要約 開発済の土壌の硝化抑制率30%のBNI強化コムギにより、2030年までに施肥窒素量を11.7%削減、窒素利用効率を12.5%向上可能と試算される。さらに、土壌の硝化抑制率が40%に向上し、最適栽培地域に導入された場...
少ない窒素肥料で高い生産性を示す生物的硝化抑制(BNI)強化コムギの開発
要約 高いBNI能を持つ野生コムギ近縁種であるオオハマニンニクとの属間交配により、多収品種にBNI能を付与したBNI強化コムギを開発できる。BNI強化コムギは、土壌中のアンモニア態窒素の硝化を遅らせ、その土壌中...
要約 寒冷地の雇用型大規模水田作経営のニンニク作導入は、他産業従事者並みの農業所得(1人当たり500万円)の確保、1人当たり2,000時間の就業機会創出、1年を通した常雇・家族労働力の平準化に貢献する。上記所得...
香川県の河川河口部の全窒素濃度を流域の土地利用から推定するモデルの開発
要約 香川県の河川河口部の全窒素濃度を、流域内の水田・畑・森林・都市の4つの土地利用の面積割合のみを用いて予測する、簡易モデルを開発した。このモデルを用いた予測値は実測値をよく再現した。 キーワード ...
インドネシア西ジャワ熱帯高原におけるキャベツ根こぶ病被害抑制のための好適輪作作物
要約 〔インドネシア西ジャワのキャベツ根こぶ病激発圃場に8ヶ月間各種作物を導入した場合、レタス、ダイコン、ニンニクは休閑を上回る根こぶ病
丸亀扇状地型平野における浅層地下水の灌漑水としての反復利用の実態
要約 香川用水丸亀分水から給水を受ける扇状地帯水田では、浸透水量のうち灌漑用として再利用される水の割合(反復利用率)は55%と推定され、分水地点から海に流下するまでに灌漑利用されるみかけの反復利用回数...
要約 促成ピーマンにおけるリアルタイム診断には、土壌では簡易振とう法のEC、植物体では葉柄汁液中の硝酸イオンを用いるのが適当である。好適な生育を維持するには、簡易振とう法ではECが約0.4~0.8mS/cm、葉柄...
重粘土転換畑での促成トマトのかん水施肥栽培における最適施肥・灌水量
要約 有明海沿岸部重粘土壌転換畑での促成トマトのかん水施肥栽培は、有効土層からの豊富な養水分の吸収により、窒素施肥量6~12kg/10a、灌水量12~24t/10aで慣行施肥栽培と同等の収量・品質が確保できる。 キー...
丸亀扇状地型平野における浅層地下水の灌漑水としての反復利用の実態
要約 香川用水丸亀分水から給水を受ける扇状地帯水田では、浸透水量のうち灌漑用として再利用される水の割合(反復利用率)は55%と推定され、分水地点から海に流下するまでに灌漑利用されるみかけの反復利用回数...
要約 試料処理は調整の容易さや採取量等から加水の搾汁がよい。作物体中の位置で硝酸イオン濃度が異なるので採取位置を一定にする必要がある。また、天候で硝酸イオン濃度が変化することを考慮して、試料の採取は...
施設キュウリの養液土耕栽培における葉柄汁液を用いた簡易栄養診断
要約 キュウリの養液土耕(灌水同時施肥)栽培において、抑制栽培では上位節の主枝および側枝の葉柄汁液の硝酸イオン濃度を3000~6000ppm、半促成栽培では同様に5000~1500ppmで維持することにより、安定した収量...
要約 育苗期の葉柄搾汁液をRQフレックスで測定し、硝酸態窒素濃度を100~250ppm、燐酸濃度を50~150ppmの範囲に保つと葉数、側芽数の多い苗となり、品質の良いシクラメンを出荷することができる。 背景・ねらい ...
要約 イチゴにおいて、葉柄汁液中の無機リン濃度を指標(指標値:200~400mg/l)とした簡易栄養診断により、リン酸の効率的な施肥管理が可能である。 背景・ねらい リン酸は、過剰による生育障害が現れにくいことか...
要約 高品質なシクラメン(品種:「フォルテピンク」、「ミディ・コーラス」、5号鉢)を生産するための5号鉢定植後の葉柄中硝酸濃度の適正値は、生育初期から中期(6月~9月中旬)においては品種によって異なるが...
要約 埼玉県南東部を中心に栽培されているワケネギで、ウイルス病の被害が問題となっている。その対策として、生長点培養によって作出・育成したウイルスフリー株を利用することにより、収量及び品質が向上する。...
要約 巻きひげ搾汁液の硝酸イオン濃度を小型反射式光度計で測定することにより、簡易にキュウリの窒素栄養診断を行い、窒素過剰による減収を防止できる。 背景・ねらい 施設キュウリでは前作残在窒素量を含めた施...
要約 茎頂培養で得られたニンニク培養植物体の根端分裂組織からカルス形成を経て植物体を再生した。さらに、0.6Mショ糖で3時間の前処理を行うと効果的に再分化がおこった。 背景・ねらい 本県のニンニク産地はウ...
ブドウ(アレキ)の幼果期における葉柄内アンモニア態窒素濃度の適正レベル
要約 ブドウ「マスカット・オブ・アレキサンドリ」の養液栽培において、果粒重11g以上、糖度16度以上の果実を生産するためには、幼果期(満開後10~14日頃)の第5節葉葉柄内のアンモニア態窒素が40~120ppmの範...
要約 ホウレンソウ、コマツナ及びチンゲンサイの3種類の軟弱野菜の安定的な生産のため、体内窒素濃度の指標として葉柄汁液中の硝酸濃度と収量及び内部品質としてビタミンC等との関係を明らかにした。 背景・ねら...
要約 ナガイモ根腐病の被害を回避する作付体系として、ナガイモの作付は2、3年とし、ねぎ、にんにく、スダックスを2、3年組み合わせて作付けした後再びナガイモを作付する体系が有効である。 背景・ねらい 青森県...