要約 茎葉型の飼料イネ専用品種タチアオバの茎葉TDNは冬季でも高く、晩植、出穂期追肥、ストリップ放牧により、水田10aあたり180日頭以上の牛の放牧飼養が可能であり、耕種農家の冬季就農機会確保と畜産農家の家...
乳牛におけるイネホールクロップサイレージの可消化養分総量と粗飼料価指数
要約 各種イネホールクロップサイレージを乳牛に給与した場合の可消化養分総量は47~55%、粗飼料価指数は56~95(分/kg乾物)である。これらは代表的な輸入粗飼料であるチモシー乾草と同程度である。 キーワード...
耕種及び酪農経営における自走式細断型飼料イネ専用収穫機の導入効果
要約 稲発酵粗飼料の自走式細断型飼料イネ専用収穫機は、収穫ロスが少なく、梱包密度の高い良品質の稲発酵粗飼料を生産して、生産を担う耕種経営と利用する酪農経営の双方の収益を増大させ、両経営で構成される耕...
要約 分離給与の飼育方式において、乳量30kg程度の乳牛に給与するチモシー乾草の半分程度を、「夢あおば」の稲発酵粗飼料に代替する場合、出穂後12日~33日までの収穫時期で乳生産に影響を及ぼさない。 背景・ね...
1.5cmに切断した飼料イネWCSを原料とした発酵TMRの泌乳前期の給与効果
要約 1.5cmに切断した飼料イネWCSを原料とした発酵TMRは、粗飼料摂取量当りおよび飼料イネ摂取量当りのそしゃく時間が短く、乾物摂取量を増加させる傾向にあり、泌乳前期40kg程度の泌乳牛の乳量、乳成分を維持す...
飼料イネWCSを20%含む発酵TMR給与による夏期の泌乳と繁殖成績維持効果
要約 牛群平均乳量30kg/日の農家で、切断長3.0cmの飼料イネWCSを乾物で20%を含み、乾物中のNDF含量33%前後、NFC含量38%前後に調整した発酵TMRの給与は、夏期においても乾物摂取量が多く、泌乳と繁殖成績を維持...
要約 短草多回利用メドウフェスク生草のTDN含量はNRCの推定式や酵素分析画分による推定式(OCW式)で推定すると過小評価となる。生草のTDN含量を酸性デタージェントリグニンまたは低消化性繊維から推定するとより...
自走式細断型ロールベーラにより収穫した稲発酵粗飼料の飼料特性
キーワード 細断型ロールベーラ、稲発酵粗飼料 背景・ねらい 都府県向けに、1台の機械で、青刈りトウモロコシ、牧草、飼料イネの収穫に対応でき、高密度ロールの成形が可能な自走式細断型ロールベーラの開発が進...
要約 稲発酵粗飼料の評価は、給与対象牛により異なり、肉牛経営では発育や産肉性への効果が見られる育成牛に給与する経営で、酪農では自給飼料生産圃場が少なく家畜排せつ物の利用促進が課題となっている経営にお...
二毛作体系における高消化性ソルガムの刈取り適期とロールベールサイレージ調製水分
要約 二毛作体系においてロールベールサイレージに調製する高消化性ソルガムの刈取り適期は、穂ばらみ期で、刈取り後、水分を60%以下に予乾することにより良質なサイレージに調製できる。 キーワード ソルガム、...
要約 フレール型専用機、コンバイン型専用機、牧草収穫機で収穫した稲発酵粗飼料(イネWCS)の乾物、粗脂肪、粗繊維の消化率および可消化養分総量(TDN)には、差が認められないが、フレール型専用機体系では糞に...
要約 稲発酵粗飼料の生産体系は、地域組織型・コントラクター型・自己完結型の3モデルに大別される。モデル1(地域組織型)で面積20ha規模の場合、飼料イネ栽培は所得が約4.5万円/10a、必要作業日数が10日とな...
要約 未利用資源であるヨシラップサイレージを乳牛用TMRとして給与した結果、乾物摂取量、乳量、乳質、血液性状に影響は見られず、乾物中1割程度であれば、乳用牛用粗飼料としての利用が可能である。 キーワード ...
乳牛へのイネホールクロップサイレージ給与はチモシー乾草と同等の乳生産が得られる
要約 搾乳牛に給与する混合飼料(TMR)の粗飼料源としてイネホールクロップサイレージ(イネWCS)をチモシー乾草の代わりに用いても飼料摂取量、乳生産、血液および第一胃内容液性状は変わらず、イネWCSはチモシ...
要約 黄熟期に稲発酵粗飼料に調製した「はまさり」の粗蛋白質と可消化養分総量は乾物中それぞれ6と49%で,第一胃内粗蛋白質分解率は77%である。また,泌乳牛による自由摂取量は1日1頭あたり乾物量で5~12kgで...