土壌改良資材と薬剤散布適期連絡システムを基本としたイネ稲こうじ病の総合防除技術
背景・ねらい イネ稲こうじ病は近年全国的に多発生しています。本病の病粒が販売種子に混入するとクレームにより返品され、本菌の胞子や色素が玄米に付着すると農産物検査で規格外となります。また、病粒が混入し...
安定生産のために地温情報を組み入れた畝立後太陽熱土壌消毒「陽熱プラス」
要約 現場の地温の実測、あるいはアメダスデータを利用した日最高地温推定値から、消毒効果や土壌窒素無機化量等を評価する。畦立後太陽熱土壌消毒に適した肥料を組み合わせることで、実エンドウ施設栽培やトマト...
要約 マイコウイルスは糸状菌に感染するウイルスである。土壌中において白紋羽病菌には多様なマイコウイルスの自然感染現象が見られる。本現象はいまだ知見が限られているマイコウイルスの多様性・生態解明に寄与...
冬期湛水と水稲栽培の組み合わせによる一年生夏畑雑草6種の埋土種子の死滅割合
要約 冬期湛水と水稲栽培の継続で、シロザとホソアオゲイトウの種子は死滅割合が高く、3年で80%以上が死滅するが、イヌビエとオオイヌタデの種子は死滅割合が低い。冬期湛水および水稲栽培の有無にかかわらず、オ...
コムギ縞萎縮病抵抗性で、ブレンド適性に優れる超強力秋まき小麦「北海261号」
要約 「北海261号」はコムギ縞萎縮病抵抗性に優れる超強力秋まき小麦である。「ホクシン」等の中力小麦とブレンドすることにより、優れた製パン適性を示す。 キーワード 秋まき小麦、コムギ縞萎縮病抵抗性、超強...
水稲鉄コーティング直播でのイネミズゾウムシによる苗立ち不良の発生
要約
水稲鉄コーティング種子の湛水直播栽培における苗立ち不良の一因は、イネミズゾウムシの食害によるものである。
キーワード 鉄コーティング、湛水直播、苗立ち...
要約 蒸気散水処理により盛夏期ホウレンソウ栽培で発芽率が向上し、収量が増加する。土壌伝染性病害に対して高い防除効果を示し、雑草の発生も抑制する。土壌表層の養分の多くは一時的に下層部に移動するが、移動...
オゾンガス消毒が土壌化学性およびホウレンソウの生育へ及ぼす影響
要約 オゾン処理直後の土壌は、土壌の種類に拘わらずpHの急激な低下が起こり無機態窒素が増加する。特にアンモニア態窒素は処理前に比べておおよそ30倍増加するが、速やかに硝酸態窒素へと硝化されるため、ホウレ...
要約 コマツナ無農薬ハウス栽培体系の導入は、無農薬栽培コマツナの食害葉率を低下させ、収量を向上させる。その結果、所得は導入前の2.2倍の10a・1作当たり約29万円に、1時間当たり所得は約1,500円に増加し、...
要約 微生物資材A、B、C、Dのいずれかを10a当たり500kg、または有機物資材E、Fのいずれかを10a当たり1t全面全層施用することにより、レタス根腐病の発病度が低下した。 キーワード 微生物資材、有機物資材、レタ...
対抗作物の栽培によるダイズシストセンチュウ卵寄生菌の寄生率上昇
要約 ダイズシストセンチュウの対抗作物であるクロタラリア(Crotalaria spp.)やアカクローバ(Trifolium pratense)を栽培すると線虫卵に寄生する天敵糸状菌の寄生率が上昇し、線虫の増殖を抑制する。 キーワード ...
要約 DMI耐性ナスすすかび病菌の発生が現地圃場で認められた。本剤耐性菌に対しDMIの治療効果は著しく低いが、発病初期から予防的に散布すると効果がある。中程度のDMI耐性菌が発生している圃場でも発生初期から...
要約 〔要約〕マルチ栽培によって、キャベツの施肥窒素利用率を高め、土壌中に無機態窒素を保持するため、収量を低下させずに慣行基準(28kgN/10a)の3割減肥でき、圃場外への施肥窒素の流出量を花こう岩風化土壌...
イチゴ炭疽病無病徴感染親株における菌の動態と雨よけによる苗立枯れの防除
要約 イチゴ炭疸病無病徴感染親株において、病原菌はランナー発生直前の4月中旬にはすべての部位に存在し、隣接株へ伝染する。本病の伝染期間である育苗期に雨よけを行い、薬剤防除と組み合わせると、苗の発病(...
クロルピクリンくん蒸剤のジャガイモ植付け同時処理によるジャガイモそうか病の防除
要約 ジャガイモそうか病は、低濃度のクロルピクリンくん蒸剤テープ状製剤を使い、ジャガイモの植付け時に同時処理後、ポリフィルムで被覆することで、慣行の1/10量(3L/10a)で効果的に防除できる。長崎県総合農...
有害線虫の生物的防除の要因解析を目的とした土壌環境データベースの設計
要約 各種土壌環境要因と線虫、線虫寄生性糸状菌に関する数値データ、画像データを総合的に管理し、解析するためのデータベースを設計した。 背景・ねらい 植物寄生性線虫の防除には殺線虫剤の利用だけではなく、...
有機物連年施用によるダイズシストセンチュウ密度の低下と菌寄生卵率の上昇
要約 麦桿厩肥、バーク堆肥を連年施用したあずき連作圃場では、ダイズシストセンチュウの卵密度が低いことを確認した。また、その要因として、シスト内の寄生性糸状菌の寄生を受けた卵の比率が高くなっていること...
線虫の生物的防除の要因解析のための土壌環境データベースシステム
要約 各種土壌環境要因と線虫、線虫寄生性糸状菌に関する数値データ、画像データを総合的に管理し、解析するデータベースシステムを設計した。 背景・ねらい 植物寄生性線虫の防除には殺線虫剤の利用だけでは...
有機物連年施用がダイズシストセンチュウ密度及び菌寄生卵率に及ぼす影響
要約 麦桿厩肥、バーク堆肥を連年施用したあずき連作圃場では、ダイズシストセンチュウの卵密度が低い。また、シスト内の寄生性糸状菌の寄生を受けた卵の比率が高い。 背景・ねらい ダイズシストセンチュウは...
要約 「はえぬき」の穂揃期における茎葉ケイ酸濃度を8%以上確保することができれば、穂いもち病発生程度を10%程度軽減することが可能である。 背景・ねらい 近年、環境保全型農業の推進に伴い各種資材による土づ...