東北地方太平洋岸沖におけるイトヒキダラ加入量の経年変化の把握
要約 東北地方太平洋岸沖(東北海域)においてイトヒキダラの体長組成の経年変化を調べた結果、小型魚の加入は毎年認められるわけではないこと、加入は東北海域南部(宮城~茨城県沖)で起こり、イトヒキダラは成...
要約 高知県沿岸に出現するヒラメ稚魚の分布を7年間モニタリングした。その結果、稚魚は3~5月に水深1.5m以浅で多く採集された。海域別の稚魚の密度は土佐湾中央部と宿毛湾で高く、土佐湾西部と紀伊水道では低か...
要約 いわし類やさば類の産卵場や成育場となっている土佐湾で、動植物プランクトン量をモニタリングして長期変動を調べた。その結果、土佐湾では植物プランクトンは冬から春に多くなるが、2000年頃を境にピークの...
要約 長江起源水が陸棚域環境に及ぼす影響の把握を目的として海洋調査及び既存資料の解析を行った。2009年夏季にProrocentrum dentatumによるクロロフィルa亜表層極大が出現していた。P.dentatumは...
要約 大型クラゲの出現状況を精確かつ迅速に把握するため、目視、曳航式上向き水中カメラおよび計量魚群探知機(以下、計量魚探機と略す)によって、海面から100mまでの深度層について分布調査を行った。対馬周辺...
熊本県におけるELISA法を用いた麻痺性貝毒のモニタリング体制の構築
要約 熊本県におけるELISA法による麻痺性貝毒のスクリーニング(一次)検査体制を構築するために、県内9海域の二枚貝(カキ、アサリ)についてELISA法及び公定法との分析結果を比較した。その結果、ELISA法での分...
気象、土壌、農地利用、温室効果ガスに関する情報をまとめて取得できるwebシステム(gamsDB)
要約 農業環境技術研究所で収集・整備した複数の農業環境情報を横断的に利用するためのwebシステムを公開しました。気象、土壌、農地利用、温室効果ガスに関するデータをまとめて手軽に取得することができ、様々...
要約 イネウンカ類の薬剤感受性検定で行われている一般施用法のマイクロアプリケーターに比べ、安価なディスペンサーを使用した簡易施用法はトビイロウンカとセジロウンカに適用可能である。ヒメトビウンカではコ...
要約 ガス透過性膜であるシリコンチューブを土壌中に埋設することで、土壌の凍結融解条件においても土壌ガスの深度別採取やガス分圧の経時変化の記録が可能となり、一酸化二窒素が土壌中で生成され蓄積する状況・...
要約 現地ほ場において、Time Domain Reflectometry (TDR)による比誘電率と土壌の電気伝導度から土壌溶液の電気伝導度を推定し、その値から土層内の硝酸態窒素濃度を推定した値は、地表から0.4mより深い土層にお...
要約 農業用水路トンネルのひび割れなどの変状を、農業用水に浮かんで流下しながら通水状態で調査・記録する手法である。トンネル壁面に対して常に高感度CCDカメラを正対させる自動制御により、変状を見落とすこ...
地域バイオマス利活用施策のプロジェクトサイクルマネジメントと評価指標
要約 市町村などを単位とする地域レベルのバイオマス利活用は、地域診断から、計画策定、事業実施、施策評価に至るプロジェクトサイクルマネジメントを導入し、効果発現などの評価を適切に行うことにより、実現可...
2009年のウズラ由来H7N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染経路の推定
要約 2009年2~3月に愛知県で分離されたH7N6亜型高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAI)の分子疫学的解析及び感染性・伝播性試験の結果から、このウイルスが数年間ウズラの間で維持されていたことが示唆される。...
畜舎汚水浄化槽からの飛沫・浮遊細菌発生は感水紙とフィルム状培地で把握可能
要約 畜舎汚水処理に用いられる活性汚泥法では汚水に通気する曝気槽が不可欠である。通気による飛沫および空中浮遊細菌の発生状況把握や、発生抑制技術の効果検証のための飛沫および浮遊細菌の相対量把握には、感...
要約 合成ピレスロイド抵抗性ネギアザミウマには薬剤の作用点であるナトリウムチャネルをコードする遺伝子に3種類の点突然変異が存在する。2タイプに分類される抵抗性系統はともに、点突然変異部位を標的にした遺...
イネ登熟期の高温が種子登熟代謝に及ぼす影響を示した高温登熟代謝アトラス
要約 高温による遺伝子発現の変化と代謝物質量の変化を網羅的に統合解析し作成した高温登熟代謝アトラスを参照すると、デンプン合成低下や分解の上昇、ショ糖の利用低下、ATP生産能力の低下が、高温下でのデンプ...
日本に飛来するウンカの台湾における主な飛来源は中国南部とベトナムである
要約 台湾に飛来するセジロウンカ、トビイロウンカの飛来源は、中国南部である場合が最も多く、その割合は第1期作、第2期作でそれぞれ77%、65%であり、ベトナムが次いで多い。台風は多飛来を引き起こす主要因であ...
アカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメの混合誘引剤の開発
要約 2種斑点米カメムシ、アカスジカスミカメとアカヒゲホソミドリカスミカメのフェロモン成分を混合しても雄に対する誘引活性は低下しないことから、フェロモン成分の混合誘引剤を用いることにより、2種をひとつ...
フリーのクラウドサービスを活用できる小型・低コストのフィールドサーバ子機
要約 本フィールドサーバ子機は太陽電池で稼働し、土壌水分などの多地点同時モニタリングを低コストに行うためのワイヤレスセンサノードとして簡単に利用できる。計測データはTwitter等のクラウドサービスを用い...
生物多様性に関する情報を収集、蓄積、提供するためのWEB版農業景観調査情報システム(RuLIS WEB)
要約 農業生態系における生物多様性の変化を国土全体で評価することを目的に、生物多様性観測情報を効率的に収集、蓄積し、生態系の構造と関連づけて解析、評価、情報提供するためのWEB版農業景観調査情報システ...