要約 牧草と飼料イネを組み合わせ、1頭当たり約33aの水田で、妊娠牛の約7か月間の放牧が通年可能なモデルである。このモデル導入による繁殖成績は良好で、肉用牛経営では飼養管理の省力化と飼養頭数の拡大がはか...
収益性と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる肉用牛経営計画モデル
要約 肉用牛繁殖経営において、水田の飼料利用による所得と環境影響の評価が可能な営農計画モデルである。各種の水田の飼料利用に対応して、最適な所得と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる。 キーワード ...
要約 飼料イネ収穫圃場周囲の牧草地において、イネWCSを利用して繁殖牛を冬季屋外飼養できる。給餌に当たっては電気牧柵や給餌柵の利用により残餌量を低減できる。これによりイネWCSおよび堆肥の運搬作業等が軽減...
要約 茎葉型の飼料イネ専用品種タチアオバの茎葉TDNは冬季でも高く、晩植、出穂期追肥、ストリップ放牧により、水田10aあたり180日頭以上の牛の放牧飼養が可能であり、耕種農家の冬季就農機会確保と畜産農家の家...
林内放牧牛が食べる木本類は抗酸化能が高く、血漿中抗酸化能が向上する
要約 林内放牧牛によって採食される木本類の多くはイネ科草類より抗酸化能が高い。また、木本類の採食頻度が増加する放牧2ヵ月目以降の夏季から秋季にかけて、林内放牧牛の血漿中抗酸化能が向上し、草地放牧牛と...
要約
ゼフィラ・エレガンスは、1花茎から種子が放任で約300粒採種でき、発芽適温は15~25?Cで、発芽率は74~78%である。播種から2年目で発芽した株の約35%、3年目で約90%が切り花生...
矮性ネピアグラスおよびディジットグラス品種「プレミア」は越年利用可能である
要約 矮性ネピアグラスおよびディジットグラス品種「プレミア」は、長崎県内における越冬率が93%以上であり、造成2年目の年間合計乾物収量がスーダングラスよりも高い。また、1番草の粗タンパク質含量およびin vi...
根域制限下で細根の表面積や呼吸活性を維持する種子繁殖型イチゴ
要約 イチゴ実生苗の根系は太い不定根群とこれらから分枝した細い側根群からなる構造を有し、活発な側根の形成能力を持つことで、根域制限下においても表面積や呼吸速度の低下をきたさない。 キーワード 種子繁殖...
リンゴ台木における根頭がんしゅ病の抵抗性検定法確立と育種素材評価
要約 根頭がんしゅ病菌液を付傷接種し、がんしゅ形成率を評価することで根頭がんしゅ病の抵抗性検定ができる。リンゴ台木の抵抗性を評価したところ、ミツバカイドウには抵抗性もしくは中位抵抗性を示す系統があ...
ガラス化冷却・超低温保存したブタ体外成熟・受精卵からの産仔作出
要約 ブタ卵胞卵を体外成熟・受精後に、超遠心により脂肪滴を偏在化させ、可視化した前核が2、3個の胚発生率の高い卵を選抜し、ガラス化冷却し液体窒素中に超低温保存後に、加温(融解)して、発情を同期化した他...
要約 肉用牛経営計画モデルを用いて放牧導入の効果を試算し、繁殖経営の改善には人工哺育技術等との併用が重要であること、飼料自給率の向上には放牧導入とともに農地の利用集積が必要であること等の結果を得た。...
要約 牛床においてふん尿と敷料の混合物を飼養中に発酵・乾燥させ、除ふん作業を省力化すると考えられていた採光性牛舎牛床のふん尿と敷料の混合物は、高温発酵しておらず、一般の牛ふん堆肥と比較しカリウム濃度...
要約 カキ「富有」の中間台木として「Ac-1」および「Y」を用いると、果実収量や果実品質に影響することなく樹高または総新梢長が減少し、わい化効果が認められる。 キーワード カキ、わい化栽培、中間台木、果...
要約 放牧未経験の繁殖牛に電気牧柵の馴致を行う際は、開始後48分以内に2~7回牛が自ら電気牧柵に接触することで電気牧柵を認識した。電気牧柵の認識は、電気牧柵の外から餌で誘導しても電気牧柵に接近しないこ...
要約 小規模移動放牧の実施は多くの放牧管理作業を伴うが、肉用牛繁殖経営では飼料生産や給餌、排せつ物管理作業の減少により農作業の省力化が図れる。農地の放牧利用は、資材・労力とも低投入であり、土地純収益...
キーワード 肉用繁殖牛、周年放牧、備蓄期間、ASP 背景・ねらい 1.
茨城県内の肉用牛繁殖経営は、高齢化により戸数・頭数とも減少しており、繁殖和牛の増頭を図るため、飼養管理労力の低減が求められている...
要約 黒毛和種繁殖農家の分娩間隔延長は、発情の見逃し、不明瞭な発情徴候、高産次牛繋養、不妊牛摘出不十分などが要因となっている。繁殖性改善のためには、分娩前後の適切な栄養管理、1日2回の発情観察が重要で...
要約 水田放牧の導入により、飼養管理時間の省力化が図られ、舎内労働時間は66%に削減され、労働の平準化が図られるとともに飼料費も節減することができる。削減された労働時間を活用して増頭することで、労働生...
要約 兼業農家や高齢農家を担い手とする中山間地域では、放牧飼養による肉用牛繁殖経営の展開が、遊休農地の解消、農用地管理の省力化、農業所得の向上、農業労働報酬額の向上に有利である。 キーワード 中山間、...
要約 中山間地域における肉用牛繁殖経営を対象とする、里地放牧技術の診断票である。放牧馴致、家畜衛生と生産、放牧施設整備と安全対策、草地管理、畜産経営の革新、地域農業への貢献の6局面についてチェック...