グレーンドリルを汎用利用した水稲乾田直播の寒冷地向け播種体系
要約 麦の高速播種に用いられるグレーンドリルは、播種床を硬めに仕上げ、播種後にカルチパッカで鎮圧することで、乾田直播に利用できる。深さ15mm程度に播種するための播種床の硬さは、人が片足のかかとに全体重...
要約 密封式鉄コーティング湛水直播はコーティング後の発熱がないため、発芽率低下の危険が少ない。また、催芽種子を表面播種するためイネの出芽が早く、除草剤の使用回数低減が期待できる。 キーワード 水稲、湛...
要約 有機栽培の育苗では、pH上昇を無機硫黄剤の床土施用によって矯正し、有機質肥料の適正施用により、慣行並みの苗形質を確保する。除草機の作用深度を4cmとして3回除草を行い、雑草の乾物量を7g/㎡以下とし、...
要約 現地圃場における栽培事例から、播種時期の天候不良による播種精度の低下が問題り、その改善策として、播種に浸種籾が使えること、雑草防除方法として一発処理剤を用いた体系処理の効果が高いこと、新品種「...
堆肥を施用した細粒灰色低地土水田における温室効果ガスの発生とメタンの削減
要約 牛ふん籾殻堆肥を施用した細粒灰色低地土水田では、発生する温室効果ガスの98%(呼吸によるCO2放出量を除く)がメタンであり、無代かき栽培によりメタンの発生量を18~39%削減できる。 キーワー...
要約 長野県において近年発生する雑草イネは、1970年代に発生した雑草イネよりも短稈で、出穂が早く、休眠性の深いタイプが優占し、1970年代よりも広範な地域に分布する。これらの雑草イネは全て日本型の赤米で...
キーワード 水稲、減農薬・減化学肥料栽培、栽植密度、トビイロウンカ 背景・ねらい 福岡県では、消費者の安全・安心志向に対応するため、減農薬・減化学肥料栽培の認証制度を制定し、米の認証基準(化学肥料由来...
要約 水稲収穫作業時のこぼれ籾から発生する漏生苗の防除は、代かきの間隔をあけ2回行い、2回目の代かき終了直後にプレチラクロール乳剤を散布すると効果が高い。 キーワード こぼれ籾、2回代かき、プレチラク...
田植機を利用したマット式水稲湛水直播技術における播種深度安定装置
要約 本装置は、田植機を利用したマット式水稲湛水直播技術において、マットブロックの田面への露出を 減少させる簡易な装置である。本装置により、10mm以内の適正深度に播種される割合が高まり、欠株率も 低減さ...
要約 水稲不耕起乾田直播栽培のイネ播種後入水直前にシハロホップブチル乳剤とハロスルフロンメチル水和剤を 施用し、入水後は湛水管理することで、従来方法と同等の除草効果が得られるとともに、除草剤の施用回...
環境保全型農業技術の取り組みによる水稲作付期の流出負荷低減効果
要約 化学肥料・化学合成農薬の使用量を通常の5割以下に低減する特別栽培米生産技術に適正な水管理と 側条施肥を組み合わせた環境保全型農業技術体系は、水稲作付期の栄養塩類・濁水・農薬成分の流出負荷量を 確...
要約 水稲「ヒノヒカリ」の移植及び直播栽培において、芋焼酎廃液濃縮液800ml/m2を基肥施用あるいは分施すると、初期生育が抑制されるものの、化成肥料の窒素成分で8kg/10aの基肥施用の場合と同等以上の収量が得...
要約 水稲乾田不耕起直播栽培の前作として緑肥作物のレンゲ、ヘアリーベッチを作付けし、水稲播種前に刈落とすと、刈落とした緑肥作物が田面を被覆することにより雑草の発生が抑制され、緑肥作物の肥料効果により...
SU抵抗性イヌホタルイおよびオモダカのALS変異とALS阻害型除草剤反応
要約 イヌホタルイとオモダカのスルホニルウレア系除草剤抵抗性(SU抵抗性)バイオタイプには多様なアセト乳酸合成酵素(ALS)変異があり、イヌホタルイにはスルホニルウレア系除草剤(SU剤)に加えて他のALS阻害型除...
要約 クサネムの種子の乾熱70度Cの1日処理は、短時間で高い発芽率が得られる簡易な休眠覚醒法である。 キーワード イネ、雑草、クサネム、発芽、乾熱処理 背景・ねらい クサネムの発生は休眠が深く著しく不斉一(...
米糠、菜種油粕の表面散布による除草を行ったときの水田土壌の変化
要約 水田において米糠等の表面散布による除草法を行うと、表面土壌Ehの急激な低下が起こり、二価鉄や酢酸などの発芽や生長に悪影響を与える物質が増加する。一方、5cmの深さでは、米糠等の表面散布によるEhの低...
LCA手法による水稲不耕起移植栽培の温室効果ガス排出削減効果の評価
要約 不耕起移植栽培は代かき移植栽培に比べ、二酸化炭素に換算して約1,800kgha-1の排出削減効果がある。これは主としてメタン発生量の低減に起因し、耕起、専用田植機、除草剤など作業体系の影響は小さい。無代...
基盤整備した汎用田の透排水性と先端的技術導入による多収栽培の実証
要約 大区画に基盤整備した汎用田では透排水性が改善され、サブソイラなどの営農的排水対策も透排水性向上に効果的である。また、大豆の狭畦密植栽培、秋まき小麦の大豆間作栽培、春まき小麦の初冬まき栽培など先...
水稲の不耕起V溝直播栽培は移植栽培より脱窒活性が長く持続する
要約 水田作土表層部における脱窒速度は炭素源に制限されており、水稲の不耕起V溝直播栽培では、水田作土中の溶存有機態炭素含量が移植栽培より高濃度に維持されるため、移植栽培よりも脱窒活性が長く持続する。 ...
要約 アゼガヤの葉齢進展は5月に発生した個体に比べて6月及び7月に発生した個体で速く、同じ葉位の葉身長は5月~7月の発生では遅い時期に発生した個体ほど長く、草丈が高くなる。また、6月に発生したヒメタイヌビ...