ダイズ作における化学的、耕種的防除手段を組み合わせたマルバアメリカアサガオ防除技術
要約 ダイズ狭畦栽培において不耕起管理と除草剤の体系処理によりマルバアメリカアサガオを対照区比で最大94%防除できる。フルチアセットメチル乳剤およびベンタゾン液剤の体系処理の防除効果は処理時期によって...
ダイズ作におけるイマザモックスアンモニウム塩液剤を活用したマルバアメリカアサガオの防除技術
要約 ダイズ狭畦栽培において新規広葉用選択性茎葉処理剤であるイマザモックスアンモニウム塩液剤の単剤処理でマルバアメリカアサガオを対照区比で最大92%防除できる。また、本剤とベンタゾン液剤との体系処理に...
ダイズの葉齢進展モデルを活用した多筆圃場における帰化アサガオ類の適期防除効果
要約 ダイズの葉齢進展モデルから除草剤の散布適期を予測することで、ダイズ作の難防除雑草である帰化アサガオ類の防除効果を高める。モデルを活用することで圃場毎の除草剤散布適期を予測できるため、ダイズ多筆...
マルバアメリカアサガオの種子は後熟により圃場での発芽率、生存率が高くなる
要約 難防除雑草マルバアメリカアサガオの硬実種子は硬実化の過程で発芽能力が変化する。親個体上での十分な後熟期間を経ることで、圃場落下後の発芽率および土中での生存率が高くなる。従って、種子の成熟前に土...
直列2本刃の切断・開削作用によりトラクタで利用できる本暗渠機「カットドレーナー」
要約 直列2本刃を有する本暗渠機「カットドレーナー」は、前の切断刃により深さ70cm以深までの土壌を幅3cmで切断、その後にある直列配置された開削刃で深さ70cmまでに幅7cmの溝を開削、リール巻暗渠管とモミガラ...
水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
要約 空知型4年4作(移植水稲-大豆-小麦-乾田直播水稲)の水田輪作栽培体系において、移植水稲では無代かきの疎植栽培等、乾田直播水稲では前年整地等の技術を導入すると、省力化や大豆収量向上により、大規模経営...
小麦カバークロップ不耕起栽培は大豆のアーバスキュラー菌根菌相を変化させる
要約 小麦カバークロップ不耕起栽培は、大豆のアーバスキュラー菌根(AM)菌感染を促進するだけでなくその群集構造にも影響を及ぼし、慣行体系で栽培される大豆とは異なるAM菌相を形成する。 キーワード カバークロ...
本暗渠未整備の水田転換畑のチゼルプラウ耕は排水性を改善しダイズの収量を改善する
要約 本暗渠未整備の水田転換畑圃場においてダイズ播種前にチゼルプラウ耕を行うと圃場の排水性が改善され、ダイズの苗立ち率が高まり、収量が向上する。 キーワード ダイズ、チゼルプラウ、転換畑、排水対策 背...
要約 大豆遺伝資源「Y2」の短節間遺伝子qSI13-1は、節数、開花期、成熟期に影響を与えずに節間長を短くする効果を持つ。この遺伝子は、主茎長を短くして耐倒伏性を向上させた品種育成に寄与できる。 キ...
要約 大豆作で使用できる全面茎葉処理除草剤のフルチアセットメチル乳剤は難防除雑草のヒロハフウリンホオズキ、ホソアオゲイトウ、アレチウリ、ニシキアオイ、カロライナツユクサ、マルバツユクサ、マルバルコウ...
ホールクロップサイレージ用大豆栽培には耐倒伏性極強の晩生品種が適している
要約 リビングマルチ栽培における大豆ホールクロップ収量は晩生になるほど高いが、倒伏は大きな収穫ロスを引き起こす可能性があるため、高い耐倒伏性を備えた晩生品種が望ましい。また、早晩性に関係なく、タンパ...
ヘアリーベッチを用いたリビングマルチ栽培の飼料用大豆への雑草防除効果
要約 ヘアリーベッチのリビングマルチは、飼料用大豆の雑草防除手段として有効だが、防除効果は雑草の種類により異なり、オオイヌタデやシロザが優占する圃場では効果が大きく、ホソアオゲイトウやイネ科雑草が優...
要約 プラウ耕・グレーンドリル水稲乾田直播体系の各作業を、GNSS自動操舵を利用することで、RMSで0.03m程度の精度で行うことが可能である。またガイダンスを利用することで目標を設置することなく0.2~0.3m程度...
要約 大豆2~4葉期のフルチアセットメチル乳剤処理による大豆品種の初期薬害程度は温暖地では小さいが、寒冷地では強く生じることがある。初期薬害程度には品種間差異があり、また、他の農薬との混用で、初期薬害...
土地利用情報を用いた被害予測モデルによる斑点米被害ハザードマップ
要約 アカスジカスミカメが加害主体の斑点米被害について、農地とその周辺の土地利用情報から作成した被害予測モデルからハザードマップを作成することで、害虫発生量を調査することなく土地利用(=作付状況)のみ...
中山間水田作での飼料用米直播、大豆晩播と用排水技術による所得効果
要約 中山間集落営農法人の水田作において、飼料用米の鉄コーティング湛水直播、除草体系を改善した大豆「あきまろ」の晩播栽培、地下水位制御システムを...
北部九州におけるべんがらとモリブデン化合物で種子を被覆した水稲湛水直播
要約 北部九州において、べんがらとモリブデン化合物などの混合粉を被覆した水稲種子を湛水土壌中に直播することで、従来法に劣らない十分な苗立ちと収量が得られる。従来法に比べて被覆資材量が少ないため、被覆...
流通未認可の遺伝子組換え作物を幅広く検出するリアルタイムPCRアレイ法
要約 開発したリアルタイムPCRアレイ法は、使用や流通が認められていない組換え農産物を幅広く検出することができる。さらに、必要に応じて標的配列の追加や削除が自由にできるため、検査法の更新が容易であり、...
要約 農耕地における外来雑草を早期警戒するために、外来雑草を「未侵入」「侵入初期」「まん延」の3段階の侵入段階に対応した情報に基づいて評価し、それぞれ「侵入防止」「分布拡大防止」「被害の軽減」の対策...