「農林PL4号」由来の「南海133号」のトビイロウンカ抵抗性は優性遺伝子支配だ
要約 農林PL4号由来のトビイロウンカ抵抗性水稲系統「南海 133号」は系譜からみて劣性の抵抗性遺伝子 bph-2を有すると推定されたが、遺伝子分析の結果、優性の単遺伝子支配であることが明らかとなった。 背景・ね...
要約 「新潟46号」は、新潟県では極早生の中間型に属する粳種である。耐冷性は強く、登熟も良い。品質は上中、食味は上下である。山間地での収量性も安定している。平成9年から新潟県下の山間高冷地で普及に移す...
要約 コムギの半数体倍加系統(DH)と組換型近交系統(RI)を用た、赤かび病の遺伝分析の結果、高度抵抗性の蘇麦3号は相加的効果のある2個の抵抗性主働遺伝子をもち、その1個は無芒の形質と15~21%で連鎖すること...
要約 優性の抵抗性遺伝子Nid-1を導入して育成した春蚕用普通蚕品種の「大成」は、カイコ濃核病ウイルス1型に対し完全な抵抗性を示す。本品種は白繭系二化性日中一代交雑種であり、良質繭の高い生産性と優良な繭糸...
要約 インド型イネModanに由来するイネ縞葉枯病抵抗性遺伝子(Stv-bi)はイネ第11染色体上腕部に座乗し、分子マーカーであるST10と密接に連鎖している。ST10の塩基配列をもとに設定したST10プライマーによって、PCR...
要約 チャの輪斑病抵抗性は、独立した2つの作用の異なる優性な抵抗性遺伝子、Pl1、Pl2によって支配されている。Pl1は高度抵抗性を支配する遺伝子、Pl2は部分抵抗性を支配する遺伝子であり、Pl1はPl2に対して上位...
要約 ハクサイ類の根こぶ病抵抗性素材として利用されている飼料用カブが持つ抵抗性遺伝子と連鎖したRAPDマーカーを検索し、幼苗期での早期予備選抜に有効なマーカーを得た。 キーワード 根こぶ病抵抗性素材、...
要約 わが国におけるジャガイモ疫病菌は、交配型A2型菌が分布を拡大し、A1型菌とほぼ交替した。A2型菌はA1型菌と比較して、培養的性質が異なり、殺菌剤メタラキシル耐性の強いものが多く、異なる疫病抵抗性遺伝子...
要約 水稲「関東糯164号」は超多収品種の「タカナリ」の放射線突然変異処理により育成された、インド型の短稈・穂重型の超多収糯系統である。出穂期は「タカナリ」並みで、「日本晴」より早い、中生に属する。一...
要約 トマト青枯病抵抗性遺伝子のDNAマーカーを検索し、幼苗期の早期予備選抜に有効な数個のマーカーを得た。 背景・ねらい トマトの青枯病は被害が大きく防除も難しいので、抵抗性品種の育種が望まれてい...
要約 いもち病圃場抵抗性の強い品種は、圃場抵抗性の弱い品種に比べて数回の薬剤散布を行った効果に匹敵し、薬剤散布回数の削減が可能である。圃場抵抗性の強い品種の発病抑制効果は、いもち病多発生年ほど大きい...
成果の内容・特徴