気象情報とICTを活用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援API
背景・ねらい 近年の地球温暖化にともなう水稲の高温障害などの農業気象災害、年々変動する気象によって生じる栽培暦の変動、さらに国内の農業で急速に進行している経営規模の拡大に対応するため、複雑化している...
日本に飛来したトビイロウンカ個体群におけるイネ判別品種に対する加害性
要約 海外から日本に飛来するトビイロウンカは、単一のトビイロウンカ抵抗性遺伝子を導入した品種Mudgo、IR26、ASD7に対する加害性は強いが、複数のトビイロウンカ抵抗性遺伝子を導入した品種Rathu HeenatiとBala...
要約 本モデルは水稲の窒素吸収と葉面積との強固な関係を基礎とし、少数のパラメータから簡易に水稲の生育・収量を予測できる。将来的には本モデルの一部をリモートセンシングデータによる推定値で代用することで...
要約 本手法は、圃場において水稲の初期の生育量や形態の違いを空撮画像から数値化し、遺伝的に多様な集団に適用することにより生育量や形態の違いに関わる染色体領域を特定する技術である。 キーワード ドローン...
要約 水稲作における一定の水位を維持する普通期の水管理において、圃場水管理システムの水位データから算出した減水深は実測値と大きな差はない。算出した減水深から求めた水位維持に必要な用水量は、実際の用水...
九州北部2年4作(稲・麦・大豆・麦)大規模水田スマート一貫体系の作業モデル(案)
要約 九州北部2年4作におけるスマート農業一貫体系は、田植機・トラクタの自動運転作業による規模拡大効果、ドローンやIoTセンサー、自動運転(収量)コンバインによる作業・生育・収量の見える化や水稲追肥作業外...
圃場別データセットを活用した大規模水稲作経営に対するデータ駆動型改善提案の要点
要約 多くの圃場を管理する大規模水稲作経営において、栽培管理記録や面積あたりの推定収量を圃場別に集約したデータセットを構築することにより、収量と各種要因との関係を「見える化」することができる。推定収...
予測を含む気象データを利用した水稲、小麦、大豆の栽培管理支援システム
要約 気象情報と利用者が登録した作付け情報から、発育ステージを予測するとともに、適切な追肥量や施用時期、病害の予測情報等の栽培管理支援情報をインターネット経由で届ける農業情報システムである。農業気象...
要約 薬剤抵抗性遺伝子診断法、サンプリング手法、簡易生物検定法、抵抗性発達リスク判定の基準、代替防除法の提案をまとめたガイドライン案である。本ガイドライン案に基づき、地域ごとの作目や栽培様式に応じた...
穂ばらみ期の地上分光計測データから収穫前にコメの収量が予測できる
要約 穂ばらみ期の水稲群落上で分光計測を行うことで、収穫1カ月前に収量を予測すること...
簡易型GNSS記録装置を用いた水管理などの作業・移動経路調査システム
要約 位置ロガー(簡易型GNSS記録装置)を利用して取得した移動軌跡データを測定し、判別モジュールにより移動状態を判別することで、取水口の操作、圃場間の移動経路や時間を分離でき、新技術や集約化による省力化...
熊本地震で水田に生じた不陸凹部のダイズは湿害によって減収した
要約 2016年熊本地震の被災水田では土面に著しい凹凸(不陸)が生じるとともに、給水管破損に伴い水稲の作付けが困難となった。不陸が生じた水田で水稲の代わりにダイズを栽培した結果、凹部のダイズは湿害を受けて...
車速連動ブロードキャスタの播種作業への適用による水稲乾田直播栽培の省力化
要約 車速連動ブロードキャスタを水稲乾田直播栽培での播種作業に適用できる。適正な作業幅は約8mであり、一般的なグレーンドリルによる播種作業に比べて所要時間を約1/3に短縮できる。表面散播での苗立ち率は砕...
土地改良区等による農業用水中の放射性セシウム濃度の情報共有化技術
要約 土地改良区の用水管理者等が農業用水中の放射性セシウム濃度の変化をリアルタイムで把握でき、関係者間での情報共有を可能にする遠隔監視システムである。用水中の放射性セシウム等の情報共有化技術として営...
要約 遠隔・自動制御が可能な給水バルブと落水口、通信基地局、サーバーソフトによって構成される圃場水管理システムは水稲作時の水管理状況のモニタリングやそれに応じた制御が可能となり、水管理労力を大幅に解...
ストロビルリン系殺菌剤(QoI剤)耐性イネいもち病菌の対策マニュアル
要約 効果の高い耐性菌対策として、QoI 剤箱処理剤の使用面積割合および連用年数を10~30%および3~5年以内に制限、採種圃場の防除徹底などでの保菌率の低減化を推奨する。具体的な数値目標と対策のフローを提示...
携帯型生育量測定装置を用いた放牧草の単位面積あたり粗タンパク質量の推定
要約 市販の携帯型生育量測定装置を用いることにより、放牧草の単位面積あたり粗タンパク質量が高い精度で推定できる。また多地点でのデータが簡易に獲得できるため、草地の粗タンパク質量分布図が作成でき、草地...
要約 水路システムに発生する堆積物の放射性Cs濃度は、流速が比較的遅い支線用水路における泥状堆積物中で比較的高い。また、幹線水路の掘込部に生じる堆積物中の放射性Cs濃度は、水路除染後に大きく低減する。 ...
安価な小型データロガーを用いた土壌酸化還元電位の自動経時計測方法
要約 安価な小型データロガーを利用して、土壌の酸化還元電位を自動で経時的に計測できる。回路のインピーダンスを100MΩ以上、一計測を0.5秒間とし、それ以外の待機時間は回路を遮断し、1時間間隔で白金電...
ベトナム南部メコンデルタにおけるトビイロウンカの発生量変動と移動実態
要約 メコンデルタのトビイロウンカ発生量はイネの収穫期面積と同期して周期的に変動している。2009年7月末の移動事例では、西からの季節風により収穫期の水田から移出したトビイロウンカが3時間、約100km移動し...