要約 性フェロモン剤と顆粒病ウイルス剤の利用と土着天敵の保護活用、および二番茶摘採後のせん枝処理よる病害伝染源の除去を組み入れた茶の病害虫防除体系は、化学合成農薬の使用を半減以下にすることが可能であ...
要約 新規性フェロモン剤(トートリルア剤)はチャハマキ雄成虫に対し、交信かく乱作用を示し、雌成虫との交尾阻害効果により、チャハマキ幼虫の密度を低下させる。その効果は化学合成農薬による慣行防除と同等以...
要約 トマトツメナシコハリダニをトマトの株に少数放飼することにより、株全体のトマトサビダニの密度を被害の出ない程度に抑制することができ、本種は有力な生物的防除素材である。 キーワード トマトツメナシコ...
Olpidium brassicae遊走子感染阻害細菌の選抜方法
要約 根面・根内細菌をレタス種子にコーティング後O. brassicae 汚染土壌に播種、温度15℃、20000LUX、35日間育苗し、レタス苗根に形成した遊走子のう及び休眠胞子数を数えることによりO. brassicae 遊走子感染...
対抗作物の栽培によるダイズシストセンチュウ卵寄生菌の寄生率上昇
要約 ダイズシストセンチュウの対抗作物であるクロタラリア(Crotalaria spp.)やアカクローバ(Trifolium pratense)を栽培すると線虫卵に寄生する天敵糸状菌の寄生率が上昇し、線虫の増殖を抑制する。 キーワード ...
2種の導入寄生蜂を併用するマメハモグリバエの生物的防除のモデルによる評価
要約 ハウストマトに発生したマメハモグリバエに対して、導入寄生蜂イサエアヒメコバチとハモグリコマユバチを併用しても種間競争による悪影響は少なく、同じ放飼密度で単独放飼と同様の防除効果が得られることが...
要約 出穂後は牛に採食されないチカラシバが蔓延し、牧草が衰退して生産力が低下し、かつ、景観も悪化した放牧草地に、飼養が容易で景観的にも優れ、いろいろな草木を採食するシバヤギ(30頭/ha)を4月上旬から1...
要約 供試した殺虫剤12薬剤、殺菌剤10薬剤のうちアリガタシマアザミウマの成虫および幼虫が生存率70%を示した薬剤は、殺虫剤では脱皮阻害剤、BT剤、吸汁阻害剤およびデンプン液剤を含む4薬剤、殺菌剤では2薬剤で...
果菜類の害虫ミナミキイロアザミウマに対するヒメハナカメムシ3種の必要放飼比率
要約 ヒメハナカメムシ3種の温度別繁殖パラメータおよび最大捕食量のデータを用い,ミナミキイロアザミウマに対する抑制能力(害虫/天敵比)を算出した。この値により,天敵3種を大量放飼する際の理論的必要放飼...
要約 ネギ白絹病に対する生物的防除として,Trichoderma剤を連年施用することにより高い防除効果が得られ,白絹病による減収を抑える。 キーワード ネギ白絹病、Trichoderma、生物的防除、連年施用、防除 背景・...
かんしょ連作圃場におけるPasteuria penetransの線虫感染性の変化
要約 サツマイモネコブセンチュウを防除するために,かんしょ圃場に施用したPasteuria penetransは,連作後の圃場内において,そこで生き残っている線虫に対応した線虫感染性(2期幼虫体表への付着)を獲得する。...
カタグロミドリカスミカメの放飼によるトビイロウンカの密度抑制効果
要約 ウンカ類の捕食性天敵カタグロミドリカスミカメをイネウンカ類の飛来侵入時期に1:1の害虫:天敵比率で1回放飼することで、放飼次世代のトビイロウンカ密度を抑制し、最終世代までのトビイロウンカ増殖率...
促成栽培イチゴにおけるハダニ類の天敵チリカブリダニの利用方法
要約 促成栽培イチゴにおいて、捕食性天敵のチリカブリダニを10月下旬~11月上旬、11月下旬~12月上旬および1月下旬~2月上旬の3回、1回につき10a当たり2,000頭を放飼することで、ハダニ類の発生を4月まで低く抑...
養分競合がもたらす非病原性および病原性フザリウム菌の密度変動
要約 非病原性フザリウム菌を土壌に前処理すると後に接種したホウレンソウ萎凋病菌の増殖は抑制されるが、グルコース等の養分供給により病原菌の密度増加が始まる。このことから、非病原菌による発病抑制には病原...
非病原性Fusarium 属菌によるキュウリ灰色かび病の発病抑制
要約 地表面に米ぬかを散布した施設内のキュウリ花弁および散布土壌から分離したFusarium 属菌にはキュウリ灰色かび病に対し抗菌性を示すものが数菌株認められる。その振とう培養菌体散布により灰色かび病の発病...
要約 畑土壌に棲息するササラダニ類の2種、アヅマオトヒメダニとハバビロオトヒメダニは、リゾクトニア菌を摂食し、ポット試験においてアブラナ科野菜の苗立枯れ症を抑制する。 キーワード ササラダニ、リゾクト...
パスツールピペットを利用したヒメハナカメムシ類等の薬剤感受性検定法
要約 パスツールピペットを利用したヒメハナカメムシ類等微小昆虫の薬剤感受性検定法は、安価、省スペースで虫体直接浸漬、ドライフィルムの両法に使用できる。 キーワード ヒメハナカメムシ類、パスツールピペッ...
内生細菌Pseudomonas sp. FPH9601によるトマト根腐萎凋病防除
要約 内生細菌 Pseudomonas sp. FPH9601を培土に混和し、育苗したトマト苗は、トマト根腐萎凋病(Fusarium oxysporum f.sp. radicis-lycopersici )に対して発病抑制効果が認められる。 背景・ねらい トマト栽...
近紫外線除去フイルム被覆ハウスにおける天敵放飼によるトマトハモグリバエの防除
要約 害虫の侵入防止効果が高い近紫外線除去フィルムを被覆した施設栽培ミニトマトに寄生蜂イサエアヒメコバチを放飼すると、トマトハモグリバエに寄生して発生及び被害を抑制する。 背景・ねらい 施設栽培トマ...
要約 害虫の生物的防除に用いる天敵ウイルスを増殖するため、モンシロドクガの蛹卵巣および脂肪体より7株、またモンシロチョウの蛹卵巣より2株の培養細胞系を樹立した。 背景・ねらい
天敵ウイルスを利用し...