土壌改良資材と薬剤散布適期連絡システムを基本としたイネ稲こうじ病の総合防除技術
背景・ねらい イネ稲こうじ病は近年全国的に多発生しています。本病の病粒が販売種子に混入するとクレームにより返品され、本菌の胞子や色素が玄米に付着すると農産物検査で規格外となります。また、病粒が混入し...
水稲鉄コーティング直播でのイネミズゾウムシによる苗立ち不良の発生
要約
水稲鉄コーティング種子の湛水直播栽培における苗立ち不良の一因は、イネミズゾウムシの食害によるものである。
キーワード 鉄コーティング、湛水直播、苗立ち...
オゾンガス消毒が土壌化学性およびホウレンソウの生育へ及ぼす影響
要約 オゾン処理直後の土壌は、土壌の種類に拘わらずpHの急激な低下が起こり無機態窒素が増加する。特にアンモニア態窒素は処理前に比べておおよそ30倍増加するが、速やかに硝酸態窒素へと硝化されるため、ホウレ...
要約 コマツナ無農薬ハウス栽培体系の導入は、無農薬栽培コマツナの食害葉率を低下させ、収量を向上させる。その結果、所得は導入前の2.2倍の10a・1作当たり約29万円に、1時間当たり所得は約1,500円に増加し、...
要約 微生物資材A、B、C、Dのいずれかを10a当たり500kg、または有機物資材E、Fのいずれかを10a当たり1t全面全層施用することにより、レタス根腐病の発病度が低下した。 キーワード 微生物資材、有機物資材、レタ...
要約 タイヌビエに対する水稲用アミド系除草剤プレチラクロール、メフェナセットおよびテニルクロールの生育阻害が最大に達する最低濃度および土壌吸着係数(Kd)は15~30℃の範囲では温度の影響を受けない。 キー...
分解菌集積木質炭化素材を用いたシマジンの現地におけるバイオレメディエーション
要約 除草剤シマジンの分解細菌CD7菌群を木質炭化素材に集積させ、ゴルフ場の下層(深さ15cm)に1cmの厚さで敷き詰めると,ゴルフ場に散布されたシマジンは木質炭化素材層に吸着され,そこで分解・無機化される。...
要約 DMI耐性ナスすすかび病菌の発生が現地圃場で認められた。本剤耐性菌に対しDMIの治療効果は著しく低いが、発病初期から予防的に散布すると効果がある。中程度のDMI耐性菌が発生している圃場でも発生初期から...
要約 開発した土壌硬化剤は、軽焼マグネシアとリン酸肥料を主原料とする。セメントや石灰で固めることが難しかった有機質土壌や高含水土壌も固めることができる。硬化物は弱アルカリであり、粉砕すれば土およびリ...
イチゴ炭疽病無病徴感染親株における菌の動態と雨よけによる苗立枯れの防除
要約 イチゴ炭疸病無病徴感染親株において、病原菌はランナー発生直前の4月中旬にはすべての部位に存在し、隣接株へ伝染する。本病の伝染期間である育苗期に雨よけを行い、薬剤防除と組み合わせると、苗の発病(...
土壌pHの調整によるコウライシバ葉腐病(ラージパッチ)の制御
背景・ねらい 農薬によらない芝草の管理技術のひとつとして、病害が発生しにくい条件に土壌環境を調整する手法がある。これまでに、コウライシバのカーブラリア葉枯病が生理的酸性肥料の施用によって軽減されるこ...
クロルピクリンくん蒸剤のジャガイモ植付け同時処理によるジャガイモそうか病の防除
要約 ジャガイモそうか病は、低濃度のクロルピクリンくん蒸剤テープ状製剤を使い、ジャガイモの植付け時に同時処理後、ポリフィルムで被覆することで、慣行の1/10量(3L/10a)で効果的に防除できる。長崎県総合農...
要約 土壌環境中から農薬等難分解性有機化合物の分解細菌を集積・単離することを目的に,ある一定条件で炭化・加工した木質炭化素材を土壌中に混入し,分解対象農薬を唯一のC,N源とした水溶液を還流させることで...
要約 かんがい水中の養分は石灰・ケイ酸が減少、加里・CODが増加傾向にある。また、水系別にみると窒素濃度の増加している水系があり、農業用水基準を超えている場所も多い。また、ケイ酸濃度の極端に少ない水系...