日の早期化が過去27年間の米国トウモロコシ収量に与えた影響
要約 米国・コーンベルトではトウモロコシの播種日が年々、早まる傾向にあります。この播種日の早期化により、過去27年間の降水量減少と気温上昇がトウモロコシ収量に及ぼした悪影響が緩和されていたことが分かり...
要約 「璃の香」は、露地栽培でかいよう病の発生が少なく、豊産性のレモン新品種である。大果で、果肉歩合が高く、無核果生産も可能で、加工用カンキツとして利用が期待できる。 キーワード レモン、新品種、かい...
単純反復配列(SSR)マーカーに基づいたチャ遺伝資源コアコレクションの構築
要約 SSRマーカー23座の遺伝子型から推定したチャ遺伝資源の集団構造は3つのグループから構成される。また、遺伝子型を指標として構築したコアコレクションは、花器形態、一番茶新芽の化学成分等の表現型において...
寒冷地の冬季屋外飼養は黒毛和種繁殖雌牛の生産性や健康に影響を与えない
要約 寒冷地での黒毛和種繁殖雌牛の冬季屋外飼養は、屋内飼養と比較して母牛の繁殖成績、血液中の免疫関連成分および子牛の成長に差が無い。また、屋外飼養によって作業時間が短縮される。 キーワード 冬季屋外飼...
WSC含量が高くTDN収量の多いオーチャードグラス中生品種「北海30号」
要約 オーチャードグラス中生品種「北海30号」は、道央および道北において多収である。水溶性炭水化物(WSC)含量は「ハルジマン」より3ポイント高く、TDN収量が多い。すじ葉枯病罹病程度は「ハルジマン」より低い...
要約 アルファルファ「北海6号」は北海道および北東北において多収で、2、3番草にその傾向が強い。そばかす病罹病程度が小さいため越冬態勢を確保できる。「ハルワカバ」に比べて倒伏程度が小さい。 キーワード ...