要約 ケイ酸含量の多い稲発酵粗飼料は、ケイ酸含量の少ない稲発酵粗飼料に比べ乾物(DM)消化率が低いものの、有機物(OM)消化率には差はない。また、両者のエネルギー消化率に差はなく、総エネルギー(GE)の多...
農家におけるトウモロコシ細断ロールベールサイレージ利用の評価
要約 トウモロコシの細断ロールベールの取扱性は容易であり、サイロからの取り出し作業が省力化することや、サイレージは嗜好性・品質及び長期保存性に優れること、30~60頭規模の酪農経営にとっては1ロールがほ...
飼料用水稲「クサユタカ」「夢あおば」の直播で窒素施用量と苗立密度
要約 「クサユタカ」と「夢あおば」の湛水散播直播での地上部多収に必要な総窒素施用量は5月上旬播種で7~9kg/10a、6月中旬播種で4~5kg/10aである。落水不良の場合、低節位分げつが休眠し大きく減収するの...
籾数の減少する水稲着粒突然変異系統「RM645」の乾物生産特性
要約 農林8号の放射線突然変異系統「RM645」は、着粒籾数が顕著に少ないが、非構造性炭水化物を稈・葉鞘に多量に蓄積する。乾物生産と関わる葉面積当たり窒素含有量が高く、耐倒伏性も高いため、黄熟期乾物生産...
完熟堆肥を連年施用した飼料畑下層における硝酸態窒素濃度の推移
要約 4年間、飼料畑に毎年完熟堆肥を原物重量で8t/10a施用し続け、硝酸態窒素の地下浸透状況を継続調査したところ、80cm深の土壌溶液は比較的低濃度で推移するが、硝酸態窒素は作土層下方まで浸透する。 キーワ...
要約 肉用牛生産体系において、肉用牛繁殖経営では稲発酵粗飼料(イネWCS)を導入し、肉用牛肥育経営では飼料用モミを活用して肉用牛を慣行と同等に生産できる。 キーワード 稲発酵粗飼料、飼料用モミ、肉用牛...
要約 岐阜県飛騨地域のような中山間地域では、飼料イネ品種のクサホナミ、クサユタカ、ホシアオバが地際刈り乾物収量が多く、黄熟期まで生育し、サイレージ調製することが可能である。 キーワード 中山間地域、飼...
要約 水稲「信交507号」は、熟期が中生の早で、耐倒伏性が高く湛水直播栽培に適し、TDN収量が比較的高い稲発酵粗飼料用水稲である。 キーワード 水稲、稲発酵粗飼料、湛水直播栽培、信交507号
背景・ねらい ...
飼料用水稲「クサユタカ」「夢あおば」の直播での窒素施用量と苗立密度
要約 「クサユタカ」と「夢あおば」の湛水散播直播での地上部多収に必要な総窒素施用量は5月上旬播種で7~9kg/10a、6月中旬播種で4~5kg/10aである。落水不良の場合、低節位分げつが休眠し大きく減収するの...
要約 関東北部における2003年夏季の低温、及び日射量の不足は、飼料用トウモロコシの収穫までに至る栽培日数を延長させ、雌穂の乾物収量に大きな被害を与えた。その被害の様相から登熟遅延型の冷害であった。 キ...
トウモロコシのサイレージ調製における排汁割合と熟期別養分損失
要約 トウモロコシサイレージ調製時の排汁割合は生育に伴い乾物率が増加するにつれ減少し、乾物率28%で0になると予想される。原料中の単少糖類の大部分は有機酸発酵に消費されるが、デンプンの大部分はサイレー...
細断型ロールベーラ調製を前提とした立毛放置トウモロコシの乾物率の推移
要約 飼料用トウモロコシは、完熟期到達時までは収量損失なしに乾物率を上昇させることが可能であるが、絹糸抽出期以降の乾物率上昇速度、細断型ロールベーラでの収穫が可能となる生育ステージ、および到達可能な...
要約 細断型ロールベーラ、自走式ベールラッパによる細断コーンの梱包・密封作業能率は、圃場内走行作業では0.38ha/hで、定置作業の梱包では47.9個/h、密封が37.7個/hである。調製したコーンサイレージの10ヶ月後...
飼料用トウモロコシ畑に蔓延したヒルガオ防除には播種前年の秋耕が有効
要約 ヒルガオが蔓延した圃場では、前年の2回の秋耕と慣行のアトラジン・メトラクロール剤の土壌処理で飼料用トウモロコシ収量への影響はほとんどなくなり、ヒルガオはほぼ消滅する。1回の秋耕でも上記除草剤処...
飼料用水稲「クサユタカ」「夢あおば」の直播での窒素施用量と苗立密度
要約 「クサユタカ」と「夢あおば」の湛水散播直播での地上部多収に必要な総窒素施用量は5月上旬播種で7~9kg/10a、6月中旬播種で4~5kg/10aである。落水不良の場合、低節位分げつが休眠し大きく減収するの...
改良ハンドラを取り入れた細断型ロールベーラ体系の作業能率の向上
要約 密封前後の細断型ロールベールのハンドリングに対応したハンドラ(以下「改良ハンドラ」)を使用することで、細断型ロールベーラ体系におけるトウモロコシサイレージの密封作業能率が向上し、また既存の牧草...
細断型ロールベーラ調製を前提とした立毛放置トウモロコシの乾物率の推移
要約 飼料用トウモロコシは、完熟期到達時までは収量損失なしに乾物率を上昇させることが可能であるが、絹糸抽出期以降の乾物率上昇速度、細断型ロールベーラでの収穫が可能となる生育ステージ、および到達可能な...
要約 飼料イネ「はまさり」の小麦あと湛水直播栽培では施肥水準は総窒素成分で8~9kg/10a、苗立数は平米当たりで条播は75本前後、散播は75~150本を確保することで、移植栽培並みの乾物収量1.2t/10aが確保できる...
要約 たい肥、スラリー、尿の肥料養分含量に基準肥効率および品質・施用時期別の補正係数 を乗じて化学肥料に換算し、圃場に必要な養分量をふん尿主体で施用した不足分を化学肥料で補 填する。環境保全のため秋の...
要約 飼料イネ「はまさり」の不耕起麦間直播栽培は、チウラム粉衣した種子を3月中旬までに播種し、苗立数を平米当たり150本以上確保することで移植栽培並の乾物重量が得られる。施肥水準は緩効性化成肥料を用いて...