摘要 実生期以降の生残・成長のパターンを、耐陰性が高い種群を形成するカエデ属3種(イタヤカエデ、オオモミジ、ウリハダカエデ)について、ギャップ及び閉鎖林冠下で解析し、種間及び生育ステージ間においてト...
摘要 中世温暖期の埋没泥炭土の形成には、降雪量の減少が寄与している。傾斜が20゜を越える斜面では顕著な積雪グライドが発生、森林分布に大きな影響を及ぼした。アオモリトドマツは積雪移動の影響を受けにくい...
樹木の成長・養分吸収・環境適応性に及ぼす菌根の影響とその評価(41)
摘要 小川学術参考林および臼田営林署管内の亜高山帯針葉樹林の25樹種の稚苗の根系形態を調査した。その結果、T/R比はナラ類で低く、ハクウンボク、キタゴヨウなどで高かった。苗高と全根長との比率はナラ類...
摘要 種子、実生期のデモグラフィーの空間的な変動を、耐陰性が高くセーフサイトを豊富に持つと考えられるイタヤカエデについて解析し、森林群集の多様性および種子散布の意義を説明するJanzen-Conne...
摘要 カバノキ科7種、ブナ科4種、カエデ科4種、ミズキ科1種を対象として、樹木が開花、結実する臨界条件を成長量とサイズで判別する可能性を検討し、それと他のデモグラフィックパラメータとの対応を検討した...
摘要 落葉樹林を構成するカエデ属3種の種子生産を比較した。3種とも種子生産は大きな年変動を示した。イタヤカエデとオオモミジは、種子生産の年変動に同調性が見られ、変動の程度もほぼ等しかった。ウリハダカ...
摘要 散布後の種子の動態を、落葉広葉樹林構成樹種であるカエデ属3種について比較した。散布後発芽までの種子の死亡率は、非常に高かった。5年間の平均では、散布健全種子のわずかに7-16%が発芽に成功した...
摘要 樹木の栄養に関する研究では従来、生態的な検討は比較的乏しかった。そこで樹木の栄養状態が形態や生育相に及ぼす影響について実験を行った。イチョウの苗木や成木の葉が窒素やマグネシウム、カルシウム等を...
摘要 単木レベルのクラスター構造を明らかにするとともに、森林群落の撹乱による影響を物質生産レベルで表現するため、除去モデルを加味したコンパートメントモデルで植物生産過程を扱った。イロハカエデの葉群ク...
摘要 人工基盤に植栽された樹木の根系、樹木根系の土壌緊縛力、温度と根系の成長について研究を進めた。人工基盤は樹木の根の成長にとって、緊密過ぎたり、養分不足であったりする場合が極めて多く、また、その状...
摘要 同所的に存在するカエデ属3種について、閉鎖林冠下、林冠ギャップ内および根返りをともなう林冠ギャップ内での実生の生残を比較した結果、閉鎖林冠下での当年生実生の生残率は、イタヤカエデが34.6%、...
摘要 ステンレス製バッグに入れ林床に置いた種子の生残および散布種子数と発生実生数の経年変化のデータから、オオモミジの種子は、散布後翌々春まで休眠状態を維持し、いわば「1年遅れ」の発芽を行なっているこ...
摘要 トウカエデ苗に対する土壌の塩類濃度の影響を検討した。1/5000aポットへ、リンは一定で窒素が3段階(0.1、0.2、0.4g)になるように尿素とリン酸アンモニウムを施した後、トウカエデ苗を植...
摘要 北関東のカシ林の分布調査を行い、筑波山のアカガシ林の一部について構造解析を行った。また、全国的な分布調査のためのデータベースの作成を継続している。筑波山のアカガシ林は標高500mから上部に見ら...
摘要 落葉広葉樹の光合成・蒸散特性を常緑広葉樹を交えて検討した。森林総合研究所の樹木園の49種の広葉樹について、6~7月に野外条件で測定した。各樹種ごとの最大光合成速度は、10~31mgCO2/dm...
摘要 スダジイ、イチョウ、イスノキ、ウバメガシ、ヤマモミジ、アオダモ、ノシバの根系の土壌支持力を検討した。実験は、金網篭を土中に埋め込み、この中に2年生苗木を植え込み、2年間育成し、金網篭全体をチル...
摘要 GREENE&JOHNSON(1989)の散布曲線式を、カエデ属を含めた風散布樹種の散布データにあてはめたが、良い回帰を得るのは困難であった。風向分布の変動、地形の影響、樹冠の存在、母樹がポイ...
摘要 林床のセンサスの結果、イタヤカエデ種子の発芽期までの生残率は40%以下であった。しかし、ステンレス製バッグに入れ林床に置いた種子の、発芽直前の時期までの生残率は平均90%以上と非常に高く、この...
摘要 イチョウのメバエに対し、N施与、P施与、K施与、NP施与、及び無施与の5処理を行ない、3年後の状態を調べた。N施与苗は、開葉の時期が早い傾向がみられた。開葉の早いものほど6月時点のN含有率が高...