ミカンハダニの有力天敵ミヤコカブリダニは九州のカンキツ園に広く発生している
要約 ミカンハダニに対する有力な天敵として注目されているミヤコカブリダニは、九州地域の慣行防除および減農薬カンキツ園にも広く発生しており、生物的防除資材として活用が期待できる。 キーワード ミヤコカ...
要約 カンキツのミカンハダニを捕食する土着天敵の種構成は地域ごとに異なり、捕食性昆虫類(キアシクロヒメテントウ、ケシハネカクシ類)が主体の産地とカブリダニ類が主体の産地がある。これらの天敵の保護活用...
バンカー植物で増えたケナガカブリダニがカンザワハダニの密度を抑制する
要約 キク科のチトニアをバンカー植物に利用することで、チトニアで増殖したケナガカブリダニが茶園へ移動し、チトニアから8.5m離れた5畝目までチャのカンザワハダニの密度を抑制する。 キーワード チャ、カンザ...
給餌条件でコナガの増殖抑制に必要なコナガサムライコマユバチの放飼比率
要約 蜜源を設置したコマツナ栽培ハウスでは、株あたり0.05頭のコナガ幼虫に対して、少なくとも1:6.4の放飼比率でコナガサムライコマユバチの雌成虫を放飼すれば、増殖を抑制できる。 キーワード アブラナ科葉菜...
要約 京都府におけるネギハモグリバエの土着捕食寄生バチは、コガネコバチ科の Halticopter a circulus (Walker)、ヒメコバチ科のPnigalio katonis (Ishii)、イサエアヒメコバチ、Chrysocharis pentheus (Walke...
脱皮ホルモン系IGR剤に対するチャノコカクモンハマキの薬剤抵抗性
要約 静岡県内のチャノコカクモンハマキには、脱皮ホルモン系IGR剤に対する強度の薬剤抵抗性が発達させた個体群がある。テブフェノジド剤およびクロマフェノジド剤を供試した場合、抵抗性個体群の感受性系統に対...
細菌エンドファイトを接種した水稲のイネシンガレセンチュウ密度抑制効果
要約 細菌エンドファイトAzospirillum sp.B510a株の1×108cfu/mlの細菌懸濁液 300ml/箱を移植7日前までに育苗箱に施用すれば、移植から収穫期のイネシンガレセンチュウ密度を抑制することができる。 キーワード イ...
ヒトスジシマカ培養細胞による寄生蜂の産雌単為生殖化ボルバキアの培養
要約 天敵寄生蜂などの産雌単為生殖化を引き起こす細菌ボルバキアWolbachia はヒトスジシマカの培養細胞株により継代培養できる。培養したボルバキアの移植によって寄生蜂はボルバキアに感染する。 キーワード 細...
8月中下旬定植の促成栽培トマトにおけるハモグリバエ類に対するバンカープラントを併用した天敵利用法
要約 8月中下旬定植の促成栽培トマトにおいて、9月上旬に天敵ハモグリミドリヒメコバチ100頭/10aの7日間隔の2回連続放飼と、バンカープラント1個/10aの7日間隔の4回以上の導入を併用することにより、翌年の春先ま...
ヒトスジシマカ培養細胞による寄生蜂の産雌性単為生殖化ボルバキアの培養
要約 天敵寄生蜂などの産雌単為生殖化を引き起こす細菌ボルバキアWolbachia はヒトスジシマカの培養細胞株により継代培養できる。培養したボルバキアの移植によって寄生蜂はボルバキアに感染する。 キーワード 細...
要約 〔ケニアのオオタバコガHelicoverpa armigera幼虫に対して、捕食寄生性昆虫であるヤドリバエ2種(Drino zonata, Linnaemya 背景・ねらい 持続的で環境に配慮する観点から、土着天敵を...
要約 ハダニ類などの微小害虫に対する重要な天敵であるカブリダニ類を、効率的で簡便に飼育できる装置を開発した。本装置はカブリダニ類が好む微生息環境を人工的に作りだしており、多くの種に適用可能である。...
要約 ハダニの天敵であるミヤコカブリダニ、チリカブリダニ、ケナガカブリダニに対して、悪影響のない農薬として、殺虫剤11種類、殺ダニ剤3種類、殺菌剤2種類が選択され、これらはナスをはじめ各作物でのIPM...
要約 天敵の寄生によって害虫個体群が増加しない条件を、簡単な一般式で表せる。これに対象とする害虫の世代あたり増殖率を代入することにより、寄生性天敵が害虫個体群を抑制するために必要な寄生率を算出できる...
要約 日本本土に生息し、ある条件下で休眠性を示すタイリクヒメハナカメムシ個体群の休眠誘起は,日長だけでなく温度の影響も受け,年間通して休眠誘起を阻止するためには摂氏22度以上の高温が必要である。 キーワ...
天敵と熱水土壌消毒を核とした秋冬作メロンの総合的病害虫管理体系
要約 秋冬作の施設栽培メロンにおいて、コレマンアブラバチ、タイリクヒメハナカメムシ等の天敵類や熱水土壌消毒と選択的農薬を組み合わせることにより、ワタアブラムシ、アザミウマ類、黒点根腐病、うどんこ病等...
要約 新規性フェロモン剤(トートリルア剤)はチャハマキ雄成虫に対し、交信かく乱作用を示し、雌成虫との交尾阻害効果により、チャハマキ幼虫の密度を低下させる。その効果は化学合成農薬による慣行防除と同等以...
天敵と熱水土壌消毒を核とした秋冬作メロンの総合的病害虫管理体系
要約 秋冬作の施設栽培メロンにおいて、コレマンアブラバチ、タイリクヒメハナカメムシ等の天敵類や熱水土壌消毒と選択的農薬を組み合わせることにより、ワタアブラムシ、アザミウマ類、黒点根腐病、うどんこ病等...
要約 静岡県の茶園には、クワシロカイガラムシの土着天敵として、チビトビコバチ、サルメンツヤコバチ(仮称)、ナナセツトビコバチ、クロマルカイガラトビコバチ、タマバエ類、ハレヤヒメテントウなどが生息して...
整せん枝による炭疽病とチャノミドリヒメヨコバイの発生抑制効果
要約 一番茶収穫後に浅刈りを実施し、8月上旬に三番茶芽の上位3葉を整枝すると、越冬前の炭疽病及びチャノミドリヒメヨコバイの発生を抑制することができる。また、二番茶摘採後の8月上旬までに浅刈りを実施す...