要約 土壌・種イモ伝染性で難防除なショウガ青枯病の防除技術体系を開発・確立した。本体系は、病害発生時、圃場対策、種イモ対策の主に3つの場面に分けて、青枯病の診断および汚染程度に応じた防除対策を行う。 ...
要約 主に短梢せん定ブドウを対象とした果実保護ネットは、棚下で簡易に設置できるため、脚立や踏み台などが不要な果実の防鳥獣資材である。本資材により、鳥獣害対策にかかる作業の省力・安全化ならびに高い防鳥...
施設園芸用栽培ベッドを接触検出して自動直進する小型電動台車走行システム
要約 薬剤散布や運搬作業を省力化するために、栽培ベッドのフレームをローラで接触しながら検出し、栽培ベッドに沿って自動で直進する小型電動台車走行システムである。薬剤散布ノズルや荷台を装着し、無人で作業...
要約 傾斜地カンキツ園における園内道の路線配置の検討を、現地測量することなくパソコン上で簡便に行うことができる。デジタルオルソ画像に路線中心線をマウスで描画することにより園内道の延長や勾配などの算出...
要約 白紋羽病に罹病した樹の周辺土壌の表面に50°C温水を点滴して病原菌を殺菌する温水治療技術マニュアルを実施することにより、ナシ、リンゴおよびブドウの罹病樹を効率的に治療できる。 キーワード 白紋羽...
暖地高標高地の耕作放棄地における飼料用トウモロコシの不耕起栽培技術
要約 暖地の標高800m程度の雑木等のない傾斜のある耕作放棄地において、前植生を刈払った後にトウモロコシの出芽前および生育初期に除草剤処理することで、平地の飼料畑と同様に飼料用トウモロコシを不耕起栽培で...
ウンシュウミカン園におけるヘアリーベッチ草生による20%施肥量削減と有機物補給
要約
窒素固定を行うマメ科のヘアリーベッチ草生栽培を早生ウンシュウミカン成木園に3年間導入すると、収量と果実品質の低下を引き起こさずに20%の施肥量削減と園地への有機物の補給を...
50℃の温水点滴処理はニホンナシとリンゴの白紋羽病防除に有効である
要約 白紋羽病罹病樹を中心とした半径1mあるいは2m四方の範囲に50℃の温水を地表面から点滴することにより、ニホンナシ、リンゴの根部に寄生した白紋羽病菌が消失あるいは減少し、治療効果が得られる。 キーワー...
ウンシュウミカン主幹形仕立てと改良型ノズルによる農薬散布量の削減と省力化
要約 急傾斜ウンシュウミカン階段園で樹形を慣行の開心自然形から主幹形に変更すると、農薬の散布作業時間が2/3に短縮でき、黒点病の防除効果が高まる。さらに、改良型ノズルを用いた2面散布では、散布時間を1/2...
グラウンドカバープランツとしてのイブキジャコウソウによる農地法面の植生管理
要約 イブキジャコウソウは、4月下旬以降の萌芽した枝を挿し穂に用いて容易に繁殖が可能であり、定植当年の秋及び翌年秋の被覆度はそれぞれ約60%、80%と被覆能力が高い。 キーワード グラウンドカバープランツ...
アシュラム剤散布でワラビが枯れるとイノシシの掘り起こしが発生する
要約 放牧地内のワラビを防除するために、7月にアシュラム剤を散布すると、その効果でワラビの地上部が枯死する9月にイノシシが草地を掘り起こす。また、イノシシは、ワラビの根茎を選択的に掘り起こす。 キーワ...
要約 溶接金網と動物侵入防止ネットを併用した簡易物理柵は、ニホンジカに対する侵入防止効果が高い。 キーワード ニホンジカ、溶接金網、ネット、物理柵 背景・ねらい 滋賀県のニホンジカによる農作物被害発生地...
要約 傾斜地茶園でもトートリルア剤(商品名:ハマキコン-N)を、周囲5.4mに250本/10a、その内側は150本/10aの割合で処理するとチャノコカクモンハマキ雄成虫に対して交信かく乱作用を示し、チャノコカクモンハマ...
要約 クリ園の草生栽培として、ナギナタガヤは生育最盛期(3~5月)の草丈が低いため園内の作業性に影響がなく、抑草期間が長いため除草労力の軽減ができる。また、毎年播種の必要がないため播種も省力化できる。...
要約 西南暖地の里山におけるシバ草地造成期において、ワラビ優占状態からシバ優占状態へと遅滞なく誘導するためには、年3回程度の強度の刈払い処理を2年程度繰り返すのが効果的である。 キーワード シバ草地、ワ...
傾斜ハウス及び傾斜地対応型養液供給システムによる夏秋トマト栽培体系
要約 通常ハウスの建設が困難な傾斜地で、均一な給液により畝間の収量差を解消した養液供給システムを構築し、傾斜ハウスを利用した夏秋トマト栽培体系を開発した結果、慣行雨よけ栽培に比べ、殺虫剤使用量が削減...
傾斜ハウス及び傾斜地対応型養液供給システムによる夏秋トマト栽培体系
要約 通常ハウスの建設が困難な傾斜地で、均一な給液により畝間の収量差を解消した養液供給システムを構築し、傾斜ハウスを利用した夏秋トマト栽培体系を開発した結果、慣行雨よけ栽培に比べ、殺虫剤使用量が削減...
要約 クワシロカイガラムシの茶園内での分布は、茶園周縁部に偏る傾向がある。これは、茶園の樹冠内湿度が内側部で高いことによるクワシロカイガラムシ卵のふ化率の低下が一因と推定される。 背景・ねらい クワシ...
傾斜畑地域での夏秋トマト作における平張型傾斜ハウスの導入効果
要約 傾斜畑地域で平張型傾斜ハウスを導入する場合、資材費の初期投資額は約3,000円/㎡であり、簡易雨除け栽培の夏秋トマト作に比較して農薬使用の減少、秀品率の向上、収穫期間の延長による収量・販売額増加、...