摘要 水耕培養液の養分濃度を変えてイロハモミジの苗を育て、紅葉期における葉中の窒素やリン、マグネシウムなどの濃度と葉色の関係を検討した。葉中に窒素が少ないと色相は黄色ないし赤の方向へ著しく変化すると...
人為撹乱によるシードリングバンクの動態の解明とその制御(512)
摘要 試験地はシラカンバが上層木の半数を占める山火再生林に設定した。主要樹種の胸高直径階別頻度分布は、イタヤカエデを除く全樹種が一山型で山火事後一斉に更新したことを示していた。これら上層木は陽樹性の...
摘要 種子、実生期のデモグラフィーの空間的な変動を、耐陰性が高くセーフサイトを豊富に持つと考えられるイタヤカエデについて解析し、森林群集の多様性および種子散布の意義を説明するJanzen-Conne...
樹木の成長・養分吸収・環境適応性に及ぼす菌根の影響とその評価(41)
摘要 小川学術参考林および臼田営林署管内の亜高山帯針葉樹林の25樹種の稚苗の根系形態を調査した。その結果、T/R比はナラ類で低く、ハクウンボク、キタゴヨウなどで高かった。苗高と全根長との比率はナラ類...
摘要 長い年月によって育まれた巨樹は、我が国の森林・樹木の象徴的存在であり、良好な景観の形成や野生鳥獣の生育環境、歴史的遺産、地域のシンボルとして生活と自然を豊かにする上でかけがえのない価値を有する...
摘要 生育条件(温度・光)が異なる樹木苗木に対する光呼吸の影響を検討した。2%酸素濃度及び21%酸素濃度下でのイタヤカエデ芽生えの温度ー光合成反応を比較すると、光合成の最適温度域は2%酸素濃度下で高...
北方広葉樹林の撹乱に対する林分構成個体の環境適応能の評価(505)
摘要 広葉樹二次林に人工ギャップを作り、3種の林床稚樹の強光阻害をクロロフィル蛍光反応で評価した。7月上旬開葉直後、ハリギリ、アカイタヤカエデ、ミズナラの順に強い阻害を受けた。しかし、9月上旬、ハリ...
摘要 北方主要樹種数種について、P-V曲線法を用いて乾燥抵抗性を知る上で重要なパラメータを調べた。しおれを起こすときの水ポテンシャルと飽水時の浸透ポテンシャルはミヤマナラ<ミズナラ<ダケカンバ<カラ...
摘要 マンガン過剰集積が生理的にどのような影響を与えるのかを明らかにするため、シラカンバの葉の光合成活性に対するマンガン過剰集積の影響を調べた。さらに、光合成活性を指標として、北海道の主要樹種のマン...
摘要 旭川営林支局固定成長量試験地15プロットを対象に、エゾマツ・トドマツ天然林における主要5樹種(トドマツ・エゾマツ・ミズナラ・シナノキ・イタヤカエデ)を選び、樹種の成長特性を比較するため、直径階...
北方広葉樹林の更新過程に関わる昆虫及び病害微生物の影響評価と制御(550)
摘要 昆虫の食害や微生物による病害が種子と実生に与える影響を解明するためイタヤカエデの当年実生およびヤチダモ稚樹を追跡調査した。また、イタヤカエデ樹冠投影下及びその縁から5mと10mの地点にイタヤカ...
病害発生情報の収集・解析と突発性病害の発生生態の解明(553)
摘要 層雲峡一帯で発生しているヤナギ類の萎凋枯死被害について原因究明を行なった。その結果、英国、オランダで報告されているwatermark disease(病原菌:Erwinia salicis)と...
摘要 樹冠写真画像処理の分類、解析手法を開発するため、標準色調板の撮影、色彩色差計によるL*a*b表色系での色調計測の結果、彩度の小さいものを除けば、色相による18~36分割程度が可能であること、色...
摘要 イロハモミジを主な対象とし、季節ごとの葉色や、開葉・落葉時期、葉の大きさ等の形質が樹体の各種の養分レベルや比率に応じて変化する様相を明らかにする。そのため、苗木を用いて(1)マクロ養分の単独欠...
摘要 "ブナとオオイタヤメイゲツの葉に付く鱗翅目幼虫の個体数、バイオマス、平均体長の季節変化とそれに対する鳥の反応を調べた。季節を通して幼虫の個体数に樹種間での差は見られなかったが、カエデの方が平均...
人為撹乱によるシードリングバンクの動態の解明とその制御(427)
摘要 人工ギャップの設定を予定している試験地で伐採前の森林群落の構造を調査した。主要樹種の胸高直径階別頻度分布は、イタヤカエデを除く全樹種が一山型で山火事後一斉に更新したことを示している。これら上層...
摘要 カバノキ科7種、ブナ科4種、カエデ科4種、ミズキ科1種を対象として、樹木が開花、結実する臨界条件を成長量とサイズで判別する可能性を検討し、それと他のデモグラフィックパラメータとの対応を検討した...
摘要 斜面上の樹木が崩壊土砂や落石を捕捉して斜面下部での被害を軽減している。このような動的荷重に対する樹木の強度評価を、振り子アームの先端に付けた10kgの重りを立木に衝突させる実験によって行った。...
落葉広葉樹の更新阻害・促進要因としての昆虫・土壌動物の影響評価(108)
摘要 1)加害昆虫相:ブナとイヌブナでは落下前にブナヒメシンクイの幼虫が侵入したが、落下後は虫害は無かった。コナラ、ミズナラは落下前産卵・侵入加害種が多く、ガ類とシギゾウ類であった。アカコブゾウムシ...
北方広葉樹林の撹乱に対する林分構成個体の環境適応能の評価(420)
摘要 ミズナラ、アサダ、シナノキ、イタヤカエデの林床稚樹をポット植えにしてガラス室内で乾湿2土壌条件で生育させた。ミズナラは水分条件さえよければギャップの形成に対応して光合成を旺盛に行う可能性が高い...