背景・ねらい 2015年に北海道のバレイショ産地で侵入害虫Gpが国内初確認され、まん延を防ぐため、翌年から植物防疫法に基づく緊急防除が開始されました。緊急防除の着実な推進とGpの封じ込めを図るため、Gpの検査...
飼料用トウモロコシの作付け拡大に向けた新しい栽培技術<2019年度版>パンフレット
要約 飼料用トウモロコシの作付け拡大にむけた新技術を紹介するパンフレットである。耐湿性等を付与した品種育成、周年省力栽培技術、省力播種栽培に適した施肥管理技術、湿害対策技術、子実用トウモロコシ生産技...
コナガのジアミド系殺虫剤の抵抗性遺伝子の起源と抵抗性リスクレベル
要約 アブラナ科作物の害虫であるコナガのジアミド系殺虫剤の日本国内でみられる抵抗性遺伝子の一部起源は海外にある。日本国内の抵抗性リスクについては、非越冬地域でリスクレベル2(使用非推奨)、越冬地域でリ...
水稲作の省力化と高品質化の両立可能な圃場基盤の改良と生産管理技術
要約 圃場の緩傾斜による迅速な入排水、堆肥連年施用と深耕による地耐力及び根域環境の向上、高畦と深水管理、成苗移植により、大型機械体系で省力かつ品質の高い減農薬・減肥の水稲栽培が可能になり、水稲作中心...
閉花受粉性イネ突然変異体spw1-cls1の低温条件下における開花
要約 イネの突然変異spw1-cls1による開花しない性質は自然交雑を効果的に抑制でき、種子の純度を確保するために有効である。特に、出穂前2~3週目の低温は開花を著しく促進するが、日中の高温により開花...
ナス用台木Solanum torvumに対するネコブセンチュウ2種の寄生性の違い
要約 ナス接ぎ木栽培に台木として用いられるS. torvumは、サツマイモネコブセンチュウ抵抗性であり、サツマイモネコブセンチュウの密度を抑制する効果があるが、アレナリアネコブセンチュウ本州型には感...
化学合成殺虫剤を半減する新たなトマト地上部病害虫防除体系マニュアル
要約 トマト地上部の難防除害虫の防除に有効な天敵資材やその効果を増強する天敵温存植物と天敵誘引装置、さらに害虫忌避剤、侵入防止資材について、特徴と利用法を解説するマニュアルである。これらの技術の組み...
要約 淡色黒ボク土において、地下に埋設した遮水シート溝式地下灌漑システムを用いてホウレンソウを栽培する場合、灌水開始目安は地下20cmの土壌水分pF値2.2、1回あたり灌水量を15t/10aとして灌水すると、ホウレ...
異なる作用機構の殺虫剤の「世代内施用」が害虫の抵抗性発達遅延に効果的
要約 複数の殺虫剤の「世代内施用」と「世代間交互施用」のどちらが殺虫剤抵抗性抑制に有効かシミュレーションにより検討すると、様々な薬剤タイプ、害虫の生活史の違いにかかわらず「世代内施用」の方が抵抗性発...
要約 圃場内外への天敵温存植物の植栽と天敵に悪影響の少ない殺虫剤の選択によって土着天敵の定着や増殖を促すことにより、薬剤抵抗性を発達させて難防除害虫となっているアザミウマ類やハダニ類等を安定的に管理...
要約 麦類の赤かび病かび毒汚染低減技術の高度化を図るため、都道府県の研究者および専門的な指導者を対象に、科学的根拠に基づいて追加・拡充して改訂した生産工程管理マニュアルである。 キーワード 赤かび病、...
要約 アフリカの農家圃場ではケイ素欠乏値を示すイネが広範にみられ、土壌のケイ酸供給力不足、不安定な水条件をもつ稲作生態系、および窒素施用量の増加を要因として、ケイ素欠乏のリスクが高まる。 キーワード ...
水田を利用した省力・低コスト肉用子牛生産に活用できる「水田放牧の手引き」
要約 水田放牧に適した牧草や飼料イネの栽培と放牧利用技術、放牧飼養による繁殖への影響、放牧に伴うリスクとその低減方策、環境への影響、営農への導入効果を解説した手引書である。水田を利用した省力・低コス...
イネの開花しない突然変異の交雑抑制能力と既存品種へ導入した場合の影響
要約 イネの突然変異superwoman1-cleistogamyによる開花しない性質は、自然交雑を効果的に抑制できる。また、DNAマーカーと連続戻し交配によってこの性質を既存のイネ品種に効率よく導入でき、その農業...
要約 2種の開花数の増減を確率密度分布として捉え、2つの分布間の類似度を示す指標を「開花重複度(S)」と定義することにより、開花重複日数など従来使われてきた指数より正確な交雑可能性の定量的評価...
遺伝子組換え水稲と非組換え水稲の広域での交雑率を簡便に推定する指標を開発
要約 遺伝子組換え(GM)水稲と非GM水稲の交雑率を、地域スケールで評価するための指標を開発しました。この指標はGM水稲と非GM水稲の圃場が接する部分の長さと非GM水稲圃場の面積を基に算出され、デジタル地図と地...
要約 汚染水田に塩化鉄を溶かした用水を入れて土壌とよく混合し、カドミウムを溶出させて排水することにより、土壌のカドミウム濃度を60~80%、生産される玄米のカドミウム濃度を70~90%低減する実規模のオンサイ...
グリーニング病多発生環境下でキングマンダリンの高収益栽培を可能とする総合管理技術
要約 無病苗とネオニコチノイド系殺虫剤施用を軸とする生育初期防除の徹底と初期生育量確保のための適切な肥培管理によるグリーニング病の総合管理技術(IPM)により、ベトナムメコンデルタのグリーニング病多発...
草地化等の新技術を組み入れた汎用性の高い小規模移動放牧マニュアル
要約 既存の小規模移動放牧マニュアル等の残された問題点を解決するQ&A方式のマニュアルであり、とくに耕作放棄地を草地化し放牧活用するとともに、水田なども含めた様々な草資源を組み合わせた周年屋外飼養...
カドミウム高吸収イネ品種によるカドミウム汚染水田の浄化技術(ファイトレメディエーション)
要約 カドミウム高吸収イネを「早期落水法」で2~3作栽培することにより、土壌のカドミウム濃度を20~40%、玄米のカドミウム濃度を40~50%低減することに成功しました。また、「もみ・わら分別収穫法・現地乾燥...