拍動灌水装置による夏秋トマト栽培で尻腐れ果発生を抑制する施肥方法
要約 日射量対応型自動灌水装置(拍動灌水装置)と肥効調節型肥料(CRF)を組み合わせたトマト養液栽培において、アンモニア態窒素が少ないCRFを分施することにより、夏秋期に多発する尻腐れ果の発生を大幅に抑制でき...
ソーラーポンプを利用した施設栽培用日射量対応型極微量灌水施肥装置
要約 ソーラーポンプを使って貯水タンクへ揚水し、タンク内の上・下限水位センサーに連動して加圧送水ポンプの稼働・停止を制御して、極微量灌水配管系への給液を行えば、日射量に応じた点滴灌水施肥が可能となり...
要約 ハウス夏秋どりトマトの本圃において、収量や品質を低下させない無化学肥料栽培を実現するため、使用する有機質資材の種類、施用量および施用時期に関する栽培指針を策定した。また、本技術は土壌肥沃度に対...
要約 日射量に対応して低速で富栄養化地下水を潅漑利用することにより、窒素負荷と肥料コストを削減した環境保全型の作物栽培が可能である。 キーワード 地下水、潅漑、窒素負荷、低速潅水、環境保全 背景・ねら...
防根シートを用いた根域制限法によるブドウ「ピオーネ」の着色促進
要約 埋め込んだ防根シートで囲った土量530~1800Lの根域に大粒ブドウ「ピオーネ」を栽植すると、果皮の着色促進が図れる。最小土量の530Lでは、濃紫黒色の果房が最大約90%を占めるとともに、収穫期が最大10日...
pF制御自動灌水同時施肥システムによる環境にやさしいトマト栽培
要約 福島農試開発の本システムでは、夏秋トマトの第3花房開花期以降の灌水開始点はpF2.3が適当であり、供給する液肥濃度は0.5dS/mが適する。本システムでのトマト栽培は減肥が可能で、硝酸態窒素の土壌残留が少...
要約 生育前半の多量かん水が、前作の残存または施肥窒素を小ネギに利用されにくくしている。施肥改善として、油粕(窒素成分7.5kg/10a)をベースに被覆尿素40日タイプ(窒素成分7.5kg/10a)の施肥位置を全層また...
要約 秋輪ギク「神馬」の潅水同時施肥栽培により、良品質の切り花を得るために必要な1日当たりの施肥窒素量は3.6mg/株である。また、潅水開始点をpF1.8からpF2.3として土壌水分を管理することにより品質は向上す...
温室内の湿度制御によるキュウリの病害発生抑制と生育・収量の向上
要約 キュウリのハウス抑制栽培で、温室内の相対湿度を90%以下に制御すると多湿条件で発生するべと病、褐斑病の発生を大幅に抑制できる。健全葉が確保されて生育はやや旺盛になる。 キーワード キュウリ、湿度制...
温室内の湿度制御によるミニトマトの病害発生抑制と生育・収量の向上
要約 ミニトマトの促成栽培で温室内の相対湿度を90%以下に制御すると、葉カビ病等の多湿に起因する病害の発生が抑制できる。健全葉が確保され草勢が向上するため収量が増加し、裂果の発生も抑制され可販果率も向...
重粘土転換畑での促成トマトのかん水施肥栽培における最適施肥・灌水量
要約 有明海沿岸部重粘土壌転換畑での促成トマトのかん水施肥栽培は、有効土層からの豊富な養水分の吸収により、窒素施肥量6~12kg/10a、灌水量12~24t/10aで慣行施肥栽培と同等の収量・品質が確保できる。 キー...
要約 施設栽培において定植前に深さ20~60cmに残存する硝酸態窒素は,深根性作物であるトマト栽培では根群域が制限されない限り追肥窒素と同様に評価できる。下層に残存する硝酸態窒素はハウス建設後年数が経過し...
スィートコーンのリン酸カリ水溶液定植前浸漬によるリン減肥栽培
要約 128穴セルで育苗したスィートコーン苗をPとして1%のリン酸カリ水溶液に1時間浸漬してから畑に定植すると、初期生育が優れ、慣行並の収量が得られ、リン施肥量を慣行に比べ大幅に削減できる。 キーワード リ...
要約 カキ‘西条’の施設栽培で、電照(蛍光灯を125灯/10a)と保温(最低気温12℃)を行うことによって、葉色の低下や落葉時期を遅くし、さらに、着色の進行を緩やかにして果実品質を維持しながら収穫時期を遅くで...
要約 メロン葉柄汁液の硝酸濃度は、施肥窒素量に対応しており、診断に適する採取部 位は果実直下の葉の葉柄である。施肥のポイントは汁液硝酸濃度を果実肥大期には4,000 ~5,000ppmまで上昇させ、収穫期は1,000pp...
要約 いちじくのコンテナ栽培において中段位葉柄中の硝酸、カリ濃度が最も施肥レベルに対応しており、最高収量区における濃度はどちらも概ね4,000~6,000ppmである。この基準は適正施肥法の判断材料となる。 背景...
要約 いちじくのコンテナ栽培において中段位葉柄中の硝酸、カリ濃度が最も施肥レベルに対応しており、最高収量区における濃度はどちらも概ね4,000~6,000ppmである。この基準は適正施肥法の判断材料となる。 背景...
要約 施設栽培条件下での亜酸化窒素の発生は、マルチ管理、及び堆肥・窒素施肥の肥培管理、さらに、冬期のハウス管理の改善で抑制することが可能である。 背景・ねらい 温室効果およびオゾン層破壊ガスである亜酸...
要約 カーネーション栽培ハウスでは土壌のNO3-Nが高く維持されており、暗渠排水中にも高い濃度のNO3-Nの流出が認められた。また、作土中のNO3-Nが高いレベルではカーネーションの生育および品質が低下した。花き...
施設簡易軟白ねぎ栽培における窒素およびリン酸肥沃度に対応した施肥法
要約 施設軟白ねぎ栽培農家圃場の肥沃度実態は、現行の土壌診断基準値よりも高い場所が多い。環境と生産を調和させた肥培管理として、土壌硝酸態窒素含有率に対応した窒素施肥(土壌窒素10mg/100g以上で無基肥な...