トマト果実の糖度およびグルタミン酸含量の予測・制御プログラム
要約 1作分の栽培環境、植物体内の変動および品質データをAI技術で比較解析することによって、品種や産地に拘わらず、トマトの糖度およびグルタミン酸含量を予測できる。また、目標糖度やグルタミン酸含量の入力...
要約 トールフェスクは、3月に入牧可能で、生産性が季節的に平衡である。バヒアグラスは高収量であり、暖地型牧草の中では越冬後の生育が早く、5月に入牧可能である。両草種の組み合わせが周年親子放牧体系におけ...
要約 農業分野におけるメタボロミクスの活用を促進するため、栽培現場での分析用試料の取り扱い、分析者が知っておくべき栽培現場作業の基本事項を明確にし、農研機構でのNMRメタボロミクスについて具体的な実施...
ほうれんそうに含まれるルテイン定量法と日本農林規格(JAS)化
要約 生鮮・冷凍ほうれんそうについて、汎用性の高い高速液体クロマトグラフィー(HPLC)法により、再現性の高いデータを取得する。ほうれんそうは、ルテインとその異性体やクロロフィル等を含むが、本法はルテイン...
子実用トウモロコシの子実含水率に与える気象と品種の影響と推定精度の評価
要約 黄熟期から完熟期までの期間におけるトウモロコシの子実含水率には気温、相対湿度、風速が強く影響し、子実含水率の推移には品種間差がある。気温、相対湿度、風速、品種の4つの要因を用いた推定式により、...
要約 施肥前の水田作土土壌を使って水稲を14日間栽培して、水稲幼植物の放射性セシウム濃度を測定することにより、カリウムを施用せずに栽培した場合の玄米の放射性セシウム濃度を推定することができる。 キーワ...
要約 トマトの施設生産において気温、日射、CO2濃度の環境情報および葉面積、果実乾物率の生体情報を用いてトマトの物質生産量や収量を推定できる。また、物質生産の推定値と実測値を比較することによ...
気候、栽培条件の趨勢を考慮した水稲の面的出穂日予測のWeb発信システム
要約 水稲の面的出穂日予測に、30年平年値よりも、前年からの10年平年値、5年平年値を入力値とした方が、出穂日とその平年差の推定精度が向上する。本予測情報のWeb発信システムにより、事前に、広域的な出穂日と...
東北地方北部におけるセット球を用いたタマネギ初冬どり新作型に適した栽培条件
要約 東北地方北部において、タマネギ極早生品種のセット球を8月12日頃に定植することにより、暖地のセット球を利用した慣行作型に比べて1ヶ月程度早い11月に生食用タマネギを収穫することができる。被覆マルチの...
要約 大豆遺伝資源「Y2」の短節間遺伝子qSI13-1は、節数、開花期、成熟期に影響を与えずに節間長を短くする効果を持つ。この遺伝子は、主茎長を短くして耐倒伏性を向上させた品種育成に寄与できる。 キ...
ウンシュウミカンのアスコルビン酸含有量の品種群における差異及びその糖度との関係
要約 ウンシュウミカンのアスコルビン酸含有量は、出荷時期別に比較すると早生品種群で最も高い値を示す。また、糖度とアスコルビン酸含有量はいずれの品種群でも有意な相関関係が認められることから、高糖度であ...
果皮が着色しやすく日持ちが良い早生のリンゴ新品種「紅みのり」(べにみのり)
要約 「紅みのり」は果皮が着色しやすく食味良好な早生のリンゴ新品種である。安定して結実良好であり、果実の日持ちが良い。 キーワード リンゴ新品種、着色良好、良食味、早生、結実良好 背景・ねらい 地球温暖...
ダイズ品種「里のほほえみ」における不定形裂皮粒の発生量と開花時期の関係
要約 「里のほほえみ」の裂皮粒は不定形裂皮粒と線形裂皮粒に大別され、不定形裂皮粒が主要部分を占める。不定形裂皮粒の発生量と開花時期の間には高い負の相関が認められ、開花時期は「里のほほえみ」の不定形裂...
要約 胚乳デンプン難糊化性変異系統AGE1およびAGE2はデンプン分枝酵素BEIIb遺伝子の機能が低下しており、DNAマーカーを用いてインディカ米型デンプン合成酵素SSIIa遺伝子と組み合わせることで...
多収で極晩生の一季成り性イチゴ新品種候補「イチゴ盛岡36号」
要約 一季成り性イチゴ盛岡36号は、極晩生で寒冷地・高冷地の半促成栽培および露地栽培に適する。1果重が大きく、果実の形は円錐形でよく揃うため商品果率が高く、収量が多い。痩果(種子)の浮きは発生しない。う...
要約 「つきことか」は温暖地西部において"極晩"熟期に属する水稲粳種で、極長稈で茎葉乾物収量が極めて高いイネWCS用品種である。晩植でも穂重割合が小さいため、茎葉重割合が高いイネWCSの生産が可能である。 ...
トマト、さやえんどう、スイートピーの初期生育に影響する土壌中クロピラリド濃度
要約 供試した作物の中でトマト(ミニトマト)はクロピラリドに対する感受性が最も高く、土壌中クロピラリド濃度が1 μg/kg乾土以上で初期生育に影響が現れる。また、土壌中クロピラリド濃度が高いほど早くかつ複...
気候変動で北海道の産地でワイン用ブドウ「ピノ・ノワール」が栽培可能に
要約 1998年頃の気候シフト以降、北海道内の代表的なワイン用ブドウ産地で、高級赤ワイン用ブドウの代表品種の「ピノ・ノワール」の栽培適温域となっている。道内ではさらに栽培の拡大が期待される。 キーワード ...
「コシヒカリ環1号」を用いたヒ素とカドミウムの同時低減技術の開発
要約 カドミウムをほとんど吸収しない水稲品種「コシヒカリ環1号」を落水期間を長めにしながら土壌の乾湿を繰り返す節水法で栽培すると、玄米カドミウム濃...
青く変色しやすいダイコン品種の判別法と青色色素前駆物質の解明
要約 ダイコン切片に過酸化水素水を塗布することによって、流通中に青く着色しやすいダイコン品種を5分程度で判別できる。除皮した種子を用いても本法の適...