土壌含水率の分布推定にドローン空撮画像を活用するためのデータ拡張方法
要約 ドローン空撮画像から圃場内の土壌含水率分布を推定する際に、地上で測定した土壌含水率が測定地点から一定範囲内で均質と仮定してデータ拡張を行うことで、機械学習手法の適用が可能となる。これにより、土...
転換畑土壌の短期間の冠水によるN2O大量発生時の脱窒菌群の特徴
要約 転換畑土壌が冠水すると短時間に大量のN2Oを発生する。その原因は冠水により表層土壌の脱窒反応が活性化するためであり、土壌表層の脱窒菌の群集構造が重要である。 キーワード 一酸化二窒素、脱...
玄米試料を用いた放射能測定技能試験による国内検査機関の技能レベルの確認
要約 農産物や食品の放射能測定に対する信頼性の向上を支援するために、2013年以降4年間に6回の技能試験を開催したところ、参加したのべ477機関の国内検査...
自然環境調和機能を有する寒冷地沿岸施設の維持・管理手法に関する研究
要約 港湾・漁港の自然調和型構造物における藻場創出機能の低下に対する対策を目的に、原因、対策の検討を行うとともに、実証試験を実施した。対象施設は...
生物多様性に関する情報を収集、蓄積、提供するためのWEB版農業景観調査情報システム(RuLIS WEB)
要約 農業生態系における生物多様性の変化を国土全体で評価することを目的に、生物多様性観測情報を効率的に収集、蓄積し、生態系の構造と関連づけて解析、評価、情報提供するためのWEB版農業景観調査情報システ...
窒素付加牛ふん堆肥の窒素成分保持量の向上および窒素濃度推定技術
要約 堆肥脱臭システムにおいて、牛ふんに古紙を5%程度添加して製造した堆肥を脱臭用堆肥として使用すると窒素保持量が向上する。また、脱臭堆肥の窒素増加量はアンモニアモニターによって計測でき、pH又はEC(電...
要約 森林計画データを活用して全国の竹林のバイオマス炭素蓄積量と吸収量を推定する手法を開発しました。 背景・ねらい 森林の炭素吸収のはたらきが注目されています。竹林も森林の一つで、近年は放置竹林の拡大...
要約 ナガチャコガネは茶園内で集中的に分布しており、毎年ほほ同じ個所に被害が現れる。このため、被害個所を局所的に防除することで、農薬投与量を削減できる。被害個所の検出と位置の記録は透過型マイクロ波水...
要約 安価な家庭用電撃殺虫器内にフェロモンを入れることで特定の害虫のみを誘引・殺虫でき,これをフィールドサーバに接続すると害虫の発生と環境データを同時にモニタリングできる。 キーワード フィールドサ...
要約 マツ材線虫病の総合的防除戦略およびスギ・ヒノキ二大害虫の防除マニュアルを作成するとともに、環境にやさしい生物防除法開発のためカシノナガキクイムシの集合フェロモンの化学構造を明らかにしました。ま...
要約 農場バルク乳の乳タンパク質率の変動幅は依然として大きい。乳タンパク質率3.40%まではカード凝固硬が増加する。カード凝固硬は殺菌条件「63℃30分」と「75℃15秒」で差はないが、昇温時間が長いほど低下する...
都市の人間活動による森林への影響 - 渓流水中の硝酸イオン濃度は森林の満腹サイン?-
要約 大都市圏の人間活動による窒素の排出が、関東平野周辺の森林への窒素の過剰供給となり、森林から流出する渓流水の硝酸イオン濃度を高めていることを明らかにしました。 背景・ねらい 窒素は樹木の成長に最も...
果菜類の害虫ミナミキイロアザミウマに対するヒメハナカメムシ3種の必要放飼比率
要約 ヒメハナカメムシ3種の温度別繁殖パラメータおよび最大捕食量のデータを用い,ミナミキイロアザミウマに対する抑制能力(害虫/天敵比)を算出した。この値により,天敵3種を大量放飼する際の理論的必要放飼...
要約 近赤外光を用いたセンシング装置によりほ場内の腐植含量を計測し、得られた施肥マップに基づいて全量基肥肥料を可変施肥機で施用することで、収量ムラのない、省力かつ環境保全型の水稲直播栽培を確立した。...
要約 夏山林間放牧における日本短角種繁殖雌牛の牛群は、血縁や飼養農家によるサブグループを基礎に新植地をえさ場に、広葉樹林帯を休息場に、林道・搬出道を移動に利用して、数百ヘクタールの広域を行動する。 ...
要約 スイートピー栽培における施肥量は農家慣行に対し50%減肥しても収量、品質面での明確な差は見られない。無基肥区以外の処理区では土壌溶液中の硝酸イオン濃度は、切り花収穫期間中で概ね30~100mg/Lで推移し...
要約 放牧牛が一日に数回飲水する習性を利用して、飲水場へ進入した牛に薬液を自動塗布する薬液塗布装置である。本装置は、進入した牛を識別して塗布適期を判断し、測定した体重から適正な薬液量を算出して、背線...
要約 高品質なシクラメン(品種:「フォルテピンク」、「ミディ・コーラス」、5号鉢)を生産するための5号鉢定植後の葉柄中硝酸濃度の適正値は、生育初期から中期(6月~9月中旬)においては品種によって異なるが...
無人ヘリコプター搭載近赤外CCDビデオカメラによる水稲生育量の推定
要約 無人ヘリコプター搭載の近赤外CCDビデオカメラ(700~1100nmフィルター装着)によって撮影した画像の近赤外値により、水稲生育量(草丈 cm×茎数 本/㎡)の推定が可能である。 背景・ねらい 水稲栽培様式の多様化...
要約 圃場におけるキャベツの個体別初期生育状況を測定するための簡易で迅速な画像処理システムを作成した。カラー画像を赤青緑の3原色分離後、[緑画像(G)-赤画像(R)]と[微少画素数図形削除]の簡単な演算...