回転搬送機構により土塊の除去ができる拾上機と運搬車によるサトイモ拾上・収容体系
要約 歩行型タマネギピッカーをベースに改造した回転搬送機構を有する拾上機と運搬車によるサトイモの拾上・収容体系である。畝上のサトイモを拾い上げた後、土塊が除去されたサトイモが運搬車上のフレキシブルコ...
要約 「ほしじるし」は中生の多収の粳種で、炊飯米は「コシヒカリ」よりわずかに硬く、粒がしっかりとして良食味である。「とよめき」は早生の極多収の粳種で、炊飯米は硬く、粘りすぎないことから冷凍チャーハン...
茶の葉酸含量に及ぼす摘採時期・加工法の影響および葉酸の浸出特性
要約 茶の葉酸は、茶種では緑茶に、収穫期では一番茶期に、摘採時期では早い摘採時期に、新芽の部位では芯や第一葉、第二葉に多く含まれる。茶の葉酸は仕上げ工程における"火入れ"に対しても分解せず、...
要約 食品のDNA品種識別に関するISO規格に基づく試験室内妥当性試験により、安定性と再現性が確認された茶のDNA品種識別技術である。15種類のSSRマーカーを用いたDNA品種識別技術は「せいめい」を含む主要な茶44...
食品と化学工業のつながりもみえる窒素フットプリント評価法、栄養塩拡張産業連関法
要約 農業を含む全産業の窒素利用と産業間の金銭取引を関連づけることにより、各産業の生産・消費により潜在的に環境排出される窒素化合物の総量を評価する手法である。産業部門をまたがる窒素フローを網羅的に可...
要約 鶏ふんに含まれる肥料成分の濃度は炭化時の温度により濃度変化を示し、特に植物へ供給可能な形態は成分によって異なる特徴を有している。目的成分によって炭化温度を設定することで炭化物内の肥料成分の濃度...
要約 「つやかぜ」は、主力品種の「あきしずく」に比べて草丈が低く倒伏しにくいため、収穫しやすい。やや大粒であるため、子実利用等では原料取引に有利である。収量、葉枯病抵抗性、難脱粒性は「あきしずく」並...
背景・ねらい タマネギ出荷量は1990年頃から減少傾向にあり、年次の変動も大きい。それに代わり輸入量が増えてきている。生産量は133万tであるが、加工用として28万tを輸入しており(2019年財務省貿易統計)、安定...
要約 ダイズ種子のサイズと形状を制御する多数のQTLが検出され、特に効果の大きいQTLクラスター(qSS2)は、第2番染色体に座乗している。準同質遺伝子系統を用いた圃場試験により、qSS2の効果が実証できたことから...
割れの発生の原因となる木材内部の力を測ることで より良い乾燥方法を探る
要約 大径材の利用拡大に向けて、大径材から得られる大断面材の適切な乾燥方法を確立することが求めら れます。乾燥中の木材は外側と内側で水分の抜ける速度が異なるため、木材に割れの原因となる力が 発生します...
要約 改質リグニンはスギ由来の新素材で、熱に強く、加工しやすく、環境にやさしいという特徴を持ち、 様々な材料への展開が期待されています。森林総研では改質リグニンを中山間地域で製造するシステ ムの開発に...
廃棄物から生まれた空気浄化塗料 ─スギ合板乾燥廃液の価値を高めるには?─
要約 これまでスギ合板の製造過程で発生するタール状の乾燥廃液には、積極的な利用法がありませんでし た。ところが、この廃液には有害な二酸化窒素を除去する機能があることが分かったので、塗料に配 合して我々...
要約 既存の大豆用コンバインを部品付け替えや設定変更して用いることにより、蒴(さく)褐変初期のゴマを蒴ごと収穫する。加えて、収穫した蒴の乾燥・脱粒・調製作業までの機械化により労働コストを慣行比で60%削...
要約 高周波パルス加熱(HFP)により、果実や野菜のペーストを連続、迅速、均一に加熱殺菌する技術である。農産物素材の色や風味を保持したペーストを長期間保存可能とし、フードロスの低減、食材としての付加価値...
ナタデココとβ-グルカンを混合した「ナタピューレ」で農産物粉末の適用範囲を拡大
要約 ナタデココとオオムギに含まれる(1-3),(1-4)-β-グルカンとを混合・破砕した新食品素材(ナタピューレ)は、農産物由来の粉末に新たな物性や加工特性を付与し、ペースト状食品の結着性や分散性を向上させること...
要約 リンゴの液体含浸は、脱気包装のみでは不十分であるが、高圧処理の圧力を最適化すれば、含浸効果を高めつつ、物性変化を抑制することできる。画像解析により液体含浸効果を定量評価することで、食感を損ねる...
新たな食品表示基準に対応した遺伝子組換えダイズ混入の判定に係る公定検査法
要約 遺伝子組換え(GM)食品に関する表示制度について、2023年4月より、GM不使用表示の基準が現行の5%以下の意図せざる混入から不検出へと厳格化される。本改正に対応するため、新しい表示基準を満たしているか否...
ホルスタイン種去勢肥育牛においてアミノ酸バランス改善飼料給与によって窒素排せつが削減される
要約 配合飼料の粗タンパク質含量を下げて、バイパスアミノ酸を添加するアミノ酸バランス改善飼料をホルスタイン種去勢肥育牛に給与すると、飼養成績に影響なく、ふん尿への窒素排せつを15%以上削減可能である。 ...
テンサイ作業受委託の円滑化には農作業支援組織による情報統合と調整が重要
要約 テンサイの作業受託を円滑に運営している農作業支援組織は、生産者、糖業(集荷業者)、輸送業者と互いに情報共有をする際に、支援組織のマネージャーがそれぞれの情報を統合して作業計画等を示しており、この...
要約 「ノーブルシャドー」はアントシアニン(ペタニン)含量が高く、紫肉色を生かした調理加工ができる。既存品種の「シャドークイーン」に無いジャガイモシストセンチュウ抵抗性を有し、疫病およびそうか病にも強...