畑土壌中リン酸の不振とう水抽出法に基づく施設キュウリのリン酸減肥
要約 不振とう水抽出法によって土壌から1.00 mg P2O5 / 100g風乾細土を超える水溶性リン酸が抽出される施設キュウリ栽培圃場においては、基肥無リン酸栽培が可能である。 キーワード 施設...
施設スイートピーに発生した可給態リン酸過剰による葉身白化症状
要約 施設栽培スイートピーで、開花が始まる12月以降に下位葉から葉身が白化し、やがて上位葉にまで進展する症状が見られている。この原因は土壌の可給態リン酸過剰である。リン酸過剰畑では可給態リン酸を指標と...
要約 ハウス夏秋どりトマトの本圃において、収量や品質を低下させない無化学肥料栽培を実現するため、使用する有機質資材の種類、施用量および施用時期に関する栽培指針を策定した。また、本技術は土壌肥沃度に対...
要約 施設栽培キンカンの土壌中の交換性苦土含量は高いが、交換性カリ含量が高いため樹体への苦土の吸収が抑制され、12月の葉中のマグネシウムが欠乏している園地数は全調査園地数の65%である。 キーワード キン...
要約 生育前半の多量かん水が、前作の残存または施肥窒素を小ネギに利用されにくくしている。施肥改善として、油粕(窒素成分7.5kg/10a)をベースに被覆尿素40日タイプ(窒素成分7.5kg/10a)の施肥位置を全層また...
要約 施設栽培の青ネギ、イチゴ等では堆肥を施用する農家が多い。また、硝酸態窒素含量や可給態リン酸含量は施設野菜の改善目標値の上限を上回り、次層においても多量の塩類集積がみられることから施肥量を適宜減...
要約 施設栽培において定植前に深さ20~60cmに残存する硝酸態窒素は,深根性作物であるトマト栽培では根群域が制限されない限り追肥窒素と同様に評価できる。下層に残存する硝酸態窒素はハウス建設後年数が経過し...
要約 黒ボク土で熱水土壌消毒を行うと、土壌中の交換性カリウムやマグネシウムが減少するため、消毒後の土壌診断が必要である。また、土壌中の交換性マンガンの増加が起こるため、熱水の処理量は対象病害に合わせ...
要約 ねぎの根腐萎凋病は北海道の6市町で発生しておりFusarium oxysporumの新分化型の可能性が高い。変法駒田培地によって土壌中の病原菌密度の測定が可能で、土壌診断に利用できる。品種、根部浸漬剤等による本...
施設簡易軟白ねぎ栽培における窒素およびリン酸肥沃度に対応した施肥法
要約 施設軟白ねぎ栽培農家圃場の肥沃度実態は、現行の土壌診断基準値よりも高い場所が多い。環境と生産を調和させた肥培管理として、土壌硝酸態窒素含有率に対応した窒素施肥(土壌窒素10mg/100g以上で無基肥な...
要約 カーネーション栽培ハウスでは土壌のNO3-Nが高く維持されており、暗渠排水中にも高い濃度のNO3-Nの流出が認められた。また、作土中のNO3-Nが高いレベルではカーネーションの生育および品質が低下した。花き...
要約 施設栽培のメロン-スイカ体系における窒素施肥量を、施用有機物(牛ふん)中の全窒素量の30%、ならびに、施肥前の作土中の硝酸態窒素量相当分減肥することにより、窒素収支が改善されるとともに対照区並の収量...
要約 基肥窒素を施用せず、生育に応じて液肥で追肥することにより、窒素の総施用量を慣行の55~61%に低減しても、同等の収量が得られる。高知県農業技術センター・生産環境部・土壌肥料科 背景・ねらい 近年、環...
施設軟弱野菜栽培における有機(ぼかし)肥料の連用が土壌、野菜の収量に及ぼす影響
要約 ホウレンソウ等施設軟弱野菜栽培では、ぼかし肥料の連用で10作程度までの収量は化学肥料連用に優るが、その後劣ることもある。ぼかし肥料の効果は春夏期に高く冬期に低い。ぼかし肥料の連用により土壌の生物...