クライオプレートを用いた栄養繁殖性植物遺伝資源の超低温保存法
要約 アルミニウム製のクライオプレートを用いた超低温保存法は、茎頂をプレート上に固着して脱水処理等を行うため、作業効率の向上、茎頂の損傷の最小化や冷却・加温速度の急速化による高い再生育率を得ることが...
要約 イグサ「ひのはるか」は部分変色茎が極めて少なく、「岡山3号」に比べ畳表の品位が優れる。収量は「ひのみどり」より多い。7月中旬以降の収穫では適度な硬度となり、上質な畳表原料用品種として適している。...
要約 畳表筵面に発生する黒変色茎の主な原因は、部分変色茎と考えられ、イグサ栽培において追肥を基準より10日早く開始した場合に、より多く発生し、部分変色茎の少ない「ひのみどり」は、黒変色茎が少ない。 背...
要約 いぐさ「夕凪」は多収で、部分変色茎が少なく、茎も硬いので耐摩耗性の優れる畳表製織原料用いぐさに適する。 キーワード イグサ、品種、畳表、摩耗性 背景・ねらい 中国を中心とする安価な外国産いぐさ及び...
要約 イグサ品種「筑後みどり」を自然染土で泥染めして畳表に加工する場合、カシ時間を4時間と短くし、製織直前に原草重量比5%の噴霧水量で再カシを行うことにより、畳表の色調の低下が緩やかとなり、織り傷の発...
要約 単純反復配列(SSR)を利用して熊本県育成のイグサ品種「ひのみどり」を識別する技術を開発した。畳表から抽出したDNAを鋳型にマルチプレックスPCRにより100から250塩基対のDNA断片を増幅することで,高精度か...
要約 「いぐさ色彩粒径選別機」の経営的に最も有効な使用方法は、先枯れ茎を色センサーで除去する方法である。 キーワード イグサ、イグサ選別機、先枯れ茎、センサー 背景・ねらい 安価な外国産畳表の流通及び畳...
要約 高品質畳表に求められるイグサ茎の太さの変動係数は9%以下である。その変動係数を簡易的に判断するために作製した切断面標本は、製織前の選り出し指標として有効である。 キーワード イグサ、畳表、茎の太...
減圧染色法によるイグサの染色に適する食用色素および草木染め色素
要約 減圧染色法を用いて食用色素の青1号、黄色4号および赤色106号でイグサを染めると反応染料より鮮やかに染まる。耐光性と乾燥摩擦堅ろう度は塩基性染料より強い。草木染め色素であるシブキは暗茶色、茜は暗褐...
要約 生イグサの乾燥温度を55℃の定温で行うことにより、慣行の乾燥温度70℃に比べ部分変色茎が10~30%減少し、摩耗強度は10%程度強く、引っ張り強度は約5%強化される。乾燥時間は慣行より1~2時間長くなるもの...
要約 農業用水路に21種類の水生植物などを植栽し、収穫期まで栽培できた9種類の植物体の窒素をケルダール法により分析した結果、シュロガヤツリ、パピルスが用水中の窒素を多量に吸収していて、これらの植物体は...
要約 無染土畳表には「いそなみ」より部分変色茎が少なく色調で優る「筑後みどり」が適する。無染土いぐさの退色は染土を拭き取った泥染めいぐさと差がない。無染土いぐさはかし後製織できるまでの時間が長く、製...
要約 いぐさ品種「ひのみどり」に適する染土液は、淡路地方産の染土と「ひのみどり」用に開発された備後地方産染土を同量使用したものが最も良好であり、その適正な染土液濃度は、縦水切りで28~30Bh,横水切りで2...
要約 無染土染色いぐさは泥染め染色いぐさより色調が明るく、鮮やかさに優れ花莚に適する。反応染料で染色した花莚は無染土と泥染めとの好みの差が小さく塩基性染料より適する。無染土染色いぐさは泥染め染色いぐ...
要約 いぐさ加工労働時間の削減を目的に開発された高速畳表織機は、織機主軸の回転数が180rpmで織り傷が少なく畳表の評価も高い。しかし、軟らかいいぐさは180rpmを越えると織り傷が増加する。インバータ仕様によ...
要約 分光測色計で測定した束状の原草の中央部色調は、畳表の中央部色調と明らかに異なり、暗く、緑味が濃く、黄味が淡く、鮮やかさが鈍い。各色の指数において原草と畳表の間に高い相関が認められ、回帰式を用い...
要約 二世代専従経営が維持されている地域の事例分析によれば,そこでは高い農業生産性が実現されており,農業再編への取り組みも活発で,家族協定等による若年層農業者の地位の向上への取り組みも行われている。...
要約 中国内蒙古半乾燥地域で、緬羊の過放牧による砂漠化過程を解明するため、放牧試験を行った。放牧圧が高まると、起伏のある場所では流動砂丘の指標植物とされるAgriophyllumがみられた。裸地化はまずこうした...