我が国肥育豚の栄養素排せつ量原単位の改定および養豚用飼料中CP含量の推移
要約 我が国肥育豚の窒素・リン・カリウム排せつ量原単位を最新のデータに基づき推定したところ、従来の値と比較して窒素およびリンは高く、カリウムは低い。飼料成分の年次推移から、飼料中の粗蛋白質(CP)含量は...
閉鎖循環システムを用いて立地条件に依存しない新しいサツキマス養殖用種苗の飼育方法を確立
要約 アマゴの降海型であるサツキマスを、陸上の閉鎖循環飼育水槽を用いることで、少量の淡水で産業レベルと同等の飼育密度で卵から平均体重126gの種苗に育てることに成功した。この種苗を用いた海水飼育を陸...
要約 ・ニホンウナギの仔魚期間の長さが遺伝することを実験的に明らかにしました。
・このことは選抜育種により仔魚期間を短縮した品種作出が可能であることを示し...
要約 我が国ブロイラーおよび採卵鶏の窒素・リン・カリウム排せつ量原単位を最新のデータに基づき推定したところ、窒素排せつ量原単位は従来のものより29-33%小さく、鶏ふんに由来するN2O排出量の算定...
太平洋クロマグロの全遺伝子情報を解読、クロマグロは微妙な青緑色の違いを認識
要約 太平洋クロマグロ(以下 「クロマグロ」)の遺伝情報全体の解読に取り組み、成功しました。解読結果の解析により視覚にかかわる遺伝子にクロマグロの特徴を発見しました。これは、高速で泳ぎ回るクロマグロ...
要約 ブタの成長に伴い脂肪細胞が肥大する一方で、皮下脂肪組織には小さい脂肪細胞集団が常時存在する。 キーワード ブタ、背脂肪厚、皮下脂肪組織、脂肪細胞、細胞特性 背景・ねらい 豚枝肉取引規格において背脂...
要約 これまで開発されてきたウナギの催熟技術及び飼育技術を応用し、人工養成ウナギを用いて催熟を行った。その結果、平成22年3月から5月にかけ、10尾中9尾の雌から215万粒を採卵し、人工授精により2世代目の人...
ウシ乳腺上皮細胞の血管内皮増殖因子発現に及ぼす泌乳関連ホルモンの作用
要約 血管の新生や透過性を亢進する因子である血管内皮増殖因子(VEGF)の発現はウシ乳腺組織では乾乳期よりも泌中乳期に増大する。ウシ乳腺上皮細胞におけるVEGFの発現は泌乳関連ホルモンであるプロラクチン、グ...
要約 ボディコンディションはスコアの絶対値ではなく、分娩後の最大減少量などの相対値でのみ繁殖性との相関が認められる。305日乳量から、分娩後の初回排卵日、初回発情日、および初回授精日の平均と範囲を推定...
要約 牛枝肉の脂肪融点は個体差が大きく、屠畜月齢が増すとともに低下する。脂肪融点と脂肪交雑の間に相関関係は認められない。 キーワード 牛肉、品質評価、脂肪融点、屠畜月齢、脂肪交雑 背景・ねらい 牛肉の品...
背景・ねらい 川場養魚センターで種卵・種苗供給事業用に継代飼育しているニジマスは1961年に栃木県等から導入した「早期産卵系」と呼ばれている家系である。このニジマスの中に、以前から通常の群が成熟する2歳...
要約 イメージアップのための三枚冠統一、安全安心を重視し抗生物質無添加飼料の給与及び運動場を設けた健康的な飼養管理等、消費者のニーズに応えた生産・供給により、ふくしま赤シャモの需要は拡大する。 キー...
要約 スーパーカウの卵丘細胞を利用して核移植操作を行い、クローン胚を作出、未経産牛に移植することによって、体細胞クローン牛4頭(双子2組)を生産した。出生後のクローン牛の状態及び発育は良好である。 ...
赤肉生産性が高く、かつ繁殖能力に優れたバークシャー種第3系統豚
要約 閉鎖群育種の手法と枝肉比重に対する選抜反応を利用して、赤肉割合が多く、かつ繁殖能力にも優れたバークシャー種新系統を造成した。鹿児島県畜産試験場・養豚部 背景・ねらい 本県の黒豚(バークシャー種)...
乳用牛群検定サンプル乳を用いたPIT I 遺伝子制限酵素長多型の判定
要約 牛群検定サンプル乳中の体細胞からPITⅠ遺伝子が増幅できた。PITⅠ遺伝子を制限酵素HinfⅠで切断した遺伝子型は血液から抽出したDNAをサンプルにしたものと完全に一致した。PITⅠの遺伝子型頻度はAA型:AB型:BB型...