要約 汎用型不耕起播種機を用いた麦類の不耕起栽培は、大豆跡での播種量は慣行と同じ200粒/㎡、基肥窒素量は0.6kg/aで、厚層多腐植質多湿黒ボク土(土性:埴壌土)の水稲後での播種量は2割増の240粒/㎡、基肥窒素...
要約 次作に対する肥効、菌根菌感染、根粒菌着生、ネグサレセンチュウ発生抑制から、エンバク(野生種)はダイズと、ヒマワリ、マメ科緑肥はタマネギ、トウモロコシと、シロカラシ、マメ科緑肥はテンサイと組み合...
要約 小麦の成熟期や収穫が遅れたり降雨等で圃場条件が悪く、小麦収穫後大豆の適期播種が不能と予想される場合、小麦収穫前に慣行播種量の1.5~2倍の大豆を小麦立毛間に散播し、小麦収穫時に切断麦稈で被覆すると...
小麦および水稲の子実には土壌ダイオキシン類はほとんど移行しない
要約 稲麦二毛作の小麦、水稲のダイオキシン類濃度は根>茎葉>穎、籾殻>小麦穀粒、玄米の順に低くなり、TCDDおよびCo-PCBの占める割合が土壌に比べ高く、OCDDの占める割合が土壌に比べ低い。さらに、子実のダイ...
小麦茎葉のダイオキシン類の大部分は葉身と葉鞘の表面に存在する
要約 過去のCNP、PCP等の水田除草剤の使用により土壌および小麦の葉身と葉鞘のダイオキシン類濃度は上昇するが、葉鞘で覆われた茎の濃度上昇は少ない。葉身と葉鞘のダイオキシン類濃度は葉鞘で覆われた茎よりも高...
要約 斑点米カメムシであるアカヒゲホソミドリカスミカメの体内にルビジウムを取り込ませることによりマーキングができる。 キーワード 斑点米、アカヒゲホソミドリカスミカメ、マーキング、ルビジウム 背景・ね...
暖地の小麦早播き栽培におけるスズメノテッポウの発生消長の特徴と生産された種子の発芽能力
要約 小麦早播き栽培におけるスズメノテッポウの発生は普通期播き栽培に比べて早く、小麦播種後31~44日目に累積出芽率が90%に達する。小麦の播種時期にかかわらず、2月中旬までに発生した個体で生産された種子...
デジタル画像を利用した栄養生長期の小麦における植被率の簡易推定法
要約 デジタルカメラと画像解析ソフトを用いることによって栄養生長期の小麦における植被率を簡便で非破壊的に測定できる。植被率は、茎数、地上部乾物重、葉面積指数(LAI)と高い正の相関関係が認められることか...
要約 ヨーロッパ原産の帰化雑草ハルザキヤマガラシは生育場所の耕起や草刈りの有無によって繁殖様式が異なり、転換畑小麦作では種子繁殖、畦畔では栄養繁殖を主体とした生活史を送る。 背景・ねらい ヨーロッパ原...
帰化雑草ハルザキヤマガラシの東北水田地帯における分布と拡散経路
要約 ヨーロッパ原産の帰化雑草ハルザキヤマガラシは、東北全県に広く分布し、定着している。種子の3割程度は2年間の水中貯蔵後も発芽力を有し、河川や用排水路が拡散経路の一つである。 背景・ねらい 近年、輸...
無農薬米栽培に取り組む大規模水田作経営への稲麦大豆2年3作導入効果
要約 米価下落への対応策として無農薬米栽培に取り組む大規模水田作経営に立毛間播種技術を導入することにより、稲麦大豆2年3作の作付拡大と無農薬米の作付維持が可能となり、一層の所得向上がはかられる。 キ...
要約 アカヒゲホソミドリカスミカメの卵寄生蜂として、クロタマゴバチ科、ホソハネヤドリコバチ科、タマゴヤドリコバチ科に属する3種が確認され、タマゴヤドリコバチ科の卵寄生蜂の寄生率が高い。 背景・ねらい ...
要約 寒地畑作地帯の秋播き小麦刈り跡地へ、アルファルファを部分耕バンドシーダで簡易耕しながら施肥播種することにより、翌年は3回刈りで10a当たり年間900kg前後のアルファルファ乾物収量が得られる。 背景・...
要約 愛知式不耕起播種機を用いて、11月下旬から12月上旬に小麦と水稲種子を同じ播種溝へ同時播種する。水稲出芽時には小麦との水分競合によって水稲の夭折が発生し苗立率が低下するため、小麦成熟後期に明きょ通...
要約 寒地畑作地帯の秋播き小麦刈り跡地へ、アルファルファを部分耕バンドシーダで簡易耕しながら施肥播種することにより、翌年は3回刈りで10a当たり年間900kg前後のアルファルファ乾物収量が得られる。 背景・...
コントロールド・トラフィックシステムによる大豆・小麦の長期連作
要約 ワイドトレッド・トラクタと不耕起施肥播種機を組み合わせたコントロールド・トラフィックシステムにより大豆・小麦の連作を8年間続けても、土壌の膨軟性が維持でき省力的で安定した収量が得られる。 背景・...
秋季代かきと播種同条施肥による水稲麦間不耕起直播栽培の省力安定化
要約 小麦播種前の秋代かきによって前作残さがすき込まれほ場が均平になるため、水稲の播種精度が向上し出芽・苗立ちが安定する。さらに、ヒエなどの夏雑草が減少し除草剤の効果が高まる。また、水稲播種時に基肥...
要約 そばの作付けによって雑草発生量を低く抑えることができ、雑草管理にも有効である。夏期における抑制効果は、被覆と高温乾燥条件における夏期耕転によると考えられる。また、抑草効果は、ロータリー耕のみよ...
要約 そばの不耕起・狭畦栽培は、慣行栽培(耕起・中耕培土有)に比し倒伏がやや多いが成熟期の遅れもなく、同程度の収量を得ることが出来る。雑草は播種前の茎葉処理除草剤の散布で防除できる。基肥と窒素追肥に...
要約 大豆の不耕起・狭畦栽培での麦稈は、播種精度・苗立数の低下、生育の抑制等に影響する。慣行栽培に比し生育は良く、成熟期はやや遅れるが、収量は同程度以上に確保できる。麦稈処理法は多い場合は搬出がよく...