要約 重粘土転換畑の作土粒孔隙の気相率、相対ガス拡散係数、通気係数には、相互に 直線関係が認められる。各回帰式の回帰係数は栽培される作物によって異なり、その値は毛管径などを用いた毛管モデルで説明でき...
要約 水田の表面排水性と作土の炭素含量および土性から作成した適地図で、乾田直播、湛水土壌中直播、湛水散播栽培の適地、可能地、不適地が判別できる。 背景・ねらい 湿田の多い千葉県において直播栽培を振興す...
要約 輪換畑の水稲跡小麦栽培に対する石灰窒素入り肥料の施用は、生産性の向上とともに、暗渠排水からの窒素流出負荷削減が図れることを現地実証した。また、後期追肥を組み合わせた施肥体系により、子実粗蛋白含...
要約 重粘土を乾燥させた際に形成される粗間隙は,水稲の根系の存在により増加する.この効果は,栽培期間中の水分吸収が盛んな根系で著しいが,収穫後の水分吸収が行われない残根においても期待される. キーワ...
要約 粘土質土壌における水稲条間の直線状亀裂の発生位置は,蒸散により形成される特異なサクション分布に起因する引張有効応力場により決定される.条間を拡大すると,引張有効応力場が2極化し,条間の亀裂は複...
要約 重粘土転換畑の排水性を強化するため、既に施工されている本暗渠の中間に、浅層暗渠を施工する。その結果、転換初期は、浅層暗渠からの排水が多く、浅層暗渠は作土の余剰水を迅速に排除する。下層土に亀裂が...
要約 飼料イネの収量を確保し、水田の地耐力を高め、飼料イネを大型機械で収穫するための土壌硬度を得るには、通常の中干後、乳熟期収穫では「幼穂形成期後から出穂始までの節水+穂揃期の落水」が、黄熟期収穫で...
要約 ランドサットTMデータと降雨後の水田表層の水分率変化から作成した乾湿区分図で、千葉県水田の表面排水性の良否がわかる。降雨24時間後に表層の土壌水分がほとんど低下しない排水性が非常に悪い水田の面積割...
要約 イチゴの養液栽培 (らくちん栽培システム)において、ピートバッグの培地に含まれるロックウールをヤシ殻に置き換えることで、水田への投入など使用後の処理が容易になり、収量も増加する。 背景・ねらい <...
被覆作物間作による低湿重粘土転換畑の排水性改善とスイカへの影響
要約 低湿重粘土水田を転換畑として利用するためには、畑地化を促進する必要がある。そこで、転換畑で栽培するスイカの畝間に被覆作物を作付けして土壌を乾燥させ、排水性の改善を図る。 背景・ねらい 土壌の構造...
圃場の大区画化に対応した低コストな整地・均平工法(反転均平工法)
要約 ゴムクローラトラクタとレーザープラウ、レーザーレベラー等を用いた整地・均平工法である。高生産性水田農業に必要な圃場の大区画化・再編整備を容易に行うことができ、さらには、従来のブルドーザを用いた...
造成砂地畑における暗渠排水によるサツマイモの収量,品質の向上
要約 造成砂地畑に深さ60cm,5m間隔で暗渠を設置すると,サツマイモの収量が増加する。また,塊根表面の凹凸が少なくなる,皮目が小さくなる等,塊根の外観上の品質も向上する。 背景・ねらい
造成砂地畑は...
要約 水稲条間の亀裂は、稲の蒸散により条に沿う方向に誘起され、また、その傾向は代かきを強く行うほど高められる。条間を60cmに広げると、条間が30cmの場合より幅の広い亀裂が疎らな間隔で分布するようになる。...
水稲不耕起、無代かき移植栽培による低湿重粘土の畑地化維持効果
要約 低湿重粘土水田で復田時に水稲不耕起、無代かき移植栽培、特に不耕起移植栽培を行うと、代かき移植栽培に比べ、畑地化が維持され、その後の転換畑に有利な物理性になる。その結果、畑転換後、エダマメの生育...
要約 小菌核腐敗病は病原菌(Botrytis squamosa)の第一次伝染源となる分生子が、地表の菌核などから常に供給されており、20℃以下、土寄せなどによる保湿、高土壌水分の条件下で感染し、発病する。よって、平均気...
要約 チゼルプラウを用いて水田の荒起しを行い、土壌の乾燥を促進させる技術。従来のロータリ耕起に比べて土壌の乾燥が早く、降雨後も表面水が迅速に排水され、作業速度が約2倍であるため作業能率も高い。 背景・...
鳥取県における水稲不耕起乾田直播栽培の導入適地判定基準と適地図
要約 鳥取県において、日平均気温、傾斜度、ほ場の排水性等の条件から水稲不耕起乾田直播栽培が適する条件を選定し、適地図を作成した結果、適地面積は県内水田面積の約30%にあたる約7,700haであった。 背景・ね...
機械化のための標準的栽培様式下での結球性葉菜類の収量性(指導)
要約 標準的栽培様式の下でのキャベツ、ハクサイならびにレタスの生育には、株間が大きく影響し、株間が広いほど結球重が重く、揃いが良くなる。狭い株間では増施と収穫時期延長により増収する。水田転換畑では...
要約 基肥窒素を施用せず、生育に応じて液肥で追肥することにより、窒素の総施用量を慣行の55~61%に低減しても、同等の収量が得られる。高知県農業技術センター・生産環境部・土壌肥料科 背景・ねらい 近年、環...
籾がら暗渠や乾田土中早期湛水直播の畑地化促進とエダマメ増収効果
要約 強グライ土水田に無代かきで行う乾田土中早期湛水直播(折衷直播)栽培を導入したり、転換畑に籾がら補助暗渠を施工することにより、土壌の乾燥が進み砕土性や降雨後の表面排水が良好となる。そのため、エダマ...